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公開番号2025047295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155714
出願日2023-09-21
発明の名称排気ポートの排水構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人
主分類F02F 1/42 20060101AFI20250326BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】排気ポート内で発生した凝縮水が下流側に流出して、他の部品が被水しないようにすることを目的する。
【解決手段】本発明は、シリンダブロック11とシリンダヘッド12との間で気筒列方向に間隔をあけて配置される複数の燃焼室20と、複数の燃焼室20からそれぞれ連通して形成される複数の排気ポート23a、23bと、シリンダヘッド12に一体で形成されており、複数の排気ポート23a、23bが集合する排気集合部27と、複数の排気ポート23a、23bを冷却する冷却水が通るウォータジャケット31~34と、を備える内燃機関における排気ポートの排水構造であって、排気ポート23a、23bの壁面には、毛細管力によって凝縮水を捕集可能な溝41a、41b、42が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダブロックとシリンダヘッドとの間で気筒列方向に間隔をあけて配置される複数の燃焼室と、
前記複数の燃焼室からそれぞれ連通して形成される複数の排気ポートと、
前記シリンダヘッドに一体で形成されており、前記複数の排気ポートが集合する排気集合部と、
前記複数の排気ポートを冷却する冷却水が通るウォータジャケットと、を備える内燃機関における排気ポートの排水構造であって、
前記排気ポートの壁面には、毛細管力によって凝縮水を捕集可能な溝が形成されていることを特徴とする排気ポートの排水構造。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記排気集合部は、排気通路を接続するためのフランジ部を有し、
前記溝は、端部が前記フランジ部の近傍まで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排気ポートの排水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気ポートの排水構造に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンのシリンダヘッドには、燃焼室から排気ガスを排気管に排出するための排気ポートが設けられている。特許文献1には、シリンダヘッドに排気マニホールドが一体化され、排気ポートがシリンダヘッド内で排気集合部に集合させる構成が開示されている。また、排気集合部の下流には触媒コンバータ等を介装する排気管が接続されている。
【0003】
特許文献1に開示されたシリンダヘッドのように、排気ポートをシリンダヘッド内で排気集合部に集合させる構成にすることにより排気マニホールドを小型化できるほか、触媒装置を燃焼室に近づけることができるため、触媒担体の早期暖機が可能になるというメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-139421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、エンジンの冷間始動時等では、排気ポート壁面の温度が低下すると凝縮水が発生することがある。発生した凝縮水は、排気ガスと共に流れることで排気ポートの下流側に流出してしまう。排気ポートの下流側から流出した凝縮水が、排気管に配置されている触媒や空燃比センサ等のセンサ類に接触してしまうと破損するおそれがある。特に、エンジンの冷間始動時等では、隣接するシリンダブロックの熱容量が大きいことや、排気ポートの周囲にウォータジャケットが配設されていることから、排気ポート内の昇温が遅く、発生した凝縮水が蒸発しにくいために排気ポートの下流側へ流出しやすい。
【0006】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、排気ポート内で発生した凝縮水が下流側に流出して、他の部品が被水しないようにすることを目的する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間で気筒列方向に間隔をあけて配置される複数の燃焼室と、前記複数の燃焼室からそれぞれ連通して形成される複数の排気ポートと、前記シリンダヘッドに一体で形成されており、前記複数の排気ポートが集合する排気集合部と、前記複数の排気ポートを冷却する冷却水が通るウォータジャケットと、を備える内燃機関における排気ポートの排水構造であって、前記排気ポートの壁面には、毛細管力によって凝縮水を捕集可能な溝が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、排気ポート内で発生した凝縮水が下流側に流出して、他の部品が被水しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
エンジンを後斜め左側から見た斜視図である。
エンジンを左側から見た図である。
シリンダヘッドの構成を示す断面図である。
シリンダヘッドの構成を示す断面図である。
シリンダブロックおよびシリンダヘッドの構成を示す断面図である。
シリンダヘッドを後側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る実施形態の排気ポートの排水構造は、シリンダブロック11とシリンダヘッド12との間で気筒列方向に間隔をあけて配置される複数の燃焼室20と、複数の燃焼室20からそれぞれ連通して形成される複数の排気ポート23a、23bと、シリンダヘッド12に一体で形成されており、複数の排気ポート23a、23bが集合する排気集合部27と、複数の排気ポート23a、23bを冷却する冷却水が通るウォータジャケット31~34と、を備える内燃機関における排気ポートの排水構造である。排気ポート23a、23bの壁面には、毛細管力によって凝縮水を捕集可能な溝41a、41b、42が形成されている。したがって、排気ポート23a、23bの発生した凝縮水が排気ガス流によって排気ポート23a、23bの下流側に流出することを抑制することができることから、排気通路に配置されている触媒担体やセンサ類等の他の部品が被水しないようにすることができる。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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