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公開番号2025056480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023165983
出願日2023-09-27
発明の名称ブローバイガスのリーク検出装置および車両
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太田特許事務所
主分類F01M 13/00 20060101AFI20250401BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】ブローバイガスのリーク検出を行う圧力センサを腐食環境下から可能な限り遮断可能なリーク検出装置および車両を提供する。
【解決手段】本開示の一形態におけるリーク検出装置は、エンジンを構成するクランク室と吸気流路とを連通すると共に重力方向の上部を基点に逆V字又は逆U字状に折れ曲がった山型屈曲ゾーンを備えた新気ラインにおけるブローバイガスのリーク検出を行うリーク検出装置であって、前記山型屈曲ゾーンの頂部に設置されて前記新気ラインの圧力を検出可能な圧力センサと、前記山型屈曲ゾーンのうち前記圧力センサよりも鉛直方向下側に配置されて前記ブローバイガスの冷却を行う冷却機構と、を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンを構成するクランク室と吸気流路とを連通すると共に重力方向の上部を基点に逆V字又は逆U字状に折れ曲がった山型屈曲ゾーンを備えた新気ラインにおけるブローバイガスのリーク検出を行うリーク検出装置であって、
前記山型屈曲ゾーンの頂部に設置されて前記新気ラインの圧力を検出可能な圧力センサと、
前記山型屈曲ゾーンのうち前記圧力センサよりも鉛直方向下側に配置されて前記ブローバイガスの冷却を行う冷却機構と、
を含んでなるブローバイガスのリーク検出装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記山型屈曲ゾーンのうち前記冷却機構よりも鉛直方向下側に配置されて、前記ブローバイガスおよび前記吸気流路からの新気が通過する風車機構をさらに備えてなる、請求項1に記載のリーク検出装置。
【請求項3】
前記冷却機構はペルチェ素子を含み、
前記風車機構は前記ペルチェ素子と電気的に接続されてなり、
前記ブローバイガスと前記新気の少なくとも一方が前記風車機構を通過することで得られた電力が前記ペルチェ素子に給電される、請求項2に記載のリーク検出装置。
【請求項4】
前記風車機構は、
前記圧力センサよりも前記クランク室の側に設けられた第1風車と、
前記圧力センサよりも前記吸気流路の側に設けられた第2風車と、を含み、
前記第1風車と前記第2風車の形態が互いに異なる、請求項3に記載のリーク検出装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載のリーク検出装置を備えた車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばガソリンエンジンに搭載されるPCV回路におけるブローバイガスのリークを検出するリーク検出装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から自動車のエンジンには、燃焼室からシリンダとピストンとの隙間を通ってクランクケース内に漏れ出したブローバイガスを吸気流路に導くためのPCV(Positive Crankcase Ventilation)回路が備えられている。
【0003】
このとき何らかの原因でブローバイガスが流れるPCV回路の流路(「PCV流路」とも称する)にリークが発生すると、ブローバイガスがエンジン外の大気へ放出されてしまう。従って例えば特許文献1では、PCV流路のリークを検出するためにクランクケース内の圧力を測定し、この圧力に基づいて上記リークを検出する技術が提案されている。
【0004】
同様に特許文献2におけるリーク検出装置では、クランクケースに付設されてクランク室内の圧力を測定する圧力センサや、インテークマニホールドに付設されてインテークマニホールド内の圧力を測定する圧力センサが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-117176号公報
特開2017-166449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上述した各特許文献に限らず現在の技術では上記したリーク検出における潜在的ニーズを満たしているとは言えず以下に述べる課題が存在する。
例えば上記した特許文献では、圧力センサを用いた圧力変動によってリーク診断を行う点では精度の高いリーク検出は可能となるものの、そもそもPCV回路にはブローバイガスが流れるため圧力センサは腐食環境下に置かれることになる。かような圧力センサの腐食は測定異常にも帰結するため、上記したリーク検出ではこの圧力センサを可能な限り腐食環境下から遮断できることが望ましい。
【0007】
本開示は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、ブローバイガスのリーク検出を行う圧力センサを腐食環境下から可能な限り遮断可能なブローバイガスのリーク検出装置および車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本開示の一形態におけるブローバイガスのリーク検出装置は、エンジンを構成するクランク室と吸気流路とを連通すると共に重力方向の上部を基点に逆V字又は逆U字状に折れ曲がった山型屈曲ゾーンを備えた新気ラインにおけるブローバイガスのリーク検出を行うリーク検出装置であって、前記山型屈曲ゾーンの頂部に設置されて前記新気ラインの圧力を検出可能な圧力センサと、前記山型屈曲ゾーンのうち前記圧力センサよりも鉛直方向下側に配置されて前記ブローバイガスの冷却を行う冷却機構と、を含んでなる。
【0009】
また上記課題を解決するため、本開示における車両は、このブローバイガスのリーク検出装置を搭載する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ブローバイガスのリーク検出を行う圧力センサを腐食環境下から可能な限り遮断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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