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公開番号
2025083305
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2024191377
出願日
2024-10-31
発明の名称
デュアル燃料タービン用の液体燃料フラッシングシステム及び方法
出願人
ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
,
General Electric Technology GmbH
代理人
個人
,
弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
主分類
F01D
25/00 20060101AFI20250523BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】液体燃料(145)が流れるタービンエンジン(10)用の液体燃料フラッシング回路(100)を提供する。
【解決手段】液体燃料フラッシング回路(100)は、タービンエンジン(10)と連通する液体燃料ブーストスキッド(110)と、タービンエンジン(10)と連通する液体燃料フラッシングスキッド(120)とを備える。液体燃料ブーストスキッド(110)及び液体燃料フラッシングスキッド(120)は、液体燃料(145)の流れのための再循環ループ(355)を含む。液体燃料フラッシング回路(100)では、デュアル燃料型ガスタービンでエンジンを停止せずに、ガス燃料で運転している際に、液体燃料フラッシングを実行できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
液体燃料(145)の流れを有するタービンエンジン(10)用の液体燃料フラッシング回路(100)であって、当該液体燃料フラッシング回路(100)が、
前記タービンエンジン(10)と連通する液体燃料ブーストスキッド(110)と、
前記タービンエンジン(10)と連通する液体燃料フラッシングスキッド(120)と
を備えており、前記液体燃料ブーストスキッド(110)及び前記液体燃料フラッシングスキッド(120)が、液体燃料(145)の流れのための再循環ループ(355)を備えている、液体燃料フラッシング回路(100)。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記液体燃料フラッシングスキッド(120)が微粒子計測器(290)を備える、請求項1に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項3】
前記液体燃料フラッシングスキッド(120)が濾過システム(300)を備える、請求項1に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項4】
前記濾過システム(300)がメッシュフィルタ(310)を備える、請求項3に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項5】
前記濾過システム(300)が、メッシュサイズの異なる複数のメッシュフィルタ(310)を収容する、請求項3に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項6】
前記液体燃料フラッシングスキッド(120)が、前記濾過システム(300)の周りに配置された1以上の圧力センサ(325)を備える、請求項3に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項7】
前記液体燃料ブーストスキッド(110)が、ヒータ(150)及びポンプ(180)を備える、請求項1に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項8】
前記液体燃料ブーストスキッド(110)が、着脱可能な流量制御弁管(210)と共に流量制御弁(200)を備える、請求項1に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項9】
前記液体燃料ブーストスキッド(110)及び前記液体燃料フラッシングスキッド(120)と連通する液体燃料マニホールド(220)をさらに備える、請求項1に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
【請求項10】
前記液体燃料マニホールド(220)が、着脱可能な絞り弁管(250)と共に絞り弁(240)を備える、請求項9に記載の液体燃料フラッシング回路(100)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願及びその成果としての特許は、一般にタービンエンジンに関し、さらに具体的には、デュアル燃料航空機転用タービンエンジンなどのようにガス燃料で運転しながら液体燃料フラッシングを同時に行うためのシステム及び方法に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスタービンエンジンの主な利点の1つは、様々な燃料で運転できることである。これは、世界において、様々な燃料の一般的又は季節的不足にみまわれる地域或いは複数の異なる種類の燃料が豊富に存在する地域で特に有利である。そのため、多くの発電所の所有者は、複数の燃料の組合せを燃焼できるガスタービンエンジンを運転している。例えば、ガスタービンエンジンには、天然ガス、LNG、LPG(プロパン及びブタン)のような気体燃料を一次燃料として燃焼し、ディーゼル、バイオディーゼル、エタノール、メタノール、留出油のような液体燃料をバックアップ燃料として燃焼させるものがある。好ましくは、ガスタービンエンジンは、燃料の種類の移行を中断なしで自動的に行うことができる。
【0003】
液体燃料回路内の機器は、通常、最初の使用前及び/又は長期シャットダウン後に十分にフラッシングする必要がある。かかる手順は、一般に、液体燃料の清浄度に関する国際基準への準拠を確保するために必要とされる。しかし、これらの手順は概して時間がかかり、ガスタービンエンジンの長期シャットダウンが必要となって生産の損失を伴うおそれがある。
【発明の概要】
【0004】
そこで、本出願及びその成果としての特許は、液体燃料の流れを有するタービンエンジンのための液体燃料フラッシング回路を提供する。液体燃料フラッシング回路は、タービンエンジンと連通する液体燃料ブーストスキッドと、タービンエンジンと連通する液体燃料フラッシングスキッドを含む。液体燃料ブーストスキッド及び液体燃料フラッシングスキッドは、液体燃料の流れのための再循環ループを含む。
【0005】
本出願及びその成果としての特許は、さらに、タービンエンジン内の液体燃料をフラッシングする方法を提供する。本方法は、タービンエンジンの液体燃料マニホールド及び液体燃料フラッシングスキッドを再循環ループに配置するステップ、液体燃料フラッシングスキッドを流れる液体燃料中の粒子をカウントするステップ、液体燃料フラッシングスキッド内の濾過システムを通じて液体燃料を流すステップ、及びタービンエンジンの液体燃料マニホールド及び液体燃料フラッシングスキッドを通して液体燃料を再循環させるステップを含むことができる。
【0006】
本出願及びその成果としての特許は、さらに、タービンエンジン用の液体燃料フラッシング回路を提供する。液体燃料フラッシング回路は、タービンエンジンと連通する液体燃料ブーストスキッドと、タービンエンジンと連通する液体燃料フラッシングスキッドを含む。液体燃料フラッシングスキッドは、微粒子計測器及び濾過システムを含む。液体燃料ブーストスキッド及び液体燃料フラッシングスキッドは、再循環ループを含む。
【0007】
本出願及びその成果としての特許の上記その他の特徴及び改良点については、幾つかの図面及び特許請求の範囲と併せて以下の詳細な説明を参酌することによって当業者には明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
圧縮機、燃焼器、タービン及び外部負荷を含むガスタービンエンジンの概略図。
本願に記載の、ガスタービンエンジンの一部、液体燃料ブーストスキッド及び液体燃料フラッシングスキッドを含む液体燃料フラッシング回路の概略図。
図2の液体燃料フラッシングスキッドの一例の斜視図。
図3Aの液体燃料フラッシングスキッドのメッシュ濾過システムの分解図。
本願に記載の液体燃料フラッシング回路の別の実施形態の部分的な概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照するが、図面を通して、同様の符号は同様の部材を表す。図1は、本願に記載のガスタービンエンジン10の概略図を示す。ガスタービンエンジン10は、圧縮機15を含む。圧縮機15は、流入する空気20の流れを圧縮する。圧縮機15は、圧縮した空気20の流れを所定の数の燃焼器缶25に送る。燃焼器缶25は、空気20の圧縮流と燃料30の加圧流とを混合し、混合気を点火して高温燃焼ガス35の流れを生じさせる。燃焼器缶25は1個しか示していないが、ガスタービンエンジン10は、円周配列などに配置された任意の数の燃焼器缶25を含むことができる。或いは、燃焼器25は、アニュラ型燃焼器であってもよい。燃焼ガス35の流れは、次いでタービン40に送られる。燃焼ガス35の流れはタービン40を駆動して機械的仕事を生じる。タービン40で生じる機械的仕事は、ロータシャフト45を介して、圧縮機15を駆動する。タービン40及びロータシャフト45は、発電機などの外部負荷50も駆動し得る。
【0010】
上述の通り、ガスタービンエンジン10は、天然ガス、各種の合成ガス、水素燃料、液体燃料及び/又はその他の種類の燃料及びそれらのブレンドを使用し得る。ガスタービンエンジン10は、General Electric社(米国ニューヨーク州スケネクタディ)から市販されている多種多様なガスタービンエンジンのいずれであってもよく、限定されるものではないが、7シリーズ又は9シリーズのヘビーデューティーガスタービンエンジン、並びにLM2500、TM2500、LM6000、LMS100及びLM9000航空機転用型ガスタービンエンジンなどが挙げられる。ガスタービンエンジン10は、単純サイクル又はコンバインドサイクル発電システム或いは他のタイプの発電システムの一部であってもよい。ガスタービンエンジン10は、異なる構成を有していてもよいし、他の種類の部品を用いてもよい。その他のタイプのガスタービンエンジンも使用し得る。複数のガスタービンエンジン、他のタイプのタービン及び他のタイプの発電設備も一緒に使用し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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