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公開番号
2025077464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189658
出願日
2023-11-06
発明の名称
吸排気システム
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
F01N
3/18 20060101AFI20250512BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】触媒の暖機を適切なタイミングで行う。
【解決手段】吸排気システムは、エンジンと、前記エンジンと接続される排気流路と、前記排気流路に設けられ、排気ガスを浄化する触媒と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、1つまたは複数のプロセッサと、前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、を有し、前記プロセッサは、前記エンジンの始動前において、前記エンジンおよび前記排気流路に残留する前記排気ガスを前記触媒に通過させて排出する掃気制御を実行することと、前記エンジンの始動前において、前記掃気制御の実行中における前記触媒による前記排気ガスの浄化度合いに基づいて、前記触媒を暖気する暖機制御を実行することと、を含む処理を実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンと接続される排気流路と、
前記排気流路に設けられ、排気ガスを浄化する触媒と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、
を有し、
前記プロセッサは、
前記エンジンの始動前において、前記エンジンおよび前記排気流路に残留する前記排気ガスを前記触媒に通過させて排出する掃気制御を実行することと、
前記エンジンの始動前において、前記掃気制御の実行中における前記触媒による前記排気ガスの浄化度合いに基づいて、前記触媒を暖気する暖機制御を実行することと、
を含む処理を実行する、
吸排気システム。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記排気流路に設けられる開閉バルブを備え、
前記プロセッサは、
前記エンジンの停止後において、前記開閉バルブを閉じることと、
前記エンジンの始動前において、前記開閉バルブを開けた後に前記掃気制御を実行することと、
を含む処理を実行する、
請求項1に記載の吸排気システム。
【請求項3】
前記エンジンと接続される吸気流路と、
前記吸気流路に設けられるスロットルバルブと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記エンジンの停止後において、前記スロットルバルブを閉じることと、
前記エンジンの始動前において、前記スロットルバルブを開けた後に前記掃気制御を実行することと、
を含む処理を実行する、
請求項1に記載の吸排気システム。
【請求項4】
前記エンジンと接続されるスタータモータを備え、
前記プロセッサは、前記掃気制御において、前記スタータモータを駆動させることによって、前記エンジンおよび前記排気流路に残留する前記排気ガスを前記触媒に通過させて排出することを含む処理を実行する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の吸排気システム。
【請求項5】
前記エンジンと接続される吸気流路と、
前記吸気流路に設けられる電動コンプレッサを備え、
前記プロセッサは、前記掃気制御において、前記電動コンプレッサを駆動させることによって、前記エンジンおよび前記排気流路に残留する前記排気ガスを前記触媒に通過させて排出することを含む処理を実行する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の吸排気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸排気システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンと接続される排気流路には、排気ガスを浄化する触媒が設けられる。例えば、特許文献1に開示されているように、排気流路に設けられる触媒として、窒素酸化物吸蔵触媒等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-185325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
排気流路に設けられる触媒による排気ガスの浄化作用を効果的に発揮させるためには、当該触媒を暖気して当該触媒の温度を上げる必要がある。ここで、触媒の温度が低下していない状況等において不必要に触媒の暖機が行われることは、環境性能または燃費を悪化させる要因となる。ゆえに、触媒の暖機を適切なタイミングで行うことが望まれる。
【0005】
そこで、本発明は、触媒の暖機を適切なタイミングで行うことが可能な吸排気システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一実施の形態に係る吸排気システムは、
エンジンと、
前記エンジンと接続される排気流路と、
前記排気流路に設けられ、排気ガスを浄化する触媒と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリと、
を有し、
前記プロセッサは、
前記エンジンの始動前において、前記エンジンおよび前記排気流路に残留する前記排気ガスを前記触媒に通過させて排出する掃気制御を実行することと、
前記エンジンの始動前において、前記掃気制御の実行中における前記触媒による前記排気ガスの浄化度合いに基づいて、前記触媒を暖気する暖機制御を実行することと、
を含む処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、触媒の暖機を適切なタイミングで行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る吸排気システムの概略構成を示す模式図である。
図2は、本発明の実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3は、本発明の実施形態に係る制御装置が行うエンジンの停止後の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図4は、本発明の実施形態に係る吸排気システムにおいてスロットルバルブおよび開閉バルブが閉じた状態を示す図である。
図5は、本発明の実施形態に係る制御装置が行うエンジンの始動前の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6は、本発明の実施形態に係る吸排気システムにおいてスロットルバルブおよび開閉バルブが開いた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料、数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0010】
<吸排気システムの構成>
図1および図2を参照して、本発明の実施形態に係る吸排気システム1の構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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