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公開番号2025072729
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023182994
出願日2023-10-25
発明の名称乗物の排気マフラ
出願人カワサキモータース株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F01N 13/00 20100101AFI20250501BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】組立て誤差の影響を抑えて排ガスセンサを取り付けることができる乗物の排気マフラを提供する。
【解決手段】本開示の乗物の排気マフラ20は、内部に消音空間SPが形成される内筒32と、マフラ20の外殻を構成する外筒34と、消音空間SP内に配置されて内部を排ガスGが流れるパイプ部材51と、パイプ部材51を流れる排ガスGの状態を検知するセンサ84と、センサ84の周囲に配置されて消音空間SP内の気体の外方への流出を塞ぐ閉塞体88とを備えている。閉塞体88は、パイプ部材51に接続されるパイプ側接続部分100と、外筒34に接続される外筒側接続部分102とを有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内部に消音空間が形成される内筒と、
マフラの外殻を構成する外筒と、
前記消音空間内に配置されて内部を排ガスが流れるパイプ部材と、
前記パイプ部材を流れる排ガスの状態を検知するセンサと、
前記センサの周囲に配置されて、消音空間内の気体の外方への流出を塞ぐ閉塞体と、
を備え、
前記閉塞体は、前記パイプ部材に接続されるパイプ側接続部分と、前記外筒に接続される外筒側接続部分とを有している乗物の排気マフラ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の乗物の排気マフラにおいて、前記パイプ部材における前記センサが挿入される挿入部分の軸心が、前記外筒の軸心よりも径方向外側に位置する乗物の排気マフラ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の乗物の排気マフラにおいて、前記閉塞体は、
前記外筒の開口に隣接する部分に対して周方向に重なって接続される第1部材と、
前記パイプ部材の開口に隣接する部分に対して径方向に重なって接続される第2部材とを有し、
前記第1部材と前記第2部材とは、軸方向に重なる部分で互いに接続されている乗物の排気マフラ。
【請求項4】
請求項1または2に記載の乗物の排気マフラにおいて、前記パイプ部材における前記センサが挿入される挿入部分よりも上流側の部分は、その軸心が前記挿入部分に向かって径方向に外筒の開口に近づく方向に傾斜している乗物の排気マフラ。
【請求項5】
請求項1または2に記載の乗物の排気マフラにおいて、前記パイプ部材における前記センサが挿入される挿入部分は、前記パイプ部材の入口に比べて縮径している乗物の排気マフラ。
【請求項6】
請求項1または2に記載の乗物の排気マフラにおいて、前記パイプ部材における前記センサが挿入される挿入部分よりも下流側に延長して延びる延長部分が形成されている乗物の排気マフラ。
【請求項7】
請求項1または2に記載の乗物の排気マフラにおいて、前記パイプ部材における前記センサが挿入される挿入部分よりも上流側に触媒コンバータが配置されている乗物の排気マフラ。
【請求項8】
請求項7に記載の乗物の排気マフラにおいて、前記パイプ部材における前記触媒コンバータの上流側に、排ガスの流れを径方向に向ける偏向部分が設けられている乗物の排気マフラ。
【請求項9】
請求項1または2に記載の乗物の排気マフラにおいて、乗物に取り付けられた状態で、前記閉塞体は、前記外筒からの凹み量が乗物の幅方向一方側に向かって小さくなっている乗物の排気マフラ。
【請求項10】
請求項1または2に記載の乗物の排気マフラにおいて、さらに、前記外筒の少なくとも一部を外側から覆うマフラカバーを備え、
前記センサが、前記マフラカバーにより外側から覆われている乗物の排気マフラ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排ガスを検知するセンサが取り付けられた乗物の排気マフラに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動二輪車において、排ガスを浄化する触媒コンバータを排気通路に設けたものがある(例えば、特許文献1)。特許文献1の自動二輪車には、触媒コンバータの上流側および下流側に排ガスセンサを設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-110616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内部に消音空間が形成される内筒と、マフラの外殻を構成する外筒とを有する排気マフラに排ガスセンサを設ける場合、内外筒の組立誤差により排ガスセンサの取付けが困難問なる場合がある。
【0005】
本出願の開示は、組立て誤差の影響を抑えて排ガスセンサを取り付けることができる乗物の排気マフラを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の乗物の排気マフラは、内部に消音空間が形成される内筒と、マフラの外殻を構成する外筒と、前記消音空間内に配置されて内部を排ガスが流れるパイプ部材と、前記パイプ部材を流れる排ガスの状態を検知するセンサと、前記センサの周囲に配置されて消音空間内の気体の外方への流出を塞ぐ閉塞体とを備えている。前記閉塞体は、前記パイプ部材に接続されるパイプ側接続部分と、前記外筒に接続される外筒側接続部分とを有している。センサは、排ガスの成分、温度、流速等を検出するセンサであり、例えば、排ガス中の酸素の量を検出する酸素センサである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の鞍乗型乗物の排気マフラによれば、閉塞体が、内筒を介さずに、パイプ部材と外筒に接続されるので、内筒と外筒との間のマフラの組立誤差の影響を受けずに、排ガスセンサを取り付けることができる。また、パイプ部材と外筒とを閉塞体を介して接続することで、パイプ部材に比べて大形となる内筒に閉塞体を接続するための構造を不要とすることができ、内筒の構造を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る排気マフラを備えた鞍乗型乗物の一種である自動二輪車を示す側面図である。
同排気マフラを示す側面図である。
図2からマフラカバーを取り外した状態を示す側面図である。
同排気マフラを示す縦断面図である。
同排気マフラを示す水平断面図である。
図4のVI-VI線に沿った断面図である。
同排気マフラの下流側センサの取付構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明において、「前方」および「後方」とは、乗物の進行方向から見た「前方」および「後方」をいう。つまり、前後方向は乗物の長手方向に一致する。「左」および「右」とは、乗物に乗った状態の運転者から見た「左」および「右」をいう。つまり、「左右方向」は乗物の幅方向と一致する。
【0010】
図1は、本開示の第1実施形態に係る排気マフラを備えた鞍乗型乗物の一種である自動二輪車を示す側面図である。図1の自動二輪車は、オフロード走行用の車両である。ただし、自動二輪車はオフロード走行用の車両に限定されない。また、本開示の排気マフラは、自動二輪車以外の鞍乗型乗物、例えば、三輪車、四輪バギー、小型滑走艇等にも適用可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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