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公開番号2025107107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-17
出願番号2024000908
出願日2024-01-06
発明の名称メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類H04N 19/597 20140101AFI20250710BHJP(電気通信技術)
要約【課題】インター予測符号化において、現フレームの基本メッシュの頂点数が参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と異なる場合であっても現フレームの基本メッシュを復号できること、及び、現フレームの基本メッシュの頂点数が参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と異なるという事態を回避すること
【解決手段】本発明に係るメッシュ復号装置200において、インター復号部202Eは、インターフレームのビットストリームから、現フレーム又は現サブメッシュの頂点数を復号する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
メッシュ復号装置であって、
インターフレームのビットストリームから復号した動きベクトルと、参照フレームにおいて復号対象の頂点に対応する頂点の座標とを加算することで、前記復号対象の頂点の座標を復号するインター復号部を備え、
前記インター復号部は、前記ビットストリームから、現フレーム又は現サブメッシュの頂点数を復号することを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記インター復号部が、前記ビットストリームから前記現フレーム又は前記現サブメッシュの頂点数を復号する場合、前記ビットストリームの適合性の要件は、復号した前記現フレーム又は前記現サブメッシュの頂点数が前記参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と等しくなければならないことを特徴とする請求項１に記載のメッシュ復号装置。
【請求項３】
メッシュ復号装置であって、
インターフレームのビットストリームから復号した動きベクトルと、参照フレームにおいて復号対象の頂点に対応する頂点の座標とを加算することで、前記復号対象の頂点の座標を復号するインター復号部を備え、
前記インター復号部は、参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数を、そのまま現フレーム又は現サブメッシュの頂点数として利用することを特徴とするメッシュ復号装置。
【請求項４】
前記インター復号部は、前記現フレーム又は前記現サブメッシュの頂点数が前記参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数よりも多い場合、前記参照フレーム又は前記参照サブメッシュに対して、ダミー頂点及び前記ダミー頂点の接続情報を追加することを特徴とする請求項１に記載のメッシュ復号装置。
【請求項５】
前記インター復号部は、前記ダミー頂点の座標を固定値とすることを特徴とする請求項４に記載のメッシュ復号装置。
【請求項６】
前記インター復号部は、前記ダミー頂点の座標を所定頂点からコピーすることを特徴とする請求項４に記載のメッシュ復号装置。
【請求項７】
前記インター復号部は、前記ダミー頂点の接続情報として、前記参照フレーム又は前記参照サブメッシュにおける頂点の接続情報の最初から必要な分をコピーすることを特徴とする請求項３に記載のメッシュ復号装置。
【請求項８】
メッシュ復号方法であって、
インターフレームのビットストリームから復号した動きベクトルと、参照フレームにおいて復号対象の頂点に対応する頂点の座標とを加算することで、前記復号対象の頂点の座標を復号する工程を有し、
前記工程において、前記ビットストリームから、現フレーム又は現サブメッシュの頂点数を復号することを特徴とするメッシュ復号方法。
【請求項９】
コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、
前記メッシュ復号装置は、
インターフレームのビットストリームから復号した動きベクトルと、参照フレームにおいて復号対象の頂点に対応する頂点の座標とを加算することで、前記復号対象の頂点の座標を復号するインター復号部を備え、
前記インター復号部は、前記ビットストリームから、現フレーム又は現サブメッシュの頂点数を復号することを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
非特許文献１又は非特許文献４には、非特許文献５のフレームワークに従って、非特許文献２又は３を用いてメッシュを符号化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
Khaled Mammou, Jungsun Kim, Alexis M Tourapis, Dimitri Podborski, and Krasimir Kolarov, “[V-CG] Apple’s Dynamic Mesh Coding CfP Response,” April 2022, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m59281.
ＧｏｏｇｌｅＤｒａｃｏ、２０２２年５月２６日アクセス［Ｏｎｌｉｎｅ］、https://google.github.io/draco
Jean-Eudes Marvie, Olivier Mocquard, “[V-DMC][EE4.4-related] An efficient EdgeBreaker implementation,” April 2023, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m63344.
“WD 5.0 of V-DMC,” Oct. 2023, ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 N00744.
“Information technology - Coded Representation of Immersive Media - Part 5: Visual Volumetric Video-based Coding (V3C) and Video-based Point Cloud Compression (V-PCC),” ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7, ISO/IEC 23090-5:2021(2E).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来技術では、インター予測符号化において現フレームの基本メッシュの頂点数が参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と異なる場合に現フレームの基本メッシュを復号することができないという問題点があった。そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、インター予測符号化において、現フレームの基本メッシュの頂点数が参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と異なる場合であっても現フレームの基本メッシュを復号することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【０００５】
また、本発明は、インター予測符号化において、現フレームの基本メッシュの頂点数が参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と異なるという事態を回避することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の第１の特徴は、メッシュ復号装置であって、インターフレームのビットストリームから復号した動きベクトルと、参照フレームにおいて復号対象の頂点に対応する頂点の座標とを加算することで、前記復号対象の頂点の座標を復号するインター復号部を備え、前記インター復号部は、前記ビットストリームから、現フレーム又は現サブメッシュの頂点数を復号することを要旨とする。
【０００７】
本発明の第２の特徴は、メッシュ復号方法であって、インターフレームのビットストリームから復号した動きベクトルと、参照フレームにおいて復号対象の頂点に対応する頂点の座標とを加算することで、前記復号対象の頂点の座標を復号する工程を有し、前記工程において、前記ビットストリームから、現フレーム又は現サブメッシュの頂点数を復号することを要旨とする。
【０００８】
本発明の第３の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、インターフレームのビットストリームから復号した動きベクトルと、参照フレームにおいて復号対象の頂点に対応する頂点の座標とを加算することで、前記復号対象の頂点の座標を復号するインター復号部を備え、前記インター復号部は、前記ビットストリームから、現フレーム又は現サブメッシュの頂点数を復号することを要旨とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、インター予測符号化において、現フレームの基本メッシュの頂点数が参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と異なる場合であっても現フレームの基本メッシュを復号することができる。
【００１０】
また、本発明によれば、インター予測符号化において、現フレームの基本メッシュの頂点数が参照フレーム又は参照サブメッシュの頂点数と異なるという事態を回避することができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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