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公開番号2025170575
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075256
出願日2024-05-07
発明の名称超音波トランスデューサおよび超音波センサ
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04R 17/00 20060101AFI20251112BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高周波の超音波を出力可能な超音波トランスデューサ、および超音波センサを実現する。
【解決手段】第1電極層(12)と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第1圧電体層(13)と、第2電極層(14)と、前記エレクトレットシートを含む第2圧電体層(15)と、第3電極層(12a)と、がこの順に積層されてなり、第1電極層(12)と、第3電極層(12a)とが導通しており、第1圧電体層(13)と、第2圧電体層(15)とが厚み方向に対して互いに同じ方向に分極している、超音波トランスデューサ(1)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1電極層と、
発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第1圧電体層と、
第2電極層と、
発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第2圧電体層と、
第3電極層と、がこの順に積層されてなり、
第1電極層と、第3電極層とが導通しており、
第1圧電体層と、第2圧電体層とが厚み方向に対して互いに同じ方向に分極している、超音波トランスデューサ。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
第1電極層と、
発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第1圧電体層と、
発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第2圧電体層と、
第2電極層と、がこの順に積層されてなり、
第1圧電体層と第2の圧電体層とが厚み方向に対して、互いに反対方向に分極している、超音波トランスデューサ。
【請求項3】
第1圧電体層の厚みが、第2圧電体層の厚みよりも大きい、請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
【請求項4】
前記第1圧電体層は、前記エレクトレットシートを2枚以上積層してなる、請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
【請求項5】
第1圧電体層側の面が背面、第2圧電体層側の面が放射面となるように構成されている、請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
【請求項6】
前記第1電極層及び前記第2電極層の少なくとも何れかは、複数の電極を備え、
前記第1電極層に含まれる電極と、前記第2電極層に含まれる電極とは、それぞれ対向している、請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の超音波トランスデューサと、当該超音波トランスデューサに接続されたアンプとを含む、超音波センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は超音波トランスデューサおよび超音波センサに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、超音波センサまたは超音波トランスデューサの圧電体層として、圧電セラミック、水晶、ポリフッ化ビニリデン等が使用されている。例えば、特許文献1の超音波センサは、高分子圧電材料を使用した圧電体と、上電極と下電極とを有する圧電シートを備えている。特許文献1の超音波センサは、圧電シートが下電極以外の領域で基台に固定されているため、高感度となることが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-67371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、圧電体として発泡樹脂からなるエレクトレットシートを用いて、圧電体層の厚み方向に振動する超音波センサとした場合、圧電体層の背面が固定されていると、該超音波センサが出力する超音波の周波数を高くすることが困難となる。
【0005】
本発明の一態様は、上記課題を鑑みたものであり、高周波の超音波を出力可能な超音波トランスデューサ、および超音波センサを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様1に係る超音波トランスデューサは、第1電極層と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第1圧電体層と、第2電極層と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第2圧電体層と、第3電極層と、がこの順に積層されてなり、第1電極層と、第3電極層とが導通しており、第1圧電体層と、第2圧電体層とが厚み方向に対して互いに同じ方向に分極している。
【0007】
本発明の態様2に係る超音波トランスデューサは、第1電極層と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第1圧電体層と、発泡樹脂で構成されているエレクトレットシートを含む第2圧電体層と、第2電極層と、がこの順に積層されてなり、第1圧電体層と第2の圧電体層とが厚み方向に対して、互いに反対方向に分極している。
【0008】
本発明の態様3に係る超音波トランスデューサは、態様1または2において、第1圧電体層の厚みが、第2圧電体層の厚みよりも大きい。
【0009】
本発明の態様4に係る超音波トランスデューサは、態様1~3の何れかにおいて、前記第1圧電体層は、前記エレクトレットシートを2枚以上積層してなる。
【0010】
本発明の態様5に係る超音波トランスデューサは、態様1~4の何れかにおいて、第1圧電体層側の面が背面、第2圧電体層側の面が放射面となるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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