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公開番号2025086972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201282
出願日2023-11-29
発明の名称画像復号装置、画像復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類H04N 19/50 20140101AFI20250603BHJP(電気通信技術)
要約【課題】符号化効率を向上させる画像復号装置、画像復号方法を提供する。
【解決手段】画像復号装置200は、復号済み画素と制御情報とに基づいて第1予測画素を生成する第1フレーム内予測部204と、復号済み画素と制御情報とに基づいてブロックベクトルが存在する可能性が高い座標について優先的に評価し、かかる評価結果に基づいて第2予測画素を生成する第2フレーム内予測部205と、復号済み画素を蓄積する蓄積部208と、蓄積された復号済み画素と制御情報とに基づいて第3予測画素を生成するフレーム間予測部206と、予測残差と第1乃至第3予測画素とを加算して復号済み画素を得る加算器207と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像復号装置であって、
制御情報並びに量子化値を復号する復号部と、
前記量子化値を逆量子化して変換係数とする逆量子化部と、
前記変換係数を逆変換して予測残差とする逆変換部と、
復号済み画素と前記制御情報とに基づいて、第1予測画素を生成する第1フレーム内予測部と、
前記復号済み画素と前記制御情報とに基づいてブロックベクトルが存在する可能性が高い座標について優先的に評価し、前記評価結果に基づいて第2予測画素を生成する第2フレーム内予測部と、
前記復号済み画素を蓄積する蓄積部と、
前記蓄積された復号済み画素と前記制御情報とに基づいて、第3予測画素を生成するフレーム間予測部と、
前記予測残差と前記第1乃至第3予測画素とを加算して前記復号済み画素を得る加算器とを具備することを特徴とする画像復号装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2フレーム内予測部は、前記評価として、復号対象ブロックに近いブロックのブロックベクトルを前記復号対象ブロックのブロックベクトル候補リストに追加するか否かについて評価することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項3】
前記復号対象ブロックに近いブロックは、前記復号対象ブロックに隣接するブロックであることを特徴とする請求項2に記載の画像復号装置。
【請求項4】
前記復号対象ブロックに近いブロックは、予め設定された範囲内のブロックであることを特徴とする請求項2に記載の画像復号装置。
【請求項5】
前記第2フレーム内予測部は、前記評価として、過去に選択したブロックベクトルを前記復号対象ブロックのブロックベクトル候補リストに追加するか否かについて評価することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項6】
前記第2フレーム内予測部は、前記評価として、復号対象ブロックの真横及び真上の少なくとも一方を前記復号対象ブロックのブロックベクトル候補リストに追加するか否かについて評価することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項7】
前記第2フレーム内予測部は、前記評価として、前記座標の真横及び真上の少なくとも一方を前記復号対象ブロックのブロックベクトル候補リストに追加するか否かについて評価することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項8】
前記第2フレーム内予測部は、前記評価を行う範囲を複数の領域に分割して前記領域毎に前記評価を行う場合は、前記領域内で復号対象ブロックに近い座標から評価することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項9】
前記第2フレーム内予測部は、前記評価を行う範囲を複数の領域に分割して前記領域毎に前記領域内の各座標をブロックベクトル候補リストに追加するか否かについて評価する場合は、前記評価を行う前記領域の順序を適応的に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
【請求項10】
前記第2フレーム内予測部は、前記評価を行う範囲を複数の領域に分割して前記領域毎に前記領域内の各座標をブロックベクトル候補リストに追加するか否かについて評価する場合は、過去に選択したブロックベクトルの数が多い領域から順に評価することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像復号装置、画像復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1~3では、イントラテンプレートマッチング予測(IntraTMP:Intra Template Matching Prediction)が開示されている。
【0003】
IntraTMPは、復号対象フレームの復号済み画素領域からテンプレートマッチングで一致若しくは類似する画素を参照し、復号対象ブロックの予測画素とする。
【0004】
具体的には、画像符号化装置は、復号済みの近傍画素をテンプレートとし、同一フレームからテンプレートマッチングのコストが小さい座標を探索し、かかる座標までの変位量をブロックベクトル(Block Vector、以下、BV)とする。
【0005】
画像符号化装置は、テンプレートマッチングのコストが小さい順にBVリスト(参照リスト)を構築し、かかるBVリストのインデックスを符号化する。
【0006】
画像復号装置でも、同じ方法で探索すると共に、上述のBVリストを再構築することで、かかるBVリストのインデックスからBVを復号する。
【0007】
図2に示すように、画像復号装置は、復号対象ブロックのBVが示す参照ブロックから画素をコピーすることで予測画素として利用する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
K. Naser, et al., "EE2: Intra Template Matching," JVET-V0130, 22nd meeting, Apr. 2021
M. Coban, et al., “Algorithm description of Enhanced Compression Model 10 (ECM 10),” JVET-AE2025, 31st meeting, July 2023
D. R. Coll, et al., "AHG12: Harmonized IBC/ITMP search area with adaptive sampling," Joint Video Experts Team (JVET) of ITU-T SG 16 WP 3 and ISO/IEC JTC 1/SC 29, JVET-AF0161, 32nd meeting, Oct. 2023.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
非特許文献1及び2では、BVの探索範囲が狭いため、符号化効率が十分ではないという問題点があった。
【0010】
非特許文献3では、IntraTMPのBVの探索範囲を拡大することで、上述の非特許文献1及び2における問題点の一部を解決している。
(【0011】以降は省略されています)

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