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公開番号
2025119276
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024014073
出願日
2024-02-01
発明の名称
圧入補強鋼板水中はらみ防止構造及び鋼板圧入工法
出願人
オリエンタル白石株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250806BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】補強対象の柱状構造物の高さが高くしかも下部が水中にある場合でも充填材の内圧で補強鋼板がはらみ出したり、ズレたりするおそれが少ない圧入補強鋼板水中はらみ防止構造及び鋼板圧入工法を提供する。
【解決手段】一部が水中に建造された既設柱状構造物の周囲に補強のために圧入される補強鋼板が充填材の充填時にはらむことを防止する圧入補強鋼板水中はらみ防止構造であって、前記既設柱状構造物の施工時水位より上方には、一対の断面Z字状のはらみ防止材が取り付けられ、これらのはらみ防止材の間にスリットが形成され、前記補強鋼板の内面には、断面T字状の複数の補剛材が取り付けられており前記スリットには、少なくとも前記複数の補剛材の一部が挿通されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一部が水中に建造された既設柱状構造物の周囲に補強のために圧入される補強鋼板が充填材の充填時にはらむことを防止する圧入補強鋼板水中はらみ防止構造であって、
前記既設柱状構造物の施工時水位より上方には、一対の断面Z字状のはらみ防止材が取り付けられ、これらのはらみ防止材の間にスリットが形成され、
前記補強鋼板の内面には、断面T字状の複数の補剛材が取り付けられており
前記スリットには、少なくとも前記複数の補剛材の一部が挿通されていること
を特徴とする圧入補強鋼板水中はらみ防止構造。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記圧入補強鋼板の水中部分の周囲には、圧入補強鋼板が充填材の充填時にはらむことを防止する、鋼材が組み合わされた単数又は複数の支保工が設置されていること
を特徴とする請求項1に記載の圧入補強鋼板水中はらみ防止構造。
【請求項3】
水中に建造された既設柱状構造物の周囲に補強鋼板を圧入して補強する鋼板圧入工法であって、
前記既設柱状構造物の施工時水位より上方に、一対の断面Z字状のはらみ防止材を取り付け、これらのはらみ防止材の間にスリットを形成するはらみ防止材取付工程と、
前記既設柱状構造物の周囲に圧入補強鋼板を圧入する圧入工程と、
前記圧入補強鋼板と前記既設柱状構造物との隙間に充填材を充填する充填材充填工程を備え、
前記圧入工程では、前記はらみ防止材取付工程で取り付けたはらみ防止材間の前記スリットに前記圧入補強鋼板の内面から突出する補剛材を挿通して前記はらみ防止材で圧入方向をガイドして圧入すること
を特徴とする鋼板圧入工法。
【請求項4】
前記充填材充填工程の前に、前記圧入補強鋼板の水中部分の周囲に、前記充填材充填工程で前記圧入補強鋼板がはらむことを防止する支保工を設置する支保工設置工程を備えること
を特徴とする請求項3に記載の鋼板圧入工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧入補強鋼板水中はらみ防止構造及び鋼板圧入工法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、柱状構造物自身に反力を負担させて補強鋼板を圧入して柱状構造物を補強する鋼板圧入工法が知られている。例えば、特許文献1には、柱状構造物に圧入装置を固定して、伸縮式ジャッキで円筒状の鋼板を圧入して柱状構造物を補強することが開示されている(特許文献1の明細書の段落[0026]~[0030]、図面の図8~図14等参照)。
【0003】
しかし、柱状構造物の基礎からの高さが高く、補強鋼板で補強する部分の高さが大きくなる場合は、鋼板と柱状構造物との隙間に充填するモルタルなどの充填材の内圧で補強鋼板がはらみ出したり、ズレたりするという問題が発生する。
【0004】
一方、特許文献2には、柱状構造物に偏土圧や水圧などの偏圧が作用する場合において、圧入する矩形状の補強鋼板にスペーサーとローラーを取り付けて圧入する鋼板圧入工法が開示されている(特許文献2の明細書の段落[0033]~[0057]、図面の図7~図10等参照)。
【0005】
しかし、特許文献2に記載の鋼板圧入工法は、外力として外部から圧縮力として偏圧が作用することを想定しているため、スペーサーとローラーで対抗できるものの圧入する鋼板の内部から外部へのはらみ出しを防止することはできないという問題があった。
【0006】
また、特許文献3には、既設柱状構造物の補強構造において、圧入する補強鋼板の内面の下端付近に断面Z字状の平板部を取り付けてスリットを形成し、H鋼材からなる拘束鋼材を差し込んで既設柱状構造物と補強鋼板との隙間を埋め、補強鋼板の下端部が既設柱状構造物から離間してはらみ出すことを防止する柱状構造物の補強構造が開示されている(特許文献2の特許請求の範囲の請求項1,2、明細書の段落[0032]~[0047]、図面の図1~図8等参照)。
【0007】
また、特許文献3に記載の柱状構造物の補強構造とは逆に、既設柱状構造物側にスリットを形成し、補強鋼板が圧入時に座屈しないように補剛する座屈防止材を挿通して、はらみ防止材の機能と補強鋼板の圧入時に鉛直方向へガイドするガイド材の機能を兼用させることも考えられる。
【0008】
しかし、はらみ防止材をガイド材として兼用した場合、墨出し・設置には高い精度が要求される。特に、はらみ防止材が水中に位置する場合、潜水士であっても水中施工でははらみ防止材の精度確保が困難であるという問題が発生する。その上、鋼材を既設柱状構造物に固定するのは、一般的にケミカルアンカー(登録商標)が使用されているが、水中でのケミカルアンカーの使用は困難であり、この点でもはらみ防止材を水中の既設柱状構造物に取り付けることが困難であるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2012-167474号公報
特許第6855151号公報
特許第6189597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、補強対象の既設柱状構造物の高さが高くしかも下部が水中にある場合でも充填材の内圧で補強鋼板がはらみ出したり、ズレたりするおそれが少ない圧入補強鋼板水中はらみ防止構造及び鋼板圧入工法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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