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公開番号
2025117874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012838
出願日
2024-01-31
発明の名称
検査路
出願人
株式会社栗本鐵工所
,
日本エフ・アール・ピー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250805BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】自重の増加を伴うことなく、撓みを抑えて長い支持スパンに対応でき、組立作業の工数も削減できる検査路を提供する。
【解決手段】床版1の長手方向の両側縁に沿って高欄2が立設され、床版1及び高欄2がそれぞれ樹脂製とされた検査路において、床版1は、両側の側壁11間に長手方向に延びるリブ12を有し、長手方向の両端にわたって貫通する空洞13が形成された中空状の一体成形品とされ、高欄2は、複数本の支柱21が床版1の長手方向の両端部及び中間部に間隔をあけて直立状態で固定され、支柱21の上端部に笠木22が渡されて固定されるとともに、支柱21に対し傾斜した斜材23が床版1の側壁11と笠木22とを連結するように固定されたトラス構造をなすものとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
床版(1)の長手方向の両側縁に沿って高欄(2)が立設され、前記床版(1)及び前記高欄(2)がそれぞれ樹脂製とされた検査路において、
前記床版(1)は、両側の側壁(11)間に長手方向に延びるリブ(12)を有し、長手方向の両端にわたって貫通する空洞(13)が形成された中空状の一体成形品とされ、
前記高欄(2)は、複数本の支柱(21)が前記床版(1)の長手方向の両端部及び中間部に間隔をあけて直立状態で固定され、前記支柱(21)の上端部に笠木(22)が渡されて固定されるとともに、前記支柱(21)に対し傾斜した斜材(23)が前記床版(1)の側壁(11)と前記笠木(22)とを連結してトラス構造を形成するものであることを特徴とする検査路。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記床版(1)の側壁(11)と前記斜材(23)との固定部は、前記床版(1)の側壁(11)と前記支柱(21)との固定部に隣接していることを特徴とする請求項1に記載の検査路。
【請求項3】
前記支柱(21)、前記笠木(22)及び前記斜材(23)は、長手方向に直交する断面の形状及び大きさが同一の樹脂成形材からなることを特徴とする請求項1に記載の検査路。
【請求項4】
前記高欄(2)は、前記床版(1)と前記笠木(22)の間の高さ方向の中間部で、それらの長手方向に延びる中桟(24)を備え、前記中桟(24)は、前記支柱(21)に固定されているが、前記斜材(23)には支持されていないことを特徴とする請求項1に記載の検査路。
【請求項5】
前記床版(1)の単位長さ当りの前記支柱(21)の配置本数は、前記床版(1)の長手方向の両端部寄りの部分が中間部より多くなっていることを特徴とする請求項1に記載の検査路。
【請求項6】
前記床版(1)の側壁(11)と前記斜材(23)の固定部及び前記笠木(22)と前記斜材(23)の固定部のうち、少なくとも一方では、その固定に使用される複数個の締結部材(3)が、前記斜材(23)の長手方向に延びる幅方向の中心軸線に対し両側に振り分けられ、かつ、前記斜材(23)の長手方向にずらして配置されていることを特徴とする請求項1に記載の検査路。
【請求項7】
前記床版(1)の支持スパンが10m以上であり、前記床版(1)の長手方向の両端部及び中間部に前記支柱(21)が立設され、前記床版(1)の長手方向の両端部に位置する支柱(21)にわたって前記笠木(22)が延びていることを特徴とする請求項1に記載の検査路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、橋梁の保守点検等を行うために用いられる検査路に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、高速道路や鉄道の橋梁には、定期的な点検や破損部分の修理を行うための検査路が付設されている。この検査路は、従来、鋼製のものが多かったが、近年では、鋼製のものよりも軽量で、耐久性・耐食性にも優れた繊維強化樹脂(FRP)製のものが用いられる場合も多くなっている。
【0003】
このような検査路として、下記特許文献1には、図4に示すように、床版51の両側縁に沿って高欄ユニット52が立設され、床版51及び高欄ユニット52がそれぞれFRP製の部材からなるものが記載されている。
【0004】
上記検査路の床版51は、縦部材と横部材とが交差した格子状のグレーチング61の上面にスキンプレート62を張設するように載置して固定し、スキンプレート62の両側部に下弦材63を設けた構成とされている。
【0005】
また、高欄ユニット52は、床版51の四隅に直立した端末支柱71と、両端の端末支柱71の上端部に渡して固定した笠木72と、両端の端末支柱71の下端間に渡して固定した下弦材73と、下弦材73と笠木72とを連結する傾斜した斜材74と、高さ方向の中間部で床版51の長手方向に延びる中桟75とから構成されている。
【0006】
高欄ユニット52の斜材74は、上端部及び下端部がそれぞれ笠木72及び下弦材73に固定され、笠木72及び下弦材73と斜材74とがトラス構造を形成しており、中桟75は、トラス構造の強度に寄与する構造部材とはされていない。そして、床版51と高欄ユニット52とは、床版51の下弦材63と高欄ユニット52の端末支柱71及び下弦材73とをボルト等の締結部材で締結することにより固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6238632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記特許文献1に記載の検査路では、撓みに対する強度を確保するため、格子状のグレーチング61を床版51のコア材とし、これにスキンプレート62と下弦材63とを組み合わせて床版51を形成していることから、支持スパンが長くなると重くなるという問題があり、適用可能な支持スパンが比較的短いものに限定される。
【0009】
また、高欄ユニット52がそれ自体でトラス構造を形成し、床版51の下弦材63と高欄ユニット52の下弦材73とが上下に並んで2本平行しており、組み立てに際しては、高欄ユニット52のトラス構造の形成とは別に、床版51と高欄ユニット52との固定作業を行う必要があるため、手間が掛かるという問題もある。
【0010】
そこで、この発明は、樹脂製であることの利点を損なうような自重の増加を伴うことなく、撓みを抑えて長い支持スパンに対応でき、組立作業の工数も削減できる検査路を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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