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公開番号2025066016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175604
出願日2023-10-10
発明の名称ブローバイガス還流装置
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類F01M 13/00 20060101AFI20250415BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】簡易な構成でブローバイガスのリーク検出を可能とする。
【解決手段】ブローバイガス還流装置は、シリンダヘッドとロッカーカバーの間に形成されたロッカー室と、クランクケースにより形成されたクランク室と、ロッカー室とクランク室とを連通する連通孔と、を有するエンジンと、タービンハウジングと、コンプレッサハウジングと、タービンハウジングとコンプレッサハウジングとの間に配置されたセンターハウジングを有するターボチャージャーと、シリンダヘッド、タービンハウジング、センターハウジング、コンプレッサハウジングの壁部に貫通孔として形成され、ロッカー室とコンプレッサハウジング内の吸気流路のコンプレッサインペラの上流側とを接続するブローバイガス連通路と、を備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダヘッドとロッカーカバーの間に形成されたロッカー室と、クランクケースにより形成されたクランク室と、前記ロッカー室と前記クランク室とを連通する連通孔と、を有するエンジンと、
タービンハウジングと、コンプレッサハウジングと、前記タービンハウジングと前記コンプレッサハウジングとの間に配置されたセンターハウジングを有するターボチャージャーと、
前記シリンダヘッド、前記タービンハウジング、前記センターハウジング、前記コンプレッサハウジングの壁部に貫通孔として形成され、前記ロッカー室と前記コンプレッサハウジング内の吸気流路のコンプレッサインペラの上流側とを接続するブローバイガス連通路と、
を備えたブローバイガス還流装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記ブローバイガス連通路は、
前記シリンダヘッドの壁部に貫通孔として形成され、前記シリンダヘッドが前記タービンハウジングと接続する第1接続面から前記ロッカー室まで延在する第1連通路と、
前記タービンハウジングの壁部に貫通孔として形成され、前記タービンハウジングが前記シリンダヘッドと接続する第2接続面から前記センターハウジングと接続する第3接続面まで延在する第2連通路と、
前記センターハウジングの壁部に貫通孔として形成され、前記センターハウジングが前記タービンハウジングと接続する第4接続面から前記コンプレッサハウジングと接続する第5接続面まで延在する第3連通路と、
前記コンプレッサハウジングの壁部に貫通孔として形成され、前記コンプレッサハウジングが前記センターハウジングと接続する第6接続面から前記吸気流路の前記コンプレッサインペラの上流側まで延在する第4連通路と、
を含む、
請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
【請求項3】
前記シリンダヘッドと前記タービンハウジングとの間に設けられたエキゾーストマニホールドを備え、
前記ブローバイガス連通路は、
前記エキゾーストマニホールドの壁部に貫通孔として形成され、前記第1連通路と前記第2連通路とを接続する第5連通路を含む、
請求項2に記載のブローバイガス還流装置。
【請求項4】
前記タービンハウジングの下流側に接続される排気管と、
前記排気管に設けられたA/Fセンサと、
前記A/Fセンサの出力値に基づいて、前記ブローバイガス連通路の接続が解除されたことを検出する検出装置と、
を備える、
請求項1~3のいずれかに記載のブローバイガス還流装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブローバイガス還流装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの内部において、燃焼行程で高圧となった燃焼ガスや未燃焼の混合気を含むブローバイガスが、シリンダとピストンの隙間から漏出してクランクケースに溜まる。そのため、当該ブローバイガスを吸気流路へ還流させるためのブローバイガス還流装置がエンジンシステムに設けられる。ブローバイガス還流装置により、クランクケース内のブローバイガスは、吸気流路に戻され、再度エンジンの燃焼室に導入される。
【0003】
特許文献1には、ターボチャージャーが設けられた車両のブローバイガス還流装置について開示がある。特許文献1のブローバイガス還流装置は、ディフューザ通路におけるデポジットの付着を防止するため、エンジンのシリンダロッカーカバーとコンプレッサハウジングのディフューザ通路とを接続するブローバイガス配管を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-27251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ブローバイガス配管の接続箇所が外れたことによるブローバイガスのリーク検出のみならず、ブローバイガス配管の破断等によるリーク検出を可能とすることが、北米法規要件として要求されている。このような北米法規要件を満たすため、特許文献1のようなブローバイガス還流装置では、ブローバイガス配管の破断等によるリーク検出を可能とするためのクランクケース内圧センサやON-OFFバルブといった追加のハード構成が必要であった。そのため、ブローバイガス還流装置の構成が複雑化するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、簡易な構成でブローバイガスのリーク検出が可能なブローバイガス還流装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のブローバイガス還流装置は、
シリンダヘッドとロッカーカバーの間に形成されたロッカー室と、クランクケースにより形成されたクランク室と、前記ロッカー室と前記クランク室とを連通する連通孔と、を有するエンジンと、
タービンハウジングと、コンプレッサハウジングと、前記タービンハウジングと前記コンプレッサハウジングとの間に配置されたセンターハウジングを有するターボチャージャーと、
前記シリンダヘッド、前記タービンハウジング、前記センターハウジング、前記コンプレッサハウジングの壁部に貫通孔として形成され、前記ロッカー室と前記コンプレッサハウジング内の吸気流路のコンプレッサインペラの上流側とを接続するブローバイガス連通路と、
を備えた。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易な構成でブローバイガスのリーク検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態にかかるエンジンシステムの構成を示す概略図である。
図2は、第1実施形態にかかるブローバイガス還流装置の概略断面図である。
図3は、第2実施形態にかかるブローバイガス還流装置の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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