TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025064523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174360
出願日2023-10-06
発明の名称排気装置及び不整地走行鞍乗車両
出願人カワサキモータース株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類F01N 3/24 20060101AFI20250410BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】不整地走行鞍乗車両に適した排気装置等を提供する。
【解決手段】排気装置は、不整地走行鞍乗車両の排気装置であって、前記不整地走行鞍乗車両の内燃機関の排気ポートから延び、前記内燃機関の側方を通る側方部分を含む排気路と、排気ガスの流通方向で前記側方部分よりも下流で前記排気路に接続される消音器と、前記消音器内に配置されるメイン触媒と、前記側方部分に配置されるプレ触媒であって、前記メイン触媒の熱容量よりも小さい熱容量を有するプレ触媒とを備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
不整地走行鞍乗車両の排気装置であって、
前記不整地走行鞍乗車両の内燃機関の排気ポートから延び、前記内燃機関の側方を通る側方部分を含む排気路と、
排気ガスの流通方向で前記側方部分よりも下流で前記排気路に接続される消音器と、
前記消音器内に配置されるメイン触媒と、
前記側方部分に配置されるプレ触媒であって、前記メイン触媒の熱容量よりも小さい熱容量を有するプレ触媒とを備える
排気装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記プレ触媒は、前記排気路における排気ガスの流通方向での中点よりも前記排気ポートに近い位置に配置される
請求項1に記載の排気装置。
【請求項3】
前記プレ触媒は、前記排気路に沿って前記排気ポートから1000ミリメートル以内の位置に配置される
請求項1に記載の排気装置。
【請求項4】
前記不整地走行鞍乗車両の側面視において、前記プレ触媒は、前記不整地走行鞍乗車両の前後方向で、前記内燃機関のシリンダブロックの後端よりも前方に配置される
請求項1に記載の排気装置。
【請求項5】
前記プレ触媒は、前記不整地走行鞍乗車両の高さ方向で、前記内燃機関の下端よりも上方に配置される
請求項1に記載の排気装置。
【請求項6】
前記不整地走行鞍乗車両の側面視において、前記プレ触媒は、前記不整地走行鞍乗車両の車体フレームのうちの前記内燃機関の前方でヘッドパイプから下方に延びるダウンフレームよりも、前記不整地走行鞍乗車両の前後方向で前方に突出しないように配置される
請求項1に記載の排気装置。
【請求項7】
前記メイン触媒は、複数の分割メイン触媒を含み、
前記プレ触媒の熱容量は、前記複数の分割メイン触媒それぞれの熱容量よりも小さい
請求項1に記載の排気装置。
【請求項8】
前記プレ触媒の熱容量は、前記メイン触媒の熱容量の50%以下である
請求項1に記載の排気装置。
【請求項9】
前記プレ触媒の単位容積当たりの排気ガスの浄化能力は、前記メイン触媒の単位容積当たりの排気ガスの浄化能力よりも高い
請求項1に記載の排気装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか一項に記載の排気装置と、
前記内燃機関とを備える
不整地走行鞍乗車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気装置及び不整地走行鞍乗車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、鞍乗車両の排気装置を開示する。排気装置は、エンジンの排気ポートに接続された排気路に設けられる2つの触媒体を備える。上流側の触媒体は、排気ポートから排出された未浄化の排気を最初に浄化する位置に配置され、下流側の触媒体は、上流側の触媒体よりも下流側に配置され、上流側の触媒体よりも熱容量が大きく設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-188606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、上流側の触媒体及び下流側の触媒体は、エンジンの下方に配置される。鞍乗車両が、不整地走行車両である場合、2つの触媒体は、鞍乗車両の車体の下方と地面との間の広いクリアランスの確保に影響を与える。
【0005】
そこで本開示の一態様は、不整地走行鞍乗車両に適した排気装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る排気装置は、不整地走行鞍乗車両の排気装置であって、前記不整地走行鞍乗車両の内燃機関の排気ポートから延び、前記内燃機関の側方を通る側方部分を含む排気路と、排気ガスの流通方向で前記側方部分よりも下流で前記排気路に接続される消音器と、前記消音器内に配置されるメイン触媒と、前記側方部分に配置されるプレ触媒であって、前記メイン触媒の熱容量よりも小さい熱容量を有するプレ触媒とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、例示的な実施の形態に係る不整地走行鞍乗車両の構成の一例を示す左側面図である。
図2は、図1の不整地走行鞍乗車両の右側面図である。
図3は、図1の不整地走行鞍乗車両の排気装置及びその周辺の構成を示す斜視図である。
図4は、図1の不整地走行鞍乗車両の排気装置及びその周辺の構成を示す正面図である。
図5は、図1の不整地走行鞍乗車両の排気装置及びその周辺の構成を示す上面図である。
図6は、図1の不整地走行鞍乗車両の消音器の構成の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下において、本開示の例示的な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。各図において、実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。以下の実施の形態において、鞍乗車両は、自動二輪車として説明されるが、自動三輪車又はバギー車であってもよい。
【0009】
図1及び図2を参照しつつ、例示的な実施の形態に係る不整地走行鞍乗車両1を説明する。図1及び図2はそれぞれ、例示的な実施の形態に係る不整地走行鞍乗車両1の構成の一例を示す左側面図及び右側面図である。本実施の形態に係る不整地走行鞍乗車両1は、不整地を走行可能であるモトクロスタイプの自動二輪車である。以下において、「不整地走行鞍乗車両1」は、「自動二輪車1」と称される場合がある。
【0010】
自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム4とを備える。車体フレーム4は、ヘッドパイプ5と、左右一対のメインフレーム6L及び6Rと、ダウンフレーム7と、左右一対のロアフレーム8L及び8Rと、ピボットフレーム9と、ブリッジフレーム10とを、フレーム要素として含む。車体フレーム4において、各フレーム要素は、互いに溶接で接合されている。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
揮発性液体を利用する回分式外燃機関
16日前
株式会社クボタ
作業車
23日前
トヨタ自動車株式会社
触媒装置
8日前
タイガースポリマー株式会社
リザーバタンク
1か月前
トヨタ自動車株式会社
触媒温度推定装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンシステム
23日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気管
8日前
トヨタ自動車株式会社
圧力センサ診断装置
8日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
1か月前
スズキ株式会社
可変動弁装置
1か月前
スズキ株式会社
可変動弁装置
1か月前
ボッシュ株式会社
還元剤供給装置及びその制御方法
1か月前
本田技研工業株式会社
排気装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ヒートインシュレータ
23日前
株式会社アイシン
マニホールド
1か月前
本田技研工業株式会社
排気装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の異常診断装置
12日前
フタバ産業株式会社
排気系装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
排気システム
26日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
トヨタ自動車株式会社
ブローバイガス還流装置
24日前
ヤンマーホールディングス株式会社
エンジン装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両のATF温度調整装置
17日前
ヤンマーホールディングス株式会社
エンジン装置
8日前
三恵技研工業株式会社
排気バルブ及び自動車用マフラー
16日前
ダイハツディーゼル株式会社
流体循環装置
23日前
カワサキモータース株式会社
乗物
1か月前
ヤンマーホールディングス株式会社
エンジン装置
8日前
いすゞ自動車株式会社
制御装置
17日前
カワサキモータース株式会社
鞍乗車両
1か月前
ボッシュ株式会社
ポンプ固着の解消・検出方法及びポンプ保安装置
16日前
三菱重工業株式会社
タービン静翼及びタービン
1日前
日立建機株式会社
建設機械
1か月前
続きを見る