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公開番号2025050327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159050
出願日2023-09-22
発明の名称バルブアセンブリ
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類F02M 37/10 20060101AFI20250327BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】ポンプを構成する吸入弁や吐出弁の点検が容易で、部品の交換も容易となるバルブアセンブリを提供する。
【解決手段】バルブアセンブリAは、シリンダ5の下端に分離自在に連結する弁ブロック10の外面からシリンダ5の下部のポンプ空間Sに亘る領域の吸入流路13と、吸入流路13を開閉する位置に配置され、ポンプ空間Sの圧力低下に伴って開放することによりタンクの液体水素をポンプ空間Sへ流動させる吸入弁Vaと、ポンプ空間Sから吐出ポート12に亘る領域に形成された吐出流路14と、吐出流路14を開閉する位置に配置され、ポンプ空間Sの圧力上昇に伴って開放することによりポンプ空間Sの液体水素を吐出ポート12へ流動させる吐出弁Vbとを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体水素が貯留されたタンクの液面下に挿入され、前記タンクからの抜き出しが行えるシリンダの下端に備えられ、前記シリンダに収容されたピストンの作動により液体水素を給排するバルブアセンブリであって、
前記シリンダの下端に分離自在に連結される弁ブロックと、
前記弁ブロックの外面から前記シリンダの下部のポンプ空間に亘る領域に形成された吸入流路と、
前記吸入流路を開閉する位置に配置され、前記ポンプ空間の圧力低下に伴って開放することにより前記タンクに貯留された液体水素を前記ポンプ空間へ流動させる吸入弁と、
前記ポンプ空間から前記弁ブロックに形成された吐出ポートに亘る領域に形成された吐出流路と、
前記吐出流路を開閉する位置に配置され、前記ポンプ空間の圧力上昇に伴って開放することにより前記ポンプ空間にある液体水素を前記吐出ポートへ流動させる吐出弁とを備えているバルブアセンブリ。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
複数の前記吸入流路の夫々に対応して配置された前記吸入弁と、複数の前記吐出流路の夫々に対応して配置された前記吐出弁とが、前記弁ブロックに配置されている請求項1に記載のバルブアセンブリ。
【請求項3】
前記吐出流路は、複数の前記吐出弁から送り出される液体水素を合流させ、前記吐出ポートから送り出す単一の取出流路を有している請求項2に記載のバルブアセンブリ。
【請求項4】
前記吸入弁は、前記吸入流路の開閉が可能な吸入弁体と、当該吸入弁体を閉塞位置に付勢する吸入バネと、当該吸入弁体に固定された状態で前記弁ブロックの外面で前記吸入バネと接続された可動体と、を有し、
前記吐出弁は、前記吐出流路の開閉が可能な吐出弁体と、当該吐出弁体を閉塞位置に付勢する吐出バネと、当該吐出バネを収容すると共に前記吐出弁体を支持した状態で前記弁ブロックの外面に固定された固定体と、を有している請求項1~3の何れか一項に記載のバルブアセンブリ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バルブアセンブリに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
バルブアセンブリとして、特許文献1には、液体水素が貯えられる燃料タンクに下側に突出する筒状の断熱層を形成し、この断熱層に対し上下方向に移動自在に筒体を備え、この筒体の内部にポンプユニットを配置した燃料取出装置が示されている。
【0003】
この特許文献1の燃料取出装置では、ポンプユニットとして、ピストン、シリンダ、吸込弁、吐出弁を備え、ロッドによりピストンを往復作動させ、吸込弁を介して吸い込んだ液体水素を、吐出弁から燃料パイプに送り取り出す構成が示されている。
【0004】
特許文献2には、水素燃料タンクの液体水素を吸込んで送り出す縦長のポンプハウジングが、内部に筒状のピストンホルダを有し、このピストンホルダの下端を自在継手によりピストンホルダの内部に連結した構成が示されている。
【0005】
この特許文献2では、ピストンホルダの内部に上下に往復自在に収容したシリンダホルダの上端を自在継手により連結棒に連結し、シリンダホルダの内部にピストンを収容している。
【0006】
この特許文献2の構成では、連結棒が上下に作動することにより、シリンダがポンプハウジング内で上下に作動し、この作動に連動してシリンダ内でピストンが相対的に作動することにより、シリンダの下端の吸込弁を介して液体水素を吸入し、ピストン上端の吐出弁から送り出す作動が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭62-102000号公報
特開平7-4350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1と、特許文献2との何れに示されるポンプも、ロッド(連接棒など)を上下に往復作動させ、ロッドに連係するピストンの上下作動に伴う圧力差によって吸込弁と、吐出弁とを交互に開閉させて液体水素の送り出しを実現している。
【0009】
夫々の文献では、ポンプの下端に吸込弁を配置しているが、特許文献1ではピストンに並列する位置に吐出弁を配置しており、特許文献2では、ピストンより上側に吐出弁を配置している。
【0010】
特許文献1に示される装置は、燃料タンクに形成される筒状の断熱層に対して上下に移動自在に筒体を備え、この筒体に対してポンプユニットの挿抜を可能にする構成であるものの、吐出弁の点検を容易に行えない。
(【0011】以降は省略されています)

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