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公開番号
2025117282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012034
出願日
2024-01-30
発明の名称
建設機械用凹凸ロール
出願人
株式会社NIPPO
代理人
個人
主分類
E01C
19/43 20060101AFI20250804BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】アスファルト混合物を敷き均す建設機械に用いられ、アスファルト舗装の道路用のアスファルト混合物の敷き均し工程とグルービング工程を一括して施行するとともに、横型のグルービングと同様の溝を施行することができる建設機械用凹凸ロールを提供すること。
【解決手段】建設機械用凹凸ロール30は建設機械10に取り付けられており、スクリード機構20の車幅方向両端部にそれぞれ設けられ車両後方に延出するアーム部31と、アーム部31の間に回転可能に設けられ車幅方向に伸縮可能なテレスコピック構造のロール本体41と、ロール本体41の外周方向に所定の間隔を空けて設けられ車幅方向に伸びるとともに外径方向に突出してスクリード機構20に敷き均されたアスファルト混合物50に食い込んで溝51を形成する溝形成凸部42とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アスファルト混合物を敷き均す建設機械に設けられた建設機械用凹凸ロールであって、
前記建設機械は、前記アスファルト混合物を敷き均すとともに車幅方向に伸縮して敷き均し幅を変更可能なスクリード機構を備え、
前記建設機械用凹凸ロールは、前記スクリード機構の車幅方向両端部にそれぞれ設けられ車両後方に延出するアーム部と、前記アーム部の間に回転可能に設けられ車幅方向に伸縮可能なテレスコピック構造のロール本体と、前記ロール本体の外周方向に所定の間隔を空けて設けられ車幅方向に伸びるとともに外径方向に突出して前記スクリード機構に敷き均された前記アスファルト混合物に食い込んで溝を形成する溝形成凸部とを備えていることを特徴とする建設機械用凹凸ロール。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1記載の建設機械用凹凸ロールであって、
前記ロール本体の外周方向における前記溝形成凸部が配置される間隔は、1cm以上、15cm以下であることを特徴とする建設機械用凹凸ロール。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の建設機械用凹凸ロールであって、
前記溝形成凸部は、前記ロール本体に着脱可能に設けられ、
断面視で矩形状、三角形状、台形状、円弧形状のいずれかであることを特徴とする建設機械用凹凸ロール。
【請求項4】
請求項1又は請求項2記載の建設機械用凹凸ロールであって、
アスファルト舗装が施される道路の幅方向端部には前記道路に沿って支持体が配置されており、
前記ロール本体の車幅方向端部には、前記ロール本体と同等または前記ロール本体の直径よりも小さい直径に形成されるとともに施工時に前記支持体に乗って転がる支持ホイールを備えていることを特徴とする建設機械用凹凸ロール。
【請求項5】
請求項1又は請求項2記載の建設機械用凹凸ロールであって、
前記アーム部は前記スクリード機構に揺動可能に設けられ、
前記建設機械用凹凸ロールの自重により、前記溝形成凸部が前記アスファルト混合物に食い込んで溝を形成することを特徴とする建設機械用凹凸ロール。
【請求項6】
請求項1又は請求項2記載の建設機械用凹凸ロールであって、
前記アーム部は前記スクリード機構に対する延出方向の角度を変更する角度調整機構を備えていることを特徴とする建設機械用凹凸ロール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物を敷き均す建設機械に設けられた建設機械用凹凸ロールに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来からアスファルト舗装の道路等において、車のスリップを防ぐために路面の表面を削ることで溝を複数設ける工法(グルービング工法と呼ばれる)が一般的に知られている。このような、アスファルト舗装として特許文献1、グルービング工法として特許文献2の技術が知られている。
【0003】
特許文献1の技術は、砕石や砂等からなる骨材にアスファルトを混合して加熱したアスファルト混合物を、建設機械であるアスファルトフィニッシャで路盤の上に敷き均すものであり、敷き均す際に路盤に設置された走行型レーザ発振器により走査レーザ光を発射し、このレーザ光をアスファルトフィニッシャに設けた光位置検出器で検出して路盤レベルの制御を行うものである。この後、敷き均されたアスファルト混合物をロードローラー等で転圧し、放熱(冷却)してアスファルト舗装の道路となる。
【0004】
特許文献2の技術は、完成したアスファルト舗装の道路の路面に対し、路面加工機でグルービングを行うものである。路面加工機は、車体内に回転駆動源を搭載し、車体に切断用駆動軸とグルービング用駆動軸を選択的に支持する一対の軸受を取付けており、切断用駆動軸は1枚のカッターブレードを回転させる駆動軸であり、グルービング用駆動軸は、複数枚のグルービングブレードを回転させる駆動軸である。一対の軸受にグルービング用駆動軸を取付けた場合は、複数枚のグルービングブレードで路面に複数条の溝を形成することができる。
【0005】
しかし、特許文献1と特許文献2の技術では、アスファルト舗装の工程と、グルービングの工程が分かれており、溝付きのアスファルト舗装の道路を得るには2段階の施工が必要となる。また、特許文献2の技術では、グルービングの施工後に、廃材を回収し、清掃を行う必要があるため、専用の切削機、廃材回収機、清掃機を導入する必要がある。このため、施工と廃材処分等の手間と費用が増大する。この手間と費用の増大を解消する技術として、特許文献3の技術が知られている。
【0006】
特許文献3の技術は、縦型のグルービング(道路が延びる方向に沿って溝を付ける)を行う舗装用縦溝形成器具である。アスファルトフィニッシャに設けられた舗装用縦溝形成器具(スクリード装置)は、スクリード装置下面に該スクリード装置進行方向を軸方向として、舗装面を均す際に、スクリード装置の自重により均し面に押し込まれるように並列に配設された複数のビーム部材から形成され、複数のビーム部材は同一スクリード装置下面において軸方向に対し直列に配設されたものである。
【0007】
しかし、特許文献3の技術では、アスファルトフィニッシャで舗装面を均す際に、ビーム部材がスクリード装置の自重により均し面に押し込まれ、ビーム部材が均し面に押し込まれた状態でビーム部材がスクリード装置進行方向に従動するため、ビーム部材により縦溝の壁が引きずられて溝が崩れるおそれがある。また、アスファルト舗装の道路では、場所に応じて横型のグルービング(道路が延びる方向に対して直角方向に溝を付ける)が必要とされる場合もあり、特許文献3の技術では横型のグルービングができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開昭62-101704号公報
特許第6175533号公報
特許第6362718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、以上の点に鑑み、アスファルト混合物を敷き均す建設機械に用いられ、アスファルト混合物の敷き均し工程とグルービング工程を一括して施行するとともに、横型のグルービングと同様の溝を施行することができる建設機械用凹凸ロールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施例によれば、アスファルト混合物を敷き均す建設機械に設けられた建設機械用凹凸ロールであって、
前記建設機械は、前記アスファルト混合物を敷き均すとともに車幅方向に伸縮して敷き均し幅を変更可能なスクリード機構を備え、
前記建設機械用凹凸ロールは、前記スクリード機構の車幅方向両端部にそれぞれ設けられ車両後方に延出するアーム部と、前記アーム部の間に回転可能に設けられ車幅方向に伸縮可能なテレスコピック構造のロール本体と、前記ロール本体の外周方向に所定の間隔を空けて設けられ車幅方向に伸びるとともに外径方向に突出して前記スクリード機構に敷き均された前記アスファルト混合物に食い込んで溝を形成する溝形成凸部とを備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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