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公開番号
2025052809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161719
出願日
2023-09-25
発明の名称
リザーブタンク
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F01P
11/00 20060101AFI20250328BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】タンクケースを大型化させることなく内部流路から気液分離室へ流れる冷却水の流速を小さくでき、さらに傾いたときに内部流路から気液分離室へ流れた冷却水が気液分離室中の気泡を巻き込み難いリザーブタンクを提供する。
【解決手段】一対の短辺部及び短辺部に直交する一対の長辺部を含む外形を有するタンクケース21、51と、タンクケースに設けられた最低貯留量を表す表示73より下方に位置するようにタンクケースの内部に設けられた第1流路77と、表示より下方に位置するようにタンクケースの内部に設けられ、冷却水の流通方向に対して直交する断面の面積が第1流路より大きい第2流路78と、第2流路の下流側端部であり長辺部に沿う方向の位置が長辺部の中央部と一致する接続端部78Eと、上端が表示より上方に位置するようにタンクケースの内部に設けられた気液分離室79と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に沿って見たときに互いに平行な一対の短辺部及び前記短辺部に直交する一対の長辺部を含む外形を有するタンクケースと、
前記タンクケースに接続され、冷却水が流れる流路に接続された入口ポート及び出口ポートと、
前記タンクケースに設けられた最低貯留量を表す表示より下方に位置し且つ前記短辺部に沿って延びるように前記タンクケースの内部に設けられ、前記入口ポートの下流側端部に接続された第1流路と、
前記表示より下方に位置するように前記タンクケースの内部に設けられ、前記長辺部に沿って延びると共に前記第1流路の下流側端部に接続され、前記冷却水が流れる方向である流通方向に対して直交する断面の面積が前記第1流路より大きい第2流路と、
前記第2流路の下流側端部であり、前記長辺部に沿う方向の位置が前記長辺部の中央部と一致する接続端部と、
上端が前記表示より上方に位置するように前記タンクケースの内部に設けられ、前記接続端部及び前記出口ポートの上流側端部に接続された気液分離室と、
を備えるリザーブタンク。
続きを表示(約 67 文字)
【請求項2】
前記第1流路の前記下流側端部と前記第2流路の上流側端部が直接接続された請求項1に記載のリザーブタンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リザーブタンクに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、水冷式の冷却装置の流路を流れる冷却水を貯留するリザーブタンクが開示されている。このリザーブタンクは、リザーブタンク内に設けられた内部流路及び気液分離室を備える。流路からリザーブタンク内に流れた冷却水は、内部流路を通って気液分離室へ流れ、気液分離室から再び流路へ流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-159318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内部流路の全長が短い場合は、冷却水が内部流路から気液分離室へ流れるときの冷却水の流速が高くなるおそれがある。この場合は、内部流路から気液分離室へ流れた冷却水が、気液分離室中の冷却水に混入している気泡(空気)を巻き込み易い。流路を流れる冷却水に気泡が多く含まれる場合は、冷却水による冷却対象の冷却効果が低下する。冷却水に気泡が巻き込まれるのを防止するためには、リザーブタンクの内部流路を長くして、冷却水の流速を低下させればよい。しかし上記特許文献1のリザーブタンクは、内部流路を長くした場合に大型化し易い。
【0005】
また上記特許文献1のリザーブタンクでは、内部流路と気液分離室の間に壁が設けられ、この壁に設けられた窓を介して、冷却水が内部流路から気液分離室へ流れる。しかし窓の面積が内部流路の断面積より小さいので、冷却水が内部流路から気液分離室へ流れるときに、冷却水の流速が低くなり難い。
【0006】
さらに上記特許文献1のリザーブタンクが傾いたときに、内部流路から気液分離室へ流れた冷却水が、気液分離室中の冷却水に混入している気泡を巻き込み易い。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、タンクケースを大型化させることなく内部流路から気液分離室へ流れる冷却水の流速を小さくでき、さらに傾いたときに内部流路から気液分離室へ流れた冷却水が気液分離室中の気泡を巻き込み難いリザーブタンクを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1のリザーブタンクは、上下方向に沿って見たときに互いに平行な一対の短辺部及び前記短辺部に直交する一対の長辺部を含む外形を有するタンクケースと、前記タンクケースに接続され、冷却水が流れる流路に接続された入口ポート及び出口ポートと、前記タンクケースに設けられた最低貯留量を表す表示より下方に位置し且つ前記短辺部に沿って延びるように前記タンクケースの内部に設けられ、前記入口ポートの下流側端部に接続された第1流路と、前記表示より下方に位置するように前記タンクケースの内部に設けられ、前記長辺部に沿って延びると共に前記第1流路の下流側端部に接続され、前記冷却水が流れる方向である流通方向に対して直交する断面の面積が前記第1流路より大きい第2流路と、前記第2流路の下流側端部であり、前記長辺部に沿う方向の位置が前記長辺部の中央部と一致する接続端部と、上端が前記表示より上方に位置するように前記タンクケースの内部に設けられ、前記接続端部及び前記出口ポートの上流側端部に接続された気液分離室と、を備える。
【0009】
請求項1のリザーブタンクは、タンクケースの内部に設けられた第1流路及び第2流路を有する。第1流路はタンクケースの短辺部に沿って延び、第2流路はタンクケースの長辺部に沿って延びる。そのため内部流路(第1流路、第2流路)を長くしても、タンクケース(リザーブタンク)が大型化し難い。さらに請求項1のリザーブタンクでは、気液分離室に接続する接続端部(第2流路)の流通方向に対して直交する断面の面積が第1流路より大きい。そのため冷却水が接続端部(第2流路)から気液分離室へ流れるときに、冷却水の流速が低くなり易い。そのため請求項1のリザーブタンクは、タンクケースを大型化させることなく内部流路(第1流路、第2流路)から気液分離室へ流れる冷却水の流速を小さくできる。
【0010】
さらに請求項1のリザーブタンクの第2流路の接続端部の長辺部に沿う方向の位置が長辺部の中央部と一致する。そのためリザーブタンクが傾いたときに、接続端部の上下方向への移動量が大きくなり難い。そのためリザーブタンクが傾いたときに、内部流路(第1流路、第2流路)から気液分離室へ流れた冷却水が気液分離室中の気泡を巻き込み難い。
(【0011】以降は省略されています)
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