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公開番号2025063374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172484
出願日2023-10-04
発明の名称ブローバイガス還流装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F01M 13/00 20060101AFI20250409BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】クランクケースの換気と共に、クランクケース内の暖気を好適に実施できるようにする。
【解決手段】吸気通路11におけるコンプレッサ15よりも下流側、かつインタークーラ16よりも上流側の部分Aとクランクケース18とを連通する第1通路20と、吸気通路11におけるインタークーラ16よりも下流側の部分Bとクランクケース18とを連通する第2通路21と、吸気通路11におけるコンプレッサ15よりも上流側の部分Cとクランクケース18とを連通する第3通路22と、を過給エンジン10に設置するとともに、第1通路20が連通かつ第2通路21が遮断した状態と、第1通路20が遮断かつ第2通路21が連通した状態と、を切替える切替弁24を設けるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
吸気通路に設置されたコンプレッサと、前記吸気通路における前記コンプレッサよりも下流側の部分に設置されたインタークーラと、を備える過給エンジンのクランクケース内のブローバイガスを前記吸気通路に還流するブローバイガス還流装置であって、
前記吸気通路における前記コンプレッサよりも下流側、かつ前記インタークーラよりも上流側の部分と前記クランクケースとを連通する第1通路と、
前記吸気通路における前記インタークーラよりも下流側の部分と前記クランクケースとを連通する第2通路と、
前記吸気通路における前記コンプレッサよりも上流側の部分と前記クランクケースとを連通する第3通路と、
切替機構と、
を備えており、
前記切替機構は、前記第1通路が連通かつ前記第2通路が遮断した状態と、前記第1通路が遮断かつ前記第2通路が連通した状態と、を切替える機構である
ブローバイガス還流装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記クランクケース内で凝縮水が発生し易い状態にあるか否かを判定するとともに、前記凝縮水が発生し易い状態にあると判定した場合には前記第1通路が連通かつ前記第2通路が遮断した状態とする一方で、前記凝縮水が発生し易い状態にないと判定した場合には前記第1通路が遮断かつ前記第2通路が連通した状態とするように前記切替機構を制御する制御部を備える請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
【請求項3】
前記過給エンジンは、前記吸気通路における前記インタークーラよりも下流側の部分に設置されたスロットルバルブを備えており、
当該ブローバイガス還流装置は、前記吸気通路における前記スロットルバルブよりも下流側の部分と前記クランクケースとを連通する第4通路と、前記第4通路を通じた前記吸気通路から前記クランクケースへのガスの流れを制限するPCVバルブと、を備えている請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
【請求項4】
前記第1通路及び前記第2通路を通じた前記クランクケースから前記吸気通路へのガスの流れを制限する一方向弁を備える請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
【請求項5】
前記過給エンジンは、水素エンジンである請求項1に記載のブローバイガス還流装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、過給エンジンのクランクケース内のブローバイガスを吸気通路に還流するブローバイガス還流装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
上記のようなブローバイガス還流装置として、特許文献1に記載の装置が知られている。このブローバイガス還流装置は、コンプレッサにより加圧された吸気をクランクケースに導入することで、ブローバイガスの換気を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-46244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クランクケース内の温度が低いときには、ブローバイガス中の水分が凝縮する。そして、凝縮水の混入により、エンジンオイルの潤滑能力が低下することがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するブローバイガス還流装置は、吸気通路に設置されたコンプレッサと、前記吸気通路における前記コンプレッサよりも下流側の部分に設置されたインタークーラと、を備える過給エンジンのクランクケース内のブローバイガスを前記吸気通路に還流するブローバイガス還流装置であって、前記吸気通路における前記コンプレッサよりも下流側、かつ前記インタークーラよりも上流側の部分と前記クランクケースとを連通する第1通路と、前記吸気通路における前記インタークーラよりも下流側の部分と前記クランクケースとを連通する第2通路と、前記吸気通路における前記コンプレッサよりも上流側の部分と前記クランクケースとを連通する第3通路と、切替機構と、を備えており、前記切替機構は、前記第1通路が連通かつ前記第2通路が遮断した状態と、前記第1通路が遮断かつ前記第2通路が連通した状態と、を切替える機構である。
【発明の効果】
【0006】
上記ブローバイガス還流装置には、クランクケースの換気と共に、クランクケース内の暖気を好適に実施できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ブローバイガス還流装置の一実施形態の構成を模式的に示す図である。
上記ブローバイガス還流装置が備える制御部が実行する切替制御ルーチンのフローチャートである。
冷間過給運転時における上記ブローバイガス還流装置のガスの流れを示す図である。
温間過給運転時における上記ブローバイガス還流装置のガスの流れを示す図である。
自然吸気運転時に暖気を行う場合の上記ブローバイガス還流装置のガスの流れを示す図である。
ブローバイガス還流装置の変形例の構成を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、ブローバイガス還流装置の一実施形態を、図1~図5を参照して詳細に説明する。
<ブローバイガス還流装置の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態のブローバイガス還流装置の構成を説明する。本実施形態のブローバイガス還流装置は、車載用の過給エンジン10に設置されている。
【0009】
過給エンジン10は、水素を燃焼して動力を発生する水素エンジンである。過給エンジン10は、吸気通路11、燃焼室12、及び排気通路13を備えている。燃焼室12には、吸気通路11を通じて吸気が導入される。燃焼室12では、吸気と水素との混合気の燃焼が行われる。燃焼室12での燃焼により生じた排気は、排気通路13を通じて排出される。
【0010】
吸気通路11には、外部から取り込んだ吸気を濾過するエアクリーナ14が設置されている。吸気通路11におけるエアクリーナ14よりも下流側の部分には、過給機であるコンプレッサ15が設置されている。コンプレッサ15は、排気通路13を流れる排気の流勢により動作する。吸気通路11におけるコンプレッサ15よりも下流側の部分には、インタークーラ16が設置されている。インタークーラ16は、コンプレッサ15での断熱圧縮により高温となった吸気を冷却する。吸気通路11においけるインタークーラ16よりも下流側の部分には、スロットルバルブ17が設置されている。スロットルバルブ17は、吸気通路11の吸気の流路面積を変更することで、燃焼室12に導入する吸気量を調整するバルブである。
(【0011】以降は省略されています)

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