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公開番号
2025151859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053475
出願日
2024-03-28
発明の名称
鉄道用枕木、及び鉄道用枕木の製造方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01B
3/46 20060101AFI20251002BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】良好な道床横抵抗を確保しつつ、枕木の耐摩耗性を向上できる鉄道用枕木の提供を目的とする。
【解決手段】バラストの上に配置される鉄道用枕木であって、枕木本体110と、エラストマーを含む耐摩耗部120とを有し、少なくとも枕木本体110の下面110aに、複数の耐摩耗部120が存在し、下面に存在する耐摩耗部120の合計の面積が、下面の面積に対して70%より大きく95%未満である、鉄道用枕木。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
バラストの上に配置される鉄道用枕木であって、
枕木本体と、エラストマーを含む耐摩耗部とを有し、
少なくとも前記枕木本体の下面に、複数の前記耐摩耗部が前記枕木本体の長手方向に間隔を空けて存在し、
前記下面に存在する前記耐摩耗部の合計の面積が、前記下面の面積に対して70%より大きく95%未満である、鉄道用枕木。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
複数の前記耐摩耗部が存在する面において、前記枕木本体の長手方向における前記耐摩耗部どうしの距離が10mm以上50mm以下である、請求項1に記載の鉄道用枕木。
【請求項3】
複数の前記耐摩耗部が存在する面において、前記耐摩耗部が、前記枕木本体の長手方向及び前記長手方向に垂直な幅方向の両方に間隔を空けて存在し、前記長手方向における前記耐摩耗部どうしの距離、及び前記幅方向における前記耐摩耗部どうしの距離が、いずれも10mm以上50mm以下である、請求項1に記載の鉄道用枕木。
【請求項4】
前記枕木本体が、ガラス長繊維で強化されたウレタン発泡体からなる、請求項1に記載の鉄道用枕木。
【請求項5】
前記エラストマーのショアA硬度が60以上95以下である、請求項1に記載の鉄道用枕木。
【請求項6】
前記耐摩耗部の厚さが1mm以上20mm以下である、請求項1に記載の鉄道用枕木。
【請求項7】
さらに、前記枕木本体の1つ以上の側面に前記耐摩耗部が存在する、請求項1に記載の鉄道用枕木。
【請求項8】
前記エラストマーが、ウレタンエラストマーである、請求項1に記載の鉄道用枕木。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の鉄道用枕木の製造方法であって、
前記枕木本体の、前記耐摩耗部を設ける領域に、硬化性エラストマー組成物を塗布して塗膜を形成する塗布工程と、前記塗膜を硬化する硬化工程とを有する、鉄道用枕木の製造方法。
【請求項10】
前記硬化性エラストマー組成物が、主剤と硬化剤を有する2液型硬化性エラストマー組成物であり、前記塗布工程において、前記主剤と硬化剤を混合した混合液を塗布する、請求項9に記載の鉄道用枕木の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は鉄道用枕木、及び鉄道用枕木の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道軌道として、バラストの上に枕木を配置し、枕木の上にレール部材を敷設する、いわゆるバラスト軌道がある。バラストは、硬くて角のある砕石が多く使われており、バラストとの接触によって枕木に摩耗が生じる。かかる摩耗は特に枕木の下面において顕著である。
枕木の摩耗を抑制するために、特許文献1には、枕木を耐磨耗性材料からなる保護層で被覆する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-165703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のように枕木とバラストとの間にやわらかい保護層を設けた場合、バラストが枕木まで食い込んでしまう可能性がある。また、硬い素材を保護層として使用した場合、バラスト上を枕木が滑りやすく、道床横抵抗が低くなる恐れがある。道床横抵抗が低くなると横方向の安定性が低下する。
本発明は、良好な道床横抵抗を確保しつつ、枕木の耐摩耗性を向上できる鉄道用枕木の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]バラストの上に配置される鉄道用枕木であって、枕木本体と、エラストマーを含む耐摩耗部とを有し、少なくとも前記枕木本体の下面に、複数の前記耐摩耗部が前記枕木本体の長手方向に間隔を空けて存在し、前記下面に存在する前記耐摩耗部の合計の面積が、前記下面の面積に対して70%より大きく95%未満である、鉄道用枕木。
[2]複数の前記耐摩耗部が存在する面において、前記枕木本体の長手方向における前記耐摩耗部どうしの距離が10mm以上50mm以下である、[1]に記載の鉄道用枕木。
[3]複数の前記耐摩耗部が存在する面において、前記耐摩耗部が、前記枕木本体の長手方向及び前記長手方向に垂直な幅方向の両方に間隔を空けて存在し、前記長手方向における前記耐摩耗部どうしの距離、及び前記幅方向における前記耐摩耗部どうしの距離が、いずれも10mm以上50mm以下である、[1]に記載の鉄道用枕木。
[4]前記枕木本体が、ガラス長繊維で強化されたウレタン発泡体からなる、[1]~[3]のいずれか一項に記載の鉄道用枕木。
[5]前記エラストマーのショアA硬度が60以上95以下である、[1]~[4]のいずれか一項に記載の鉄道用枕木。
[6]前記耐摩耗部の厚さが1mm以上20mm以下である、[1]~[5]のいずれか一項に記載の鉄道用枕木。
[7]さらに、前記枕木本体の1つ以上の側面に前記耐摩耗部が存在する、[1]~[6]のいずれか一項に記載の鉄道用枕木。
[8]前記エラストマーが、ウレタンエラストマーである、[1]~[7]のいずれか一項に記載の鉄道用枕木。
[9]前記[1]~[8]のいずれか一項に記載の鉄道用枕木の製造方法であって、前記枕木本体の、前記耐摩耗部を設ける領域に、硬化性エラストマー組成物を塗布して塗膜を形成する塗布工程と、前記塗膜を硬化する硬化工程とを有する、鉄道用枕木の製造方法。
[10]前記硬化性エラストマー組成物が、主剤と硬化剤を有する2液型硬化性エラストマー組成物であり、前記塗布工程において、前記主剤と硬化剤を混合した混合液を塗布する、[9]に記載の鉄道用枕木の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、良好な道床横抵抗を確保しつつ、枕木の耐摩耗性を向上できる鉄道用枕木が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の鉄道用枕木を下面側から見た平面図である。
図1中のP-P線に沿う断面図である。
塗布装置の一例を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
枕木本体の製造システムの一例を示す模式図である。
図4の成形用通路の一例を示す断面図である。
他の実施形態の鉄道用枕木を下面側から見た平面図である。
図6中のQ-Q線に沿う断面図である。
他の実施形態の鉄道用枕木を下面側から見た平面図である。
他の実施形態の鉄道用枕木を下面側から見た平面図である。
他の実施形態の鉄道用枕木を下面側から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書及び特許請求の範囲において、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載した数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
なお、図面は、その構成をわかりやすく説明するための模式図であり、各構成要素の寸法比率等は、実際とは異なる場合もある。
【0009】
<鉄道用枕木>
本発明の鉄道用枕木(以下、単に「枕木」ともいう。)は、枕木本体と、耐摩耗部とを有する。
以下、本発明の鉄道用枕木について、一実施形態を挙げて説明する。
【0010】
図1は、本実施形態の鉄道用枕木100を下面側から見た平面図であり、図2は、図1中のP-P線に沿う断面図である。枕木100は、四角柱状の枕木本体110と、枕木本体110の下面110aに存在する複数の耐摩耗部120とを有する。
以下、枕木本体110の長手方向をX方向、枕木100を水平面に設置したときのX方向に垂直な水平方向(幅方向)をY方向、X方向とY方向に垂直な方向をZ方向ともいう。
枕木本体110の外面のうち、Z方向に垂直な面を下面110a及び上面110d、X方向に垂直な面を側面110b、Y方向に垂直な面を側面110cとする。枕木本体110の下面110aは、枕木100をバラスト上に配置する際に下向きとなる面である。本実施形態において、耐摩耗部120は枕木本体110の外面のうち下面110aにのみ存在する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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