TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025064041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173438
出願日
2023-10-05
発明の名称
車両用内燃機関のラジエータファン制御方法および装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F01P
7/04 20060101AFI20250410BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】走行負荷が高い場合のラジエータファンの駆動に伴う電力収支の極端な悪化を回避する。
【解決手段】冷却水温度がT4以上となったら電動のラジエータファンが超高速モード(デューティ比100%)となる(時間t2)。これに伴い発電機2の負荷率Rが第1閾値R1を越えたら、ディレー時間経過後に車室空調装置のブロア速度を低下させる(時間t3)。さらにディレー時間経過後にラジエータファンを消費電力カットモード(デューティ比80%)に制限する。冷却水温度がT5以上となったら内燃機関の第1トルク制限を開始し(時間t4)、T6以上となったら第2トルク制限を行う。負荷率Rが第2閾値R2未満となったら(時間t9)、消費電力低減要求を解除する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を駆動するとともに、車両の電装品に電力を供給する発電機および電装品の一つとなる電動のラジエータファンを備えた車両用内燃機関において、
冷却水温度に基づいて上記ラジエータファンの駆動電力を段階的もしくは連続的に設定し、
上記発電機の負荷率を求め、
この負荷率が第1の閾値を越えた場合に上記ラジエータファンの駆動電力を低く制限する、
車両用内燃機関のラジエータファン制御方法。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
上記負荷率が第1の閾値を越えたときに、上記ラジエータファンの駆動電力の制限に先立って車室空調装置の消費電力低減制御を行う、
請求項1に記載の車両用内燃機関のラジエータファン制御方法。
【請求項3】
上記車室空調装置の消費電力低減制御の開始から所定のディレー期間が経過したときに、上記負荷率が第1の閾値を越えていれば、上記ラジエータファンの駆動電力の制限を開始する、
請求項2に記載の車両用内燃機関のラジエータファン制御方法。
【請求項4】
上記ラジエータファンの駆動電力の制限の開始後、上記負荷率が上記第1の閾値よりも低い第2の閾値未満となったときに、この駆動電力の制限を解除する、
請求項1に記載の車両用内燃機関のラジエータファン制御方法。
【請求項5】
上記ラジエータファンの駆動電力の制限の開始後、上記負荷率が上記第1の閾値よりも低い第2の閾値未満となったときに、この駆動電力の制限を解除し、これから遅れて、上記車室空調装置の消費電力低減制御を解除する、
請求項2に記載の車両用内燃機関のラジエータファン制御方法。
【請求項6】
上記ラジエータファンの駆動電力の制限を行っている条件下で冷却水温度が閾値温度に達した場合は、内燃機関のトルク制限を行う、
請求項1に記載の車両用内燃機関のラジエータファン制御方法。
【請求項7】
車両を駆動する内燃機関と、
この内燃機関の出力によって駆動され、車両の電装品に電力を供給する発電機と、
上記電装品の1つとなる電動のラジエータファンと、
上記ラジエータファンを制御するコントローラと、
を備えた車両用内燃機関のラジエータファン制御装置であって、
上記コントローラは、
上記発電機の負荷率を求め、
この負荷率が第1の閾値を越えた場合に上記ラジエータファンの駆動電力を低く制限する、
車両用内燃機関のラジエータファン制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用内燃機関における電動のラジエータファンを制御する制御方法および制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に例示されているように、車両用内燃機関のラジエータに対し、電動のラジエータファンが設けられる場合がある。このような電動ラジエータファンは、冷却水温度を調整すべく冷却水温度に応じて駆動される。
【0003】
また、特許文献1には、電動のラジエータファンのモータの異常を検知したときに、オーバヒートを回避するために、エンジンの出力を制限することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-172636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動のラジエータファンは、車両の種々の電装品の中で、比較的に消費電力が大きい。そのため、例えば貨物を積載したトレーラを牽引している車両が急勾配の山間路(例えば米国のディビスダム)を走行しているような悪条件下においては、車速がそれほど高くない中で走行負荷が大となることから、冷却水温度が高くなり、ラジエータファンが最大限に駆動される結果、車両の電力収支が一時的に悪化する。つまり、内燃機関に付属する発電機(例えばオルタネータ)の発電量を車両全体の消費電力が上回る状態が発生してしまい、好ましくない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る車両用内燃機関のラジエータファン制御方法は、
車両を駆動するとともに、車両の電装品に電力を供給する発電機および電装品の一つとなる電動のラジエータファンを備えた車両用内燃機関において、
冷却水温度に基づいて上記ラジエータファンの駆動電力を段階的もしくは連続的に設定し、
上記発電機の負荷率を求め、
この負荷率が第1の閾値を越えた場合に上記ラジエータファンの駆動電力を低く制限する。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、発電機の負荷率が第1の閾値を越えた場合にラジエータファンの駆動電力を制限することで、発電機の発電量を車両全体の消費電力が上回ってしまうような極端な電力収支の悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明に係るラジエータファン制御装置のシステム構成を示す説明図。
トルク制限の一例を示す特性図。
一実施例の動作を示すタイムチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、車両の走行駆動源となる内燃機関1を含む一実施例のシステム構成を示している。内燃機関1は、例えば火花点火式内燃機関いわゆるガソリン機関である。圧縮着火を行うディーゼル機関であってもよい。
【0010】
内燃機関1は、車両の種々の電装品(電気負荷)に電力を供給するために、発電機2を備えている。一実施例の発電機2は、三相交流発電機いわゆるオルタネータであり、内燃機関1のクランクシャフトによって例えばベルト伝動機構3を介して駆動される。発電機2が発電した電力は、バッテリ4および各種電装品に供給される。バッテリ4は、例えば公称電圧が12Vの一般的な鉛蓄電池からなる。発電機2の発電電流は、電流センサ5によって検出され、その検出値がコントローラ6に入力される。コントローラ6は、この発電電流の検出値に基づき、発電機2の負荷率(負荷率R=発電電流/最大発電電流)を算出する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日産自動車株式会社
二次電池
4日前
日産自動車株式会社
全固体電池
4日前
日産自動車株式会社
電源システム
5日前
日産自動車株式会社
スピーカ取付構造
17日前
日産自動車株式会社
繊維強化シートの製造方法
5日前
日産自動車株式会社
配車管理装置及び配車管理方法
5日前
日産自動車株式会社
リレー診断装置及びリレー診断方法
11日前
日産自動車株式会社
内燃機関の制御方法および制御装置
11日前
日産自動車株式会社
内燃機関の制御方法および制御装置
11日前
日産自動車株式会社
四輪駆動式電動車の駆動制御システム
4日前
日産自動車株式会社
移動経路案内装置および移動経路案内方法
11日前
日産自動車株式会社
信号生成装置、信号解析システム及び信号生成方法
11日前
日産自動車株式会社
分散液測定法及び該分散液測定法を用いた塗工方法
14日前
日産自動車株式会社
車両用内燃機関のラジエータファン制御方法および装置
4日前
日産自動車株式会社
ディップコーティングの膜厚予測方法及び引き上げ速度決定方法
13日前
日産自動車株式会社
回転検出システムの制御方法、及び、回転検出システムの制御装置
4日前
株式会社クボタ
作業車
4日前
タイガースポリマー株式会社
リザーバタンク
13日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステム
4日前
トヨタ自動車株式会社
触媒温度推定装置
4日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
12日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
12日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
12日前
ボッシュ株式会社
還元剤供給装置及びその制御方法
18日前
トヨタ自動車株式会社
ヒートインシュレータ
4日前
株式会社アイシン
マニホールド
12日前
本田技研工業株式会社
排気装置
11日前
本田技研工業株式会社
排気装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
排気システム
7日前
フタバ産業株式会社
排気系装置
11日前
井関農機株式会社
作業車両
5日前
トヨタ自動車株式会社
ブローバイガス還流装置
5日前
ダイハツディーゼル株式会社
流体循環装置
4日前
カワサキモータース株式会社
乗物
11日前
カワサキモータース株式会社
鞍乗車両
12日前
ダイハツ工業株式会社
リザーブタンク
14日前
続きを見る
他の特許を見る