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公開番号2025047893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156659
出願日2023-09-22
発明の名称還元剤供給装置及びその制御方法
出願人ボッシュ株式会社
代理人
主分類F01N 3/08 20060101AFI20250327BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】圧送経路における漏れチェックの頻度が高く、排出ガスの浄化を中断させることなく漏れチェックを行うことが可能な還元剤供給装置を提供する。
【解決手段】内燃機関1の排気管11に設けられた還元触媒13の上流に取り付けられた還元剤噴射弁25と、前記還元剤噴射弁25に還元剤を圧送するポンプ31と、前記ポンプと前記還元剤噴射弁とを接続する還元剤供給通路52と、前記ポンプと前記還元剤噴射弁とを制御する制御装置100と、を備えた、還元剤供給装置20において、前記制御装置は、前記内燃機関のイグニッションスイッチがオフしたことを検出した場合に、前記ポンプと前記還元剤噴射弁と前記還元剤供給通路とを含む圧送経路に還元剤の漏れが有るか否かを判断し、その後、還元剤の回収を実施する、還元剤供給装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、
前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送するポンプ(31)と、
前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを接続する還元剤供給通路(52)と、
前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、
を備えた、還元剤供給装置(20)において、
前記制御装置(100)は、
前記内燃機関(1)のイグニッションスイッチがオフしたことを検出した場合に、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)と前記還元剤供給通路(52)とを含む圧送経路に還元剤の漏れが有るか否かを判断し、その後、還元剤の回収を実施する、
還元剤供給装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記制御装置(100)は、前記還元剤供給装置(20)が搭載された車両のアイドリングストップ機能により前記内燃機関(1)が停止したとの情報を取得した場合に、さらに、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)と前記還元剤供給通路(52)とを含む圧送経路に還元剤の漏れが有るか否かを判断する、
請求項1に記載の還元剤供給装置。
【請求項3】
内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送するポンプ(31)と、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを接続する還元剤供給通路(52)と、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、を備えた、還元剤供給装置(20)の制御方法において、
前記制御方法は、
前記内燃機関のイグニッションスイッチがオフしたことを検出した場合に、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)と前記還元剤供給通路(52)とを含む圧送経路に還元剤の漏れが有るか否かを判断するステップと、
還元剤の回収を実施するステップと、を備えた
還元剤供給装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気管に還元剤を供給するための還元剤供給装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排出ガス中には、環境に影響を与えるおそれのある窒素酸化物(以下、「NOx」と称する。)が含まれている。このNOxを浄化するために用いられる排気浄化装置として、排気管に配設された触媒の上流側に尿素水溶液等の還元剤を噴射供給し、触媒中で排出ガス中のNOxを還元反応させる排気浄化装置が知られている。
【0003】
このような排気浄化装置に用いられる還元剤供給装置の一態様として、ポンプ及び還元剤噴射弁を備え、貯蔵タンク内の還元剤をポンプによって圧送するとともに、排気管に固定された還元剤噴射弁を介して還元剤を排気管内に供給する還元剤供給装置がある。(特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1には、還元剤噴射弁から排気通路内への還元剤の漏れを検出可能な診断装置や診断方法が開示されている。還元剤噴射弁のシート部分の経時劣化や遺物の付着、弁体の開固着等によって還元剤噴射弁に何らかの異常が生じ、還元剤噴射弁から排気通路内に還元剤が漏れ出すおそれがある。この診断装置は、還元剤噴射弁における弁体の開固着等によって、還元剤噴射弁から排気通路内への還元剤の漏れを検出する。具体的には、還元剤噴射弁の漏れ診断装置は、排出ガス中のアンモニア濃度を検出するアンモニア濃度検出手段を備え、検出されたアンモニア濃度に基づいて、還元剤噴射弁から排気通路内への還元剤の漏れの有無を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-149365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、還元剤の漏れは還元剤噴射弁から排気通路内への漏れに限られるものではない。還元剤はポンプで圧送され還元剤供給通路を介して還元剤噴射弁まで送られる。内圧が高い圧送経路は、内圧が低い他の部分に比べて漏れが発生する可能性も高くなる。したがって、漏れチェックの頻度を高くし、漏れが検出された場合には、修理等を行えるようにすることが必要である。また、排出ガスの浄化を中断させることなく漏れチェックが実施されることも重要である。排出ガスの浄化を中断させた場合には、その中断中に、大気中に排出される排出ガスに含まれる窒素酸化物の量が増えてしまうおそれがあるからである。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ポンプ、還元剤噴射弁、および還元剤供給通路等を含む圧送経路における漏れチェックの頻度が高く、漏れが検出された場合には、修理等を行い、かつ、排出ガスの浄化を中断させることなく漏れチェックを行うことが可能な還元剤供給装置及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る還元剤供給装置は、内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送するポンプ(31)と、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを接続する還元剤供給通路(52)と、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、を備えた、還元剤供給装置(20)において、
前記制御装置(100)は、前記内燃機関(1)のイグニッションスイッチがオフしたことを検出した場合に、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)と前記還元剤供給通路(52)とを含む圧送経路に還元剤の漏れが有るか否かを判断し、その後、還元剤の回収を実施する、還元剤供給装置である。
【0009】
本発明に係る還元剤供給装置の制御方法は、内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送するポンプ(31)と、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを接続する還元剤供給通路(52)と、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、を備えた、還元剤供給装置(20)の制御方法において、
前記制御方法は、前記内燃機関のイグニッションスイッチがオフしたことを検出した場合に、前記ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)と前記還元剤供給通路(52)とを含む圧送経路に還元剤の漏れが有るか否かを判断するステップと、還元剤の回収を実施するステップと、を備えた、還元剤供給装置の制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ポンプ、還元剤噴射弁、および還元剤供給通路等を含む圧送経路における漏れチェックの頻度が高く、漏れが検出された場合には、修理等を行い、かつ、排出ガスの浄化を中断させることなく漏れチェックを行うことが可能な還元剤供給装置及びその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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