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公開番号2025054576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023163693
出願日2023-09-26
発明の名称内燃機関
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02B 23/10 20060101AFI20250331BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】圧縮比を高めることができる内燃機関を提供する。
【解決手段】内燃機関10は、シリンダヘッド12とピストン13の頂面13aとの間に区画される燃焼室Sと、シリンダヘッド12に設けられたインジェクタ収容孔26内に収容され、燃焼室Sに燃料を噴射するインジェクタ17とを備えている。シリンダヘッド12における燃焼室Sを区画する面である対向面12bには、噴霧逃げ凹部27が設けられている。インジェクタ収容孔26は、噴霧逃げ凹部27の内面において開口している。ピストン13は、頂面13aから突出するとともに、ピストン13が上死点に位置している状態において噴霧逃げ凹部27内に位置する突起33を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シリンダヘッドとピストンの頂面との間に区画される燃焼室と、前記シリンダヘッドに設けられたインジェクタ収容孔内に収容され、前記燃焼室に燃料を噴射するインジェクタと、を備え、
前記シリンダヘッドにおける前記燃焼室を区画する面には、噴霧逃げ凹部が設けられ、
前記インジェクタ収容孔は、前記噴霧逃げ凹部の内面において開口する内燃機関であって、
前記ピストンは、前記頂面から突出するとともに、前記ピストンが上死点に位置している状態において前記噴霧逃げ凹部内に位置する突起を有することを特徴とする内燃機関。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の内燃機関は、シリンダヘッドと、ピストンと、インジェクタとを備えている。シリンダヘッドとピストンの頂面との間には、燃焼室が区画されている。インジェクタは、シリンダヘッドに設けられた収容孔内に収容されている。インジェクタは、燃焼室に燃料を噴射する。シリンダヘッドにおける燃焼室を区画する面には、噴霧逃げ凹部が設けられている。収容孔は、噴霧逃げ凹部の内面において開口している。これにより、インジェクタによって噴射された燃料がシリンダヘッドに付着することが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-57808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、噴霧逃げ凹部を設けると、噴霧逃げ凹部の容積の分だけ、燃焼室の容積が増加するため、圧縮比が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための内燃機関は、シリンダヘッドとピストンの頂面との間に区画される燃焼室と、前記シリンダヘッドに設けられたインジェクタ収容孔に収容され、前記燃焼室に燃料を噴射するインジェクタと、を備え、前記シリンダヘッドにおける前記燃焼室を区画する面には、噴霧逃げ凹部が設けられ、前記インジェクタ収容孔は、前記噴霧逃げ凹部の内面において開口する内燃機関であって、前記ピストンは、前記頂面から突出するとともに、前記ピストンが上死点に位置している状態において前記噴霧逃げ凹部内に位置する突起を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、圧縮比を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、内燃機関の断面図である。
図2は、シリンダヘッドの斜視図である。
図3は、ピストンの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、内燃機関を具体化した一実施形態を図1~図3にしたがって説明する。本実施形態の内燃機関は、水素を燃料とする水素エンジンである。
図1に示すように、内燃機関10は、シリンダブロック11と、シリンダヘッド12と、ピストン13と、吸気バルブ14と、排気バルブ15と、点火プラグ16と、インジェクタ17とを備えている。
【0009】
シリンダブロック11は、気筒11aを有している。気筒11aは、円柱状の空間である。気筒11aは、シリンダブロック11の端面11bにおいて開口している。ピストン13は、気筒11a内に位置している。ピストン13は、略円柱状である。ピストン13の軸線方向は、気筒11aの軸線方向と一致している。ピストン13は、気筒11aの軸線方向に往復動する。図1では、上死点に位置しているピストン13が図示されている。図示は省略するが、ピストン13は、コネクティングロッドを介してクランクシャフトに連結されている。クランクシャフトの軸線は、図1において紙面と垂直な方向に延びている。コネクティングロッド及びクランクシャフトは、ピストン13の直線運動をクランクシャフトの回転運動に変換する。
【0010】
シリンダヘッド12は、図示しないガスケットを介してシリンダブロック11の端面11bに接続されている。シリンダヘッド12は、シリンダブロック11の端面11bと接続される接続面12aと、ピストン13の頂面13aと対向する対向面12bとを有している。対向面12bは、外縁が円形状の面である。対向面12bは、接続面12aに対して凹んでいる。シリンダヘッド12の対向面12bとピストン13の頂面13aとの間には、燃焼室Sが区画されている。対向面12bは、シリンダヘッド12における燃焼室Sを区画する面である。
(【0011】以降は省略されています)

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