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公開番号2025063610
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172977
出願日2023-10-04
発明の名称配車管理装置及び配車管理方法
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G08G 1/123 20060101AFI20250409BHJP(信号)
要約【課題】 車両の走行経路上の妨害事象を回避しつつ、迂回コストの増大を抑制してモビリティサービスの利用意欲を向上させる。
【解決手段】 配車管理装置10は、配車計画に含まれる車両Vの走行経路である運行ルートが経由する経由乗降地を配車要求に基づき決定する処理と、運行ルート上に妨害事象が発生している場合に、該妨害事象を迂回して経由乗降地へ向かう迂回ルートを導出する処理と、迂回ルートの走行により車両Vが被るコストである迂回コストを算出する処理と、迂回コストが所定値以上である場合に、当初の経由乗降地の周辺に存在する1つ以上の他の乗降地を新たな経由乗降地の候補地として抽出する処理と、所定情報をユーザが視認可能に表示するUI部21,321を有する端末装置(端末装置20、車載端末320)に、候補地を示す候補地情報を送信する処理と、を実行するコントローラ11を備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの配車要求に応じた配車計画に基づいて車両の配車及び運行を行う配車サービスを管理する配車管理装置であって、
ユーザが前記車両に乗降する地点であって、前記配車計画に含まれる前記車両の走行経路である運行ルートが経由する経由乗降地を、前記配車要求に基づいて決定する処理と、
前記運行ルート上に前記経由乗降地への前記車両の走行を妨害する事象が発生している場合に、該事象を迂回して前記経由乗降地へ向かう迂回ルートを導出する処理と、
前記迂回ルートの走行により前記車両が被るコストである迂回コストを算出する処理と、
前記迂回コストが所定値以上である場合に、当初の前記経由乗降地の周辺に存在する1つ以上の他の乗降地を新たな前記経由乗降地の候補地として抽出する処理と、
所定情報をユーザが視認可能に表示する表示部を有する端末装置に、前記候補地を示す候補地情報を送信する処理と、を実行するコンピュータを備える、配車管理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記コンピュータは、
当初の前記経由乗降地から所定範囲内に前記他の乗降地が複数存在する場合に、
前記他の乗降地それぞれと当初の前記経由乗降地との間を徒歩移動するための徒歩移動ルートを導出し、該徒歩移動ルートの移動に係るコストであるユーザ移動コストを算出し、複数の前記他の乗降地のうち該ユーザ移動コストが低い乗降地ほど優先的に前記候補地として抽出する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項3】
前記コンピュータは、前記ユーザ移動コストが所定値以下である前記他の乗降地を優先的に前記候補地として抽出する、
請求項2に記載の配車管理装置。
【請求項4】
前記コンピュータは、前記候補地として抽出された前記他の乗降地の位置情報及び前記徒歩移動ルートを含む前記候補地情報を、前記端末装置に送信する、
請求項2に記載の配車管理装置。
【請求項5】
前記コンピュータは、前記車両の現在地から前記他の乗降地への走行経路を導出し、
前記候補地情報は、前記候補地として抽出された前記他の乗降地への走行経路を含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載の配車管理装置。
【請求項6】
前記コンピュータは、前記車両の現在地から前記他の乗降地への走行経路に基づいて該他の乗降地への前記車両の到着予定時刻を算出し、
前記候補地情報は、前記候補地として抽出された前記他の乗降地への前記到着予定時刻を含む、
請求項4に記載の配車管理装置。
【請求項7】
前記コンピュータは、前記端末装置に送信した前記候補地のうちユーザが選択した一の前記候補地の情報を前記端末装置から受信し、一の前記候補地を新たな前記経由乗降地として前記配車計画を補正する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の配車管理装置。
【請求項8】
前記コンピュータは、新たな前記経由乗降地を示す新規経由地情報を前記端末装置に送信し、
前記新規経由地情報は、新たな前記経由乗降地までの走行経路を含む、
請求項7に記載の配車管理装置。
【請求項9】
前記配車計画の前記運行ルートには複数の前記経由乗降地が含まれ、
複数の前記経由乗降地は、前記運行ルート上において先着する先着乗降地と後着する後着乗降地とを含み、
前記コンピュータは、
前記先着乗降地について前記候補地を抽出する場合に、前記先着乗降地の周辺に存在する1つ以上の前記他の乗降地から前記後着乗降地への前記車両の走行経路を導出し、導出した該走行経路を前記他の乗降地から前記後着乗降地へ走行する際に前記車両が被るコストである中継コストを算出し、該中継コストが高い乗降地を前記候補地から除外する、
請求項1に記載の配車管理装置。
【請求項10】
ユーザの配車要求に応じた配車計画に基づいて車両の配車及び運行を行う配車サービスを管理する配車管理装置による配車管理方法であって、
ユーザが前記車両に乗降する地点であって、前記配車計画に含まれる前記車両の走行経路である運行ルートが経由する経由乗降地を、前記配車要求に基づいて決定する処理と、
前記運行ルート上に前記経由乗降地への前記車両の走行を妨害する事象が発生している場合に、該事象を迂回して前記経由乗降地へ向かう迂回ルートを導出する処理と、
前記迂回ルートの走行により前記車両が被るコストである迂回コストを算出する処理と、
前記迂回コストが所定値以上である場合に、当初の前記経由乗降地の周辺に存在する1つ以上の他の乗降地を新たな前記経由乗降地の候補地として抽出する処理と、
所定情報をユーザが視認可能に表示する表示部を有する端末装置に、前記候補地を示す候補地情報を送信する処理と、をコンピュータに実行させる、配車管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配車管理技術に関し、特に、車両の配車を管理する配車管理装置及び配車管理方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
モビリティサービスは、車両によるユーザの移動や荷物の運搬をスムーズに提供するサービスである。モビリティサービスに供される車両は、ユーザの配車要求に基づいて決定された走行経路を走行し、走行経路が経由する所定の地点においてユーザの乗降(又は2物の積み降ろし)が行われる。
【0003】
車両の走行経路上では、渋滞や路上駐車等、車両の走行を妨害する事象(妨害事象)が起こり得る。
例えば下記特許文献1は、車両の走行経路上に妨害事象が発生している場合に、車線変更の案内や目的地までの走行経路の再探索を行う技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-146461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら再探索した走行経路(迂回経路)での走行距離が当初の走行経路よりも大幅に長くなってしまうことがある。このため従来の技術では、迂回経路を走行して目的地へ向かう際に車両が被るコストである迂回コスト(例えば走行時間)が増大し、目的地への到着時刻の遅れ等によってユーザにおけるモビリティサービスの利用意欲が低減する虞がある。
そこで本開示は、車両の走行経路上の妨害事象を回避しつつ、迂回コストの増大を抑制してモビリティサービスの利用意欲を向上させる配車管理装置及び配車管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様の配車管理装置は、ユーザの配車要求に応じた配車計画に基づいて車両の配車及び運行を行う配車サービスを管理する配車管理装置であって、ユーザが前記車両に乗降する地点であって、前記配車計画に含まれる前記車両の走行経路である運行ルートが経由する経由乗降地を、前記配車要求に基づいて決定する処理と、前記運行ルート上に前記経由乗降地への前記車両の走行を妨害する事象が発生している場合に、該事象を迂回して前記経由乗降地へ向かう迂回ルートを導出する処理と、前記迂回ルートの走行により前記車両が被るコストである迂回コストを算出する処理と、前記迂回コストが所定値以上である場合に、当初の前記経由乗降地の周辺に存在する1つ以上の他の乗降地を新たな前記経由乗降地の候補地として抽出する処理と、所定情報をユーザが視認可能に表示する表示部を有する端末装置に、前記候補地を示す候補地情報を送信する処理と、を実行するコンピュータを備える。
【0007】
また本開示の一態様の配車管理方法は、ユーザの配車要求に応じた配車計画に基づいて車両の配車及び運行を行う配車サービスを管理する配車管理装置による配車管理方法であって、ユーザが前記車両に乗降する地点であって、前記配車計画に含まれる前記車両の走行経路である運行ルートが経由する経由乗降地を、前記配車要求に基づいて決定する処理と、前記運行ルート上に前記経由乗降地への前記車両の走行を妨害する事象が発生している場合に、該事象を迂回して前記経由乗降地へ向かう迂回ルートを導出する処理と、前記迂回経路の走行により前記車両が被るコストである迂回コストを算出する処理と、前記迂回コストが所定値以上である場合に、現在の前記経由乗降地から所定範囲内に存在する1つ以上の他の乗降地を、新たな前記経由乗降地の候補地として抽出する処理と、所定情報をユーザが視認可能に表示する表示部を有する端末装置に、前記候補地を示す候補地情報を送信する処理と、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、車両の走行経路上の妨害事象を回避しつつ、迂回コストの増大を抑制してモビリティサービスの利用意欲を向上させることができるようになる。
【0009】
本開示の他の技術的特徴、目的、及び作用効果乃至は利点は、添付した図面を参照して説明される以下の実施形態により明らかにされる。本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があっても良い。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態の配車管理システムの一例を説明する図である。
図1に示す端末装置の概略構成の一例を示す図である。
図1に示す端末装置から送信される配車要求情報の一例を示す表である。
本開示の一実施形態に係る配車管理装置の機能構成モデルの一例を示すブロックダイアグラム図である。
本開示の一実施形態における車両の運行ルートの一例を示す図である。
本開示の一実施形態に係る配車管理装置が提案する迂回ルートの一例を示す図である。
本開示の一実施形態に係る配車管理装置が提案する新たな経由乗降地の候補地の一例を示す図である。
本開示の一実施形態の配車管理システムにおける車両に搭載された制御装置の機能的モデルを示すブロックダイアグラムである。
本開示の一実施形態に係る配車管理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
本開示の一実施形態の変形例に係る配車管理装置が提案する新たな経由乗降地の候補地の一例を示す図である。
本開示の一実施形態の変形例に係る配車管理方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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