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公開番号
2025064127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173630
出願日
2023-10-05
発明の名称
流体循環装置
出願人
ダイハツディーゼル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01M
1/02 20060101AFI20250410BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】プライミングポンプ(サブポンプ)の回転子を支持する軸受の損傷を防止する。
【解決手段】副経路Qに設けられた逆止弁44に、逆方向の流体の流れを許容する連通路52を設ける。プライミングポンプ6を停止した状態でメインポンプ5を駆動することにより、主経路Pから副経路Qに逆流した流体が、連通路52を介して回転ポンプ部20に供給されて回転子(駆動ギヤ21及び従動ギヤ22)を回転させる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
流体が循環する主経路と、
前記主経路と並列に設けられた副経路と、
前記主経路に設けられたメインポンプと、
前記副経路に設けられ、回転子を含む回転ポンプ部を有するサブポンプと、
前記副経路に設けられ、前記サブポンプによる順方向の流体の流れを許容し、前記順方向と反対向きの逆方向の流体の流れを規制する逆止弁とを備え、
前記逆止弁に、前記順方向の流体の流れよりも小さい流量で、前記逆方向の流体の流れを許容する連通路を設けた流体循環装置。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記副経路のうち、前記順方向の流体の流れ方向下流側の端部と、前記サブポンプとの間に、前記逆止弁が配置された請求項1に記載の流体循環装置。
【請求項3】
前記サブポンプを停止した状態で前記メインポンプを駆動することにより、前記主経路から前記副経路に逆流した流体が、前記連通路を介して前記回転ポンプ部に供給されて前記回転ポンプ部の回転子を回転させる請求項1に記載の流体循環装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れかに記載の流体循環装置と、
機関本体とを備え、
前記流体循環装置で前記流体としてのオイルを前記機関本体の各部に供給する内燃機関であって、
前記主経路の少なくとも一部が前記機関本体の内部に形成され、
前記サブポンプ及び前記逆止弁が前記機関本体の外部に配置された内燃機関。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体循環装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ディーゼル機関等の内燃機関を長期間使用しない場合、エンジン内部の軸受等の損傷を防止するために、定期的に軸受等へのオイルの供給が行われる。具体的には、ディーゼル機関に、機関にオイルを供給するための主潤滑油経路と、主潤滑油経路と並列に設けられた副潤滑油経路と、副潤滑油経路の途中に配置されたプライミングポンプ(サブポンプ)とを設ける。エンジンを停止した状態でプライミングポンプを駆動して、副潤滑油経路を介して主潤滑油経路にオイルを供給することで、このオイルがエンジン本体の各部に供給される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-13608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示されたプライミングポンプは、モータで駆動されてオイルを圧送する、いわゆる回転ポンプである。回転ポンプの回転子は軸受(例えば転がり軸受)で支持され、軸受の摺動部(例えば、外輪及び内輪とボールとの間)にはオイルやグリース等の潤滑膜が介在している。プライミングポンプの稼働時は、回転子及びこれを支持する軸受が回転するため、これに伴って軸受の摺動部に潤滑剤が供給されて潤滑膜が形成された状態が維持される。一方、プライミングポンプの停止時は、軸受が回転しないため、軸受の接触部に潤滑膜が形成されにくい。この状態で、機関の運転による振動が軸受に伝わり、軸受の接触部にフレッティングが発生すると、軸受が損傷する恐れがある。
【0005】
本発明は、プライミングポンプ(サブポンプ)の回転子を支持する軸受の損傷を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は、流体を循環させる主経路と、前記主経路と並列に設けられた副経路と、前記主経路に設けられたメインポンプと、前記副経路に設けられ、回転子を含む回転ポンプ部を有するサブポンプと、前記副経路に設けられ、前記サブポンプによる順方向の流体の流れを許容し、前記順方向と反対向きの逆方向の流体の流れを規制する逆止弁とを備え、前記逆止弁に、前記順方向の流体の流れよりも小さい流量で、前記逆方向の流体の流れを許容する連通路を設けた流体循環装置を提供する。
【0007】
上記の流体循環装置において、サブポンプを停止した状態でメインポンプを駆動すると、主経路から副経路に逆流した流体が、逆止弁に設けられた連通路を介して回転ポンプ部に供給され、この流体の圧力により回転ポンプ部の回転子が回転される。これにより、回転子を支持する軸受が回転し、軸受の接触部に潤滑膜が形成されやすくなるため、機関の運転時の振動による軸受の接触部の損傷を防止できる。
【0008】
上記の流体循環装置では、例えば、副経路のうち、前記順方向の流体の流れ方向下流側の端部と、前記サブポンプとの間に、前記逆止弁が配置される。
【0009】
副経路が主経路と接続する端部は、副経路のうち順方向の流体の流れ方向下流側、言い換えれば副経路のうち、逆方向の流体の流れ方向上流側に位置する。このような流体循環装置では、主経路から副経路に逆流した流体が逆止弁、サブポンプの順に通過しようとする。このとき、逆止弁に連通路を設けたので、逆流した流体が逆止弁を介してサブポンプに至ることを実現できる。
【0010】
詳しくは、前記サブポンプを停止した状態で前記メインポンプを駆動することにより、前記主経路から前記副経路に逆流した流体が、前記連通路を介して前記回転ポンプ部に供給されて前記回転ポンプ部の回転子を回転させる。
(【0011】以降は省略されています)
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