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公開番号2025059627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169838
出願日2023-09-29
発明の名称リレー診断装置及びリレー診断方法
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約【課題】リレースイッチの接続状態を診断できるリレー診断装置を提供する。
【解決手段】電源1と負荷4との間に接続されたリレースイッチ2の接続状態を診断するリレー診断装置10であって、1次コイル11аと2次コイル11bを有し、2次コイル11bをリレースイッチ2と並列に接続するパルストランス11と、パルス信号を1次コイル11аに入力して、1次コイル11аから出力される出力信号に基づき、リレースイッチ2の接続状態を診断するコントローラ14とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源と負荷との間に接続されたリレースイッチの接続状態を診断するリレー診断装置であって、
1次コイルと2次コイルを有し、前記2次コイルを前記リレースイッチと並列に接続するパルストランスと、
パルス信号を前記1次コイルに入力して、前記1次コイルから出力される出力信号に基づき、前記リレースイッチの接続状態を診断するコントローラとを備えるリレー診断装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載のリレー診断装置において、
前記コントローラは、
前記出力信号に基づき、前記パルストランスの1次側インピーダンスを検出し、
前記1次側インピーダンスの変化量に基づき、前記リレースイッチの接続状態を診断するリレー診断装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のリレー診断装置において、
前記コントローラは、
前記出力信号の波高値が高い場合には、前記リレースイッチがオープン状態であると判定し
前記出力信号の前記波高値が低い場合には、前記リレースイッチがクローズ状態であると判定するリレー診断装置。
【請求項4】
請求項1又は2記載のリレー診断装置において、
前記コントローラは、前記出力信号の波高値の高さに応じて、前記負荷を含むシステムの起動状態を診断するリレー診断装置。
【請求項5】
請求項4記載のリレー診断装置において、
前記コントローラは、
前記システムのオンオフを切り替えるシステムスイッチがオンの場合には、前記出力信号を検出するための分解能を高くし、
前記システムスイッチがオフの場合には、前記出力信号を検出するための分解能を低くするリレー診断装置。
【請求項6】
請求項1又は2記載のリレー診断装置において、
前記リレースイッチと前記2次コイルとの間に接続されるコンデンサを有するリレー診断装置。
【請求項7】
請求項1又は2記載のリレー診断装置において、
前記リレースイッチは、直列接続された第1半導体スイッチと第2半導体スイッチを有し、
前記第1半導体スイッチに含まれる寄生ダイオードの順方向は、前記電源から前記負荷に流れる電流の導通方向と逆方向であり、
前記第2半導体スイッチに含まれる寄生ダイオードの順方向は、前記電源から前記負荷に流れる電流の導通方向と同一方向であり、
前記コントローラは、前記出力信号の波高値の高さに応じて、前記第1半導体スイッチ及び前記第2半導体スイッチの接続状態をそれぞれ診断するリレー診断装置。
【請求項8】
プロセッサにより実行され、電源と負荷との間に接続されたリレースイッチの接続状態を診断するリレー診断方法であって、
前記プロセッサは、
2次コイルを前記リレースイッチと並列に接続したパルストランスに含まれる1次コイルにパルス信号を入力し、
前記1次コイルから出力される出力信号に基づき、前記リレースイッチの接続状態を診断する診断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リレー診断装置及びリレー診断方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1記載の車両用電源システムは、オルタネータと、鉛蓄電池及びリチウムイオン蓄電池と、これら両蓄電池を導通及び遮断するMOSスイッチと、ECUとを備え、ECUは、非回生発電時に、MOSスイッチを遮断状態にして、リチウムイオン蓄電池から電気負荷に電力を供給させ、回生発電時に、MOSスイッチを導通状態にして、充電を行わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-038146号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記電源システムは、MOSスイッチの状態が正常に動作することを前提にシステムを構成しているものであり、MOSスイッチの状態を診断していない。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、電源と負荷との間に接続されたリレースイッチの接続状態を診断できるリレー診断装置及びリレー診断方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、リレースイッチと並列に接続したパルストランスに含まれる1次コイルにパルス信号を入力し、1次コイルから出力される出力信号に基づき、リレースイッチの接続状態を診断することで、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明はリレースイッチの接続状態を診断できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は本実施形態におけるリレー診断装置を含む電源システムのブロック図である。
図2は、リレースイッチの接続状態、リレースイッチのインピーダンス、車両側インピーダンス、及び出力信号の相関関係を示す表である。
図3は、入力信号(パルス信号)の特性と、出力信号(パルス出力)の特性を示す表である。
図4は、コントローラに含まれるプロセッサにより実行される、リレースイッチの診断方法の制御フローを示すフローチャートである。
図5は本実施形態の変形例におけるリレー診断装置を含む電源システムのブロック図である。
図6は本実施形態の変形例におけるリレー診断装置を含む電源システムのブロック図である。
図7は、入力信号(パルス信号)の特性と、出力信号(パルス出力)の特性を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係るリレー診断装置及びリレー診断方法の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を含むリレー診断装置を備えた電源システムのブロック図である。リレー診断装置は、電源1と負荷4との間に接続されたリレースイッチ2の接続状態を診断する。電源システムは、電源1、リレースイッチ2、バッテリ3、負荷4、及びリレー診断装置10を備えている。電源システムは、例えば車両に搭載されるシステムである。なお以下の説明では、電源システムを車両に搭載される例を挙げて実施形態を説明するが、電源システムは車両以外の装置に搭載されてもよい。
【0010】
電源1は、車両用電源であって、リチウムイオン電池などの複数の二次電池を積層しており、負荷4に電力を供給する。電源1は、強電用バッテリであり、車両外部の充電装置により充電可能である。また電源1は、車両走行中、負荷4に含まれるモータの回生により、充電可能である。電源1の一端は電源ラインを介してリレースイッチ2に接続され、電源1の他端は接地されている。
(【0011】以降は省略されています)

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