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公開番号
2025066389
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175932
出願日
2023-10-11
発明の名称
制御装置
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
F01M
1/08 20060101AFI20250416BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】オイルの温度低下を抑制する制御装置を提供する。
【解決手段】制御装置は、エンジンのピストンに向かってオイルを吐出する吐出部に前記オイルを導く油圧回路を制御する制御装置であって、前記オイルを圧送するポンプと、前記圧送されたオイルを流すための第1流路と、前記第1流路に配置され、前記第1流路を流れる前記オイルとの熱交換により、前記オイルの温度を低下させる第1熱交換部と、前記圧送されたオイルを流すための第2流路と、前記圧送されたオイルを前記第1流路および前記第2流路のいずれかに流すことを切り換える切換部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンのピストンに向かってオイルを吐出する吐出部に前記オイルを導く油圧回路を制御する制御装置であって、
前記オイルを圧送するポンプと、
前記圧送されたオイルを流すための第1流路と、
前記第1流路に配置され、前記第1流路を流れる前記オイルとの熱交換により、前記オイルの温度を低下させる第1熱交換部と、
前記圧送されたオイルを流すための第2流路と、
前記圧送されたオイルを前記第1流路および前記第2流路のいずれかに流すことを切り換える切換部と、
を有する制御装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記吐出部から前記ピストンへの前記オイルの供給が停止された場合、前記第2流路を前記オイルが流通するように前記切換部を制御する制御部をさらに有する請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
車両において前記オイルより高い温度の流体が存在する箇所に対応して配置され、内部を流通する前記オイルと前記流体とを熱交換させる第2熱交換部をさらに有し、
前記制御部は、前記吐出部から前記ピストンへの前記オイルの供給が停止された場合、前記第2熱交換部に前記オイルまたは前記流体を流通させる請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記第2熱交換部は、前記エンジンの排気を吸気側に再循環させる再循環通路に配置されて、前記オイルと前記排気とを熱交換させる請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記第2熱交換部は、前記再循環通路において前記排気を冷媒と熱交換させる第3熱交換部に対して直列に配置され、
前記制御部は、前記吐出部から前記ピストンへの前記オイルの供給が停止された場合、前記オイルが前記第2熱交換部を流通するように前記油圧回路を制御する請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記第2熱交換部は、前記再循環通路において前記排気を冷媒と熱交換させる第3熱交換部に対して並列に配置され、
前記制御部は、前記吐出部から前記ピストンへの前記オイルの供給が停止された場合、前記排気が前記第2熱交換部を流通するように前記第2熱交換部を制御する請求項4に記載の制御装置。
【請求項7】
前記第2熱交換部は、過給機に対応して配置され、前記オイルと前記過給機に存在する前記流体とを熱交換する請求項3に記載の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、エンジンにおいてピストンを冷却またはピストンの摺動を潤滑するために、ピストンに対してオイルを吐出する技術が実用化されている。ここで、例えばピストンの温度が低いときにオイルを供給すると、冷却損失が高まり、仕事が減少するおそれがある。
【0003】
そこで、冷却損失を抑制する技術として、例えば、特許文献1には、内燃機関の運転状態に応じて、オイルジェットの噴射及び停止を適宜に制御する内燃機関の制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-055562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の制御装置は、オイルジェットを停止したときに油圧回路内のオイルの温度が低下するおそれがある。特に、ピストンに吐出されたオイルを冷却するための熱交換部が設けられた油圧回路では、オイルジェットを停止しても、その熱交換部でオイルが冷却されるため、オイルの温度が大きく低下するおそれがある。そして、オイルの温度が低下すると、オイルの粘度が上昇し、例えば油圧回路においてオイルを移送させるポンプの駆動損失が高まることになる。
【0006】
本開示は、オイルの温度低下を抑制する制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る制御装置は、エンジンのピストンに向かってオイルを吐出する吐出部に前記オイルを導く油圧回路を制御する制御装置であって、前記オイルを圧送するポンプと、前記圧送されたオイルを流すための第1流路と、前記第1流路に配置され、前記第1流路を流れる前記オイルとの熱交換により、前記オイルの温度を低下させる第1熱交換部と、前記圧送されたオイルを流すための第2流路と、前記圧送されたオイルを前記第1流路および前記第2流路のいずれかに流すことを切り換える切換部と、を有するものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、オイルの温度低下を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態1に係る制御装置を備えたエンジンシステムの構成を示す図である。
図2は、実施形態1における制御装置の構成を示す図である。
図3は、実施形態1の動作を示すフローチャートである。
図4は、実施形態2における制御装置の構成を示す図である。
図5は、実施形態2において再循環通路に配置された熱交換部を示す図である。
図6は、実施形態2の変形例において再循環通路に配置された熱交換部を示す図である。
図7は、実施形態2の他の変形例において再循環通路に配置された熱交換部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る実施形態を添付図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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