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公開番号2025044370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023151900
出願日2023-09-20
発明の名称内燃機関
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02F 7/00 20060101AFI20250326BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内燃機関に生じる振動を低減する。
【解決手段】内燃機関側マウントブラケット6は、内燃機関本体8のシリンダ軸線L1に沿った上下方向における上方側の上縁部が第1止め点S1a、S1b、S1cで、内燃機関本体の上下方向における下方側の下縁部が第2止め点S2a、S2b、S2cで、内燃機関本体8に固定される。車体側マウントブラケット7に取り付けられたインシュレータ15は、中心位置Gが第1止め点S1a、S1b、S1cよりも内燃機関本体8の上下方向で下方側に位置している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関本体を車両の車体に支持するとともに、防振用のインシュレータが取り付けられたマウントブラケットを有し、
上記マウントブラケットは、上記内燃機関本体の上下方向における上方側の上縁部が第1止め点で上記内燃機関本体に固定され、上記内燃機関本体の上下方向における下方側の下縁部が第2止め点で上記内燃機関本体に固定され、
上記インシュレータは、中心位置が上記内燃機関本体の上下方向における最も下方の第1止め点よりも上記内燃機関本体の上下方向で下方側に位置していることを特徴とする内燃機関。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
上記マウントブラケットは、上記第1止め点で上記内燃機関本体を構成するシリンダヘッドに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項3】
上記マウントブラケットは、上記第2止め点で上記内燃機関本体を構成するシリンダブロックに固定されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
【請求項4】
上記マウントブラケットは、上記内燃機関本体に固定される第1マウントブラケットと、上記第1マウントブラケットを介して上記内燃機関本体を車両の車体に支持する第2マウントブラケットと、を有し、
上記第1マウントブラケットは、上記第2マウントブラケットを固定するための固定面を有し、上記固定面は、上記内燃機関本体の上下方向における上方側を指向していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項5】
上記第1マウントブラケットは、上記固定面を複数有し、
上記第1マウントブラケットは、複数ある上記第1止め点で上記内燃機関本体に固定され、
上記第1止め点の少なくとも一つは、上記固定面の少なくとも一つよりも上記内燃機関本体の上下方向で上方側に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関。
【請求項6】
上記第1マウントブラケットは、上記固定面を複数有し、
上記第1マウントブラケットは、複数ある上記第1止め点で上記内燃機関本体に固定され、
複数の上記固定面は、少なくとも一つの上記固定面がその他の上記固定面に対して、上記内燃機関本体の上下方向の高さ位置が異なるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関。
【請求項7】
上記第1マウントブラケットには、上記固定面が3か所に形成され、
3つの上記固定面は、上記内燃機関本体の幅方向で中央に位置する第1固定面と、上記内燃機関本体の幅方向で上記第1固定面の一方の側に位置する第2固定面と、上記内燃機関本体の幅方向で上記第1固定面の他方の側に位置する第3固定面と、を有し、
上記第1固定面は、上記内燃機関本体の上下方向の高さ位置が上記第2固定面及び上記第3固定面よりも下方に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関。
【請求項8】
上記第1固定面は、上記内燃機関本体の上下方向の高さ位置が、上記第1止め点よりも下方に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関。
【請求項9】
上記インシュレータは、中心位置が上記第2止め点よりも上記内燃機関本体の上下方向で上方側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
【請求項10】
上記インシュレータは、上記内燃機関本体のクランクシャフト軸方向視で、中心位置が上記マウントブラケットと重なり合うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、シリンダブロック及びシリンダヘッドの一端側を覆うように配置された樹脂製のフロントカバーに車両の車体に対して取り付けるためのマウント部が一体に形成された内燃機関が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/183687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された内燃機関は、内燃機関に生じる振動を低減することに関して配慮がなされていない。
【0005】
すなわち、特許文献1の内燃機関は、内燃機関に生じる振動を低減する上で更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の内燃機関は、内燃機関本体を車両の車体に支持するとともに、防振用のインシュレータが取り付けられたマウントブラケットを有している。上記マウントブラケットは、上記内燃機関本体の上下方向における上方側の上縁部が第1止め点で上記内燃機関本体に固定され、上記内燃機関本体の上下方向における下方側の下縁部が第2止め点で上記内燃機関本体に固定されている。上記インシュレータは、中心位置が上記第1止め点よりも上記内燃機関本体の上下方向で下方側に位置している。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、内燃機関は、インシュレータの中心位置Gを下げることにより、インシュレータが内燃機関を含んで構成されたパワープラントの捩じり振動モードの節の位置に近づき、車両への振動入力を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される内燃機関の概略構成を模式的に示した説明図。
本発明が適用された内燃機関内の正面図。
内燃機関側マウントブラケットの正面図。
内燃機関側マウントブラケットの平面図。
内燃機関側マウントブラケット単体の斜視図。
内燃機関側マウントブラケットと車体側マウントブラケットを連結した状態を示す斜視図。
パワープラントに生じる捩じり振動モードの一例を模式的に示した説明図。
パワープラントに生じる倒れ込み振動モードの一例を模式的に示した説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する、なお、各図中におけるX軸は内燃機関1の前後方向に沿った軸線(内燃機関1のクランクシャフト9の中心軸線と平行な軸線)、Y軸は内燃機関1の左右方向(内燃機関幅方向)に沿った軸線、Z軸は内燃機関1の上下方向に沿った軸線(内燃機関1のシリンダ軸線L1と平行な軸線)、をそれぞれ示している。つまりX軸は、内燃機関1あるいは内燃機関本体8(後述)の気筒列方向に沿った軸線である。また、Y軸は、内燃機関1あるいは内燃機関本体8の幅方向に沿った軸線である。Z軸は、内燃機関本体8のシリンダ軸線L1(図2を参照)と平行な軸線である。
【0010】
図1は、本発明が適用される内燃機関1の概略構成を模式的に示した説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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