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公開番号2025072154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182716
出願日2023-10-24
発明の名称消音装置
出願人カワサキモータース株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F01N 13/18 20100101AFI20250430BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】消音装置内部の機器配置の自由度を高めることができる消音装置を提供する。
【解決手段】本開示の消音装置20は、エンジンEの排ガスGが流入する消音空間SPを有する。消音装置20は、内部に消音空間SPが形成されるケース体28と、下流端が消音空間SPに連通する入口通路44と、上流端が消音空間SPに連通する出口通路67とを備えている。入口通路44は、その周壁の一部がケース体28の外壁36c,38cにより形成された開放通路44である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの排ガスが流入する消音空間を有する消音装置であって、
内部に前記消音空間が形成されるケース体と、
下流端が前記消音空間に連通する入口通路と、
上流端が前記消音空間に連通する出口通路と、
を備え、
前記入口通路および前記出口通路の少なくとも一方の通路が、その周壁の一部が前記ケース体の外壁により形成された開放通路である消音装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載の消音装置において、さらに、前記ケース体の内部に収容される収容物と、前記収容物に接続されて前記ケース体の外部に延長されるハーネスと、を備え、
前記収容物が、前記開放通路の周壁を構成する前記ケース体の前記外壁に取り付けられている消音装置。
【請求項3】
請求項2に記載の消音装置において、前記収容物が、前記排ガスの状態を検知する排ガスセンサであり、
前記排ガスセンサが、前記開放通路の周壁を構成する前記ケース体の前記外壁に取り付けられている消音装置。
【請求項4】
請求項3に記載の消音装置において、前記開放通路は、前記入口通路に設けられ、
前記排ガスセンサの上流側に触媒が配置され、
開放通路の前記消音空間への開口端は、前記排ガスセンサの取付位置から排ガス流れ方向の下流側に間隔をあけて配置されている消音装置。
【請求項5】
請求項3に記載の消音装置において、前記排ガスセンサの上流側に触媒が配置され、
前記触媒が収容される通路の径よりも、前記排ガスセンサが配置される通路の径が小さく設定されている消音装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載の消音装置において、前記開放通路の内側部分を形成する部分にリブが形成されている消音装置。
【請求項7】
請求項1または2に記載の消音装置において、前記開放通路における前記ケース体の内側に隣接する領域が、隣接消音空間を構成している消音装置。
【請求項8】
請求項1または2に記載の消音装置において、前記入口通路と前記出口通路の一部が径方向に隣接している消音装置。
【請求項9】
乗物に搭載された請求項1または2に記載の消音装置であって、
前記開放通路の周壁を構成する前記ケース体の前記外壁が、乗物本体側に向いている消音装置。
【請求項10】
請求項1または2に記載の消音装置を備える鞍乗型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、エンジンの排ガスが流入する消音空間を有する消音装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、自動二輪車のような乗物の駆動源として、エンジンが用いられたものがある(特許文献1)。このようなエンジンにおいて、その排ガスが流入する消音空間を有する消音装置が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-110616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
消音装置の内部には、入口通路および出口通路を構成する配管を含め、様々な部品が配置されている。消音装置の機能や、内部に配置される部品の機能を確保しつつ、消音装置の内部の消音空間に各種部品を配置するのが困難なことがある。
【0005】
本出願の開示は、消音装置内部の機器配置の自由度を高めることができる消音装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の消音装置は、エンジンの排ガスが流入する消音空間を有する消音装置であって、内部に前記消音空間が形成されるケース体と、下流端が前記消音空間に連通する入口通路と、上流端が前記消音空間に連通する出口通路とを備え、前記入口通路および前記出口通路の少なくとも一方の通路が、その周壁の一部が前記ケース体の外壁により形成された開放通路である。本開示の消音装置は、例えば、鞍乗型車両に搭載される。
【発明の効果】
【0007】
本開示の消音装置によれば、消音空間と外部空間とを接続する通路をケース体に寄せて配置することができる。これにより、消音装置のレイアウトの選択肢を増やしたり、消音室内の機器の配置の自由度を高めたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る消音装置の一種である排気マフラを備えた自動二輪車を示す側面図である。
同排気マフラを示す側面図である。
同排気マフラを斜め前方から見た斜視図である。
同排気マフラを示す平面図である。
図4のV-V線に沿った断面図である。
図2からマフラケーシングの一部を取り外した状態を示す側面図である。
同排気マフラの第1パイプ部材を示す斜視図である。
同第1パイプ部材を示す別の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明において、「前方」および「後方」とは、乗物の進行方向から見た「前方」および「後方」をいう。つまり、前後方向は乗物の長手方向に一致する。「左」および「右」とは、乗物に乗った状態の運転者から見た「左」および「右」をいう。つまり、「左右方向」は乗物の幅方向と一致する。また、幅方向において、前後方向に延びる乗物中心線に向かう側を幅方向内側といい、乗物中心線から離れる側を幅方向外側という。
【0010】
図1は、本開示の第1実施形態に係る消音装置の一種である排気マフラを備えた自動二輪車を示す側面図である。図1の自動二輪車は、オフロード走行用の車両である。ただし、自動二輪車はオフロード走行用の車両に限定されない。また、本開示の消音装置は、自動二輪車以外の乗物、例えば、三輪車、四輪バギー、小型滑走艇等の鞍乗型乗物のエンジンにも適用可能である。また、本開示の消音装置は、鞍乗型乗物以外の乗物のエンジンにも適用可能で、乗物以外のエンジンにも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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