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公開番号2025121669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017262
出願日2024-02-07
発明の名称吊下げ式減音装置及び高架橋
出願人日本環境アメニティ株式会社
代理人個人,個人
主分類E01B 19/00 20060101AFI20250813BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】吊下げ式減音装置の減音性能を下げずに上下長さを小さくできるようにする。
【解決手段】床面に開口部を設けた高架橋に対し、開口部の下部に騒音通過部4を形成する筒状の吊下げ式減音装置10で、騒音通過部4の長手方向の一部に、その長手方向と直交する方向に沿ったスリット11を形成する複数の突出板5を、筒状の吊下げ式減音装置本体3から騒音通過部4に向けて突設させると共に、騒音通過部4の長手方向の残余部には、吊下げ式減音装置本体3の内面に吸音材6を付設してある。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
床面に開口部を設けた高架橋に対し、前記開口部の下部に騒音通過部を形成する筒状の吊下げ式減音装置であって、
前記騒音通過部の上下長手方向の一部に、その長手方向と直交する方向に沿ったスリットを形成する複数の突出板を、筒状の吊下げ式減音装置本体から前記騒音通過部に向けて突設させると共に、
前記騒音通過部の上下長手方向の残余部には、前記吊下げ式減音装置本体の内面に吸音材を付設してある吊下げ式減音装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記高架橋は、その床版上に軌道を形成する鉄道車両用であり、前記開口部は、降雪を軌道から落下排出させるための除雪口である請求項1に記載の吊下げ式減音装置。
【請求項3】
前記複数の突出板には、スリットを覆う通気性のスリット保護膜を設けてある請求項2の吊下げ式減音装置。
【請求項4】
前記スリット保護膜は、多孔質のアルミニウム焼結材である請求項3に記載の吊下げ式減音装置。
【請求項5】
前記複数の突出板は、夫々先端側を下方に傾斜させて設置してある請求項2に記載の吊下げ式減音装置。
【請求項6】
床面に開口部を設け、前記開口部の下部に騒音通過部を形成する筒状の吊下げ式減音装置を設け、前記吊下げ式減音装置を構成するのに、前記騒音通過部の上下長手方向の一部に、その長手方向と直交する方向に沿ったスリットを形成する複数の突出板を、筒状の吊下げ式減音装置本体から前記騒音通過部に向けて突設させると共に、
前記騒音通過部の上下長手方向の残余部には、前記吊下げ式減音装置本体の内面に吸音材を付設してある高架橋。
【請求項7】
前記床面には鉄道車両用の軌道を形成し、前記開口部は、降雪を軌道から落下排出させるための除雪口である請求項6に記載の高架橋。
【請求項8】
並設する複数の道路間に開口部または隙間を形成する上下貫通部を設け、
前記上下貫通部の下部に騒音通過部を形成する筒状の吊下げ式減音装置を設け、前記吊下げ式減音装置を構成するのに、前記騒音通過部の上下長手方向の一部に、その長手方向と直交する方向に沿ったスリットを形成する複数の突出板を、筒状の吊下げ式減音装置本体から前記騒音通過部に向けて突設させると共に、
前記騒音通過部の上下長手方向の残余部には、前記吊下げ式減音装置本体の内面に吸音材を付設してある高架橋。
【請求項9】
前記道路は、一般車道、高速道路、鉄道、コンクリート製の案内軌道、歩道、遊歩道の中から選ばれた少なくとも1種である請求項8に記載の高架橋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、筒状の吊下げ式減音装置及び高架橋に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、降雪地帯における鉄道用の高架橋等においては、鉄道車両が走行する床上の降雪を除去するために設けられた開口部から、下方に騒音が放射され、その騒音低減のために開口部の下部に騒音通過部を形成する筒状の吊下げ式騒音装置を設けることが考えられている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-12306号公報
特開2020-204254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の特許発明においては、図8、図9に示すように、筒状の吊下げ式減音装置本体に吸音材を付設したもので、上下長さが約3メートルと長く、高架橋下面から吊下げられている。
そのために、景観上目立つ。
しかも上下長さが長くなればなるほど自重が大きくなるばかりか、風圧や地震動などによりかかる外力が増えるために、高架橋下面に対する取付強度が大きく要求されたり、また、長尺物による施工作業の作業効率の低下が懸念されるなどの問題点がある。
また、これらの要因のために、製作費及び施工費が上昇することが推察される。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、吊下げ式減音装置の減音性能を下げずに上下長さを小さくできるようにするところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の吊下げ式減音装置の特徴構成は、床面に開口部を設けた高架橋に対し、前記開口部の下部に騒音通過部を形成する筒状の吊下げ式減音装置であって、前記騒音通過部の上下長手方向の一部に、その長手方向と直交する方向に沿ったスリットを形成する複数の突出板を、筒状の吊下げ式減音装置本体から前記騒音通過部に向けて突設させると共に、前記騒音通過部の上下長手方向の残余部には、前記吊下げ式減音装置本体の内面に吸音材を付設したところにある。
【0007】
本発明の第1の特徴構成によれば、図5、図6に示すように、前記騒音通過部の上下長手方向の一部に、その長手方向と直交する方向に沿ったスリットを形成する複数の突出板を、筒状の吊下げ式減音装置本体から前記騒音通過部に向けて突設させると共に、前記騒音通過部の上下長手方向の残余部には、前記吊下げ式減音装置本体の内面に吸音材を付設したことにより、特に車両等の通過に伴う騒音の内で特に低音域から中音域にかけての減音効果が大きく、結果的に吊下げ機器減音装置の上下長さを短縮化できるようになる。
【0008】
本発明の第2の特徴構成は、前記高架橋は、その床版上に軌道を形成する鉄道車両用であり、前記開口部は、降雪を軌道から落下排出させるための除雪口である。
【0009】
本発明の第2の特徴構成によれば、本発明の第1の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、鉄道車両用の軌道を車両が走行するときに生じる騒音では、低音域から中音域にかけての音に対する減音効果が大きくなり、結果的に、床版に設けた開口部からの除雪を可能としながら、その開口部からの騒音も、一般的な開口部のない高架橋と同様以上に減音効果を発揮できるようになる。
【0010】
本発明の第3の特徴構成は、前記複数の突出板には、スリットを覆う通気性のスリット保護膜を設けてある。
(【0011】以降は省略されています)

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