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公開番号2025040674
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147611
出願日2023-09-12
発明の名称内燃機関の遮熱構造
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F02B 77/11 20060101AFI20250317BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】ハーネスの配索を簡素化しつつ、コネクタを排気部材の輻射熱から保護できる内燃機関の遮熱構造を提供すること。
【解決手段】エンジン1の遮熱構造は、遮熱板12を有し、遮熱板12は、排気部材6よりも上方でシリンダヘッドカバー4の前壁4Aに取付けられており、空燃比センサ10と酸素センサ11は、遮熱板12に取付けられている。遮熱板12は、空燃比センサ10および酸素センサ11と排気部材6を隔てる遮熱部14Aを有し、遮熱部14Aは、酸素センサ11のハーネス11Bを遮熱部14Aに固定する固定片14gを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の側壁に取付けられる排気部材と、前記排気部材の熱から前記内燃機関を保護する遮熱板と、前記排気部材を流れる排気ガスの状態を検出する少なくとも1つ以上のセンサ装置とを備え、
前記センサ装置が、前記排気部材に取付けられたセンサ本体と、前記センサ本体にハーネスを介して接続されるコネクタとを有する内燃機関の遮熱構造であって、
前記遮熱板は、前記排気部材よりも上方で前記内燃機関の前記側壁に取付けられており、
前記コネクタは、前記遮熱板に取付けられており、
前記遮熱板は、前記コネクタと前記排気部材を隔てる遮熱部を有し、
前記遮熱部は、少なくとも1つの前記センサ装置のハーネスを前記遮熱部に固定する固定部を有することを特徴とする内燃機関の遮熱構造。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記遮熱板は、前記排気部材の直上で前記内燃機関の前記側壁に取付けられた取付部と、前記取付部に連続し、前記排気部材から離れるように前記取付部から車両幅方向に延びる拡張部とを有し、
前記遮熱部は、前記拡張部に対して前記内燃機関と反対側に位置し、かつ、前記拡張部から前記内燃機関と反対側に延びており、
前記コネクタは、前記拡張部に対して前記内燃機関と反対側で、かつ、前記遮熱部よりも上方に位置するように、前記拡張部に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の遮熱構造。
【請求項3】
前記遮熱部に湾曲部が形成されており、
前記湾曲部は、前記排気部材に対して車両幅方向で最も離れた前記遮熱部の端部から下方に湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の遮熱構造。
【請求項4】
前記遮熱部に湾曲部が形成されており、
前記湾曲部は、前記排気部材に対して車両幅方向で最も離れた前記遮熱部の端部から下方に湾曲していることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の遮熱構造。
【請求項5】
前記拡張部は、前記取付部から車両幅方向に行くに従って前記内燃機関から離れるように傾斜しており、
前記遮熱部に延長部が形成されており、
前記延長部は、前記遮熱部の車両幅方向における前記取付部と前記延長部との境界の下端部から前記取付部まで延びていることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の内燃機関の遮熱構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の遮熱構造に関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排気部材に接続されるセンサのコネクタが排気部材から熱を受けることを防止するために、ハーネスブラケットを介してセンサのコネクタをエンジンに取付けたものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このハーネスブラケットは、センサのコネクタを遮熱する遮熱部と、遮熱部に連結されるとともに、エンジンに固定される固定部とを備えており、ハーネスに並設される他のハーネスを遮熱部に固定している。
【0004】
ハーネスブラケットは、排気マニホールドが配置されるシリンダヘッドカバーの排気側に対して吸気側のシリンダヘッドカバーに取付けられている。
【0005】
ハーネスは、シリンダヘッドの排気側から吸気側に配索されており、遮熱部は、前後方向でハーネスのコネクタとシリンダヘッドカバーとの間に配置されている。
【0006】
これにより、高温に保持された排気マニホールドからの熱気によるハーネスのコネクタの熱劣化を防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2007-186147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のハーネスブラケットにあっては、排気マニホールドの直上に設けられているものではないので、排気マニホールドから上昇する輻射熱に対してコネクタを効果的に保護できない。
【0009】
また、従来のハーネスブラケットは、シリンダヘッドカバーの排気マニホールド側と反対側の吸気側に配置されているので、排気マニホールドに取付けられたセンサからハーネスブラケットまでハーネスを延長する必要がある。このため、ハーネスが長くなるとともに、ハーネスブラケットとハーネスとが干渉するおそれがあり、ハーネスの配索が複雑になる。
【0010】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ハーネスの配索を簡素化しつつ、コネクタを排気部材の輻射熱から保護できる内燃機関の遮熱構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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