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公開番号
2025157727
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-16
出願番号
2024059924
出願日
2024-04-03
発明の名称
改良地盤及びその施工方法
出願人
株式会社ドラミカンパニー
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
E01C
3/06 20060101AFI20251008BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】掘削した現地盤から液状化で湧き出す水分を迅速に排水溝へ排出でき、地面の沈下、浮上などの被害を低減できる改良地盤及びその施工方法を提供すること。
【解決手段】掘削した現地盤1の上及び当該現地盤に形成した凹溝部11内に埋設したガラス造粒砂2と、ガラス造粒砂に包囲され現地盤の外縁部12に形成された排水溝HKと連通可能に形成された透水管3と、透水管の上方でガラス造粒砂の上面を水平状に被覆する防水シート部材4と、防水シート部材の上方に敷設する覆土5と、を備えた改良地盤10。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
掘削した現地盤の上及び当該現地盤に形成した凹溝部内に埋設したガラス造粒砂と、前記ガラス造粒砂に包囲され前記現地盤の外縁部に形成された排水溝と連通可能に形成された透水管と、前記透水管の上方で前記ガラス造粒砂の上面を水平状に被覆する防水シート部材と、前記防水シート部材の上方に敷設する覆土と、を備えた改良地盤。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された改良地盤において、
前記防水シート部材と前記ガラス造粒砂との間には、前記防水シート部材の下面に接合され、水平方向に配置された透水シート部材を備えたことを特徴とする改良地盤。
【請求項3】
請求項1に記載された改良地盤において、
前記ガラス造粒砂の粒径分布は、粒径が1.0mm未満のものが全体の30±5%で、粒径が1.0mm以上5.0mm以下のものがその残余であることを特徴とする改良地盤。
【請求項4】
請求項1に記載された改良地盤において、
前記透水管は、螺旋状に巻回された枠部材と、前記枠部材の内周面に接合された伸縮性透水膜と、を備えたことを特徴とする改良地盤。
【請求項5】
請求項1に記載された改良地盤において、
前記透水管の端部には、前記排水溝から逆流する水を遮断する逆止弁を備えたことを特徴とする改良地盤。
【請求項6】
請求項1に記載された改良地盤において、
前記排水溝は、前記透水管と連通可能に形成された透水管連通部の溝深さ及び溝幅が、一般部の溝深さ及び溝幅より大きく形成されていることを特徴とする改良地盤。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された改良地盤の施工方法において、
前記現地盤を所定の深さに掘削して、前記凹溝部を形成する地盤掘削工程と、前記現地盤の外縁部に形成された排水溝と連通可能に形成された透水管を前記凹溝部内に設置する透水管設置工程と、前記透水管を包囲しつつ前記凹溝部内と前記現地盤の上に前記ガラス造粒砂を埋設するガラス造粒砂埋設工程と、前記ガラス造粒砂の上面を水平状に被覆する防水シート部材を敷設する防水シート部材敷設工程と、前記防水シート部材の上に覆土を敷設する覆土敷設工程と、を備えた改良地盤の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、改良地盤及びその施工方法に関し、詳しくは、地震等において液状化が予測される軟弱地盤上に構築される道路等の基礎を改良した改良地盤及びその施工方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、砂地盤などは、地震時に地盤内で発生する過剰な間隙水圧により液状化現象が生じやすい。この液状化しやすい軟弱地盤上に構築される道路等の構造物は、地盤の液状化に伴って沈下、浮上などの被害が発生する可能性が高い。この被害を未然に防止するため、例えば、特許文献1に改良地盤、及びその施工方法が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示された改良地盤は、例えば、図9に示すように、掘削した現地盤101の少なくとも外縁に沿って埋設してある暗渠102上間に渡り、液状化で湧き出す水分を水平方向に誘導・排水可能、且つ土砂の隆起を抑制可能とする組成、構造の水平排水型防水シート103を敷設した上、該水平排水型防水シート103上に、下層覆土層104と上層覆土層105との間に透水性クラック防止用ジオテキスタイル106を介在、敷設した覆土107を形成してなる改良地盤100である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-79550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された改良地盤100は、以下のような問題があった。すなわち、水平排水型防水シート103は、掘削した現地盤101の少なくとも外縁に沿って埋設してある暗渠102上間に渡り敷設されているので、現地盤101から液状化で湧き出す水分を、水平排水型防水シート103によって上方へ噴出するのを防止することは可能であるが、現地盤101と水平排水型防水シート103の下面との間に溜まった水分を暗渠102内へ迅速に排出することが難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、掘削した現地盤から液状化で湧き出す水分を迅速に排水溝へ排出でき、地面の沈下、浮上などの被害を低減できる改良地盤及びその施工方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の改良地盤及びその施工方法は、次のような構成を有している。
(1)本発明の改良地盤は、掘削した現地盤の上及び当該現地盤に形成した凹溝部内に埋設したガラス造粒砂と、前記ガラス造粒砂に包囲され前記現地盤の外縁部に形成された排水溝と連通可能に形成された透水管と、前記透水管の上方で前記ガラス造粒砂の上面を水平状に被覆する防水シート部材と、前記防水シート部材の上方に敷設する覆土と、を備えた改良地盤である。ここで、ガラス造粒砂とは、廃ガラスを破砕して粒状に形成したガラス砂を意味する。
【0008】
本発明においては、防水シート部材が、現地盤の外縁部に形成された排水溝と連通可能に形成された透水管の上方で、透水管を包囲するガラス造粒砂の上面と現地盤の上のガラス造粒砂の上面とを水平状に被覆するので、地震時に現地盤から液状化で湧き出す水分が上方へ噴出するのを防水シート部材によって防止できると共に、防水シート部材の下面側に溜まる水分を、ガラス造粒砂を介して透水管内に迅速に誘導でき、透水管から排水溝へ排出することができる。また、ガラス造粒砂は、山砂のようにシルトや粘土成分を多く含有していないので、透水性に優れ、また、透水管の目詰まりも生じにくい。そのため、掘削した現地盤から液状化で湧き出す水分をガラス造粒砂を介して透水管内に迅速に誘導できる。その結果、現地盤の液状化に伴って地面の沈下、浮上などの被害が発生する可能性を低減できる。
【0009】
よって、本発明によれば、掘削した現地盤から液状化で湧き出す水分を迅速に排水溝へ排出でき、地面の沈下、浮上などの被害を低減できる改良地盤を提供できる。
【0010】
(2)(1)に記載された改良地盤において、
前記防水シート部材と前記ガラス造粒砂との間には、前記防水シート部材の下面に接合され、水平方向に配置された透水シート部材を備えたことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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