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公開番号
2025039264
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2023146222
出願日
2023-09-08
発明の名称
シリンダヘッドユニットの組立方法
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02F
1/24 20060101AFI20250313BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】シリンダヘッドユニットの組立工程において、ステムオイルシールの損傷を防止する。
【解決手段】シリンダヘッド11にスプリングシート7を組み付ける工程S1と、シリンダヘッド11にステムオイルシール9を組み付ける工程S2と、シリンダヘッド11にバルブ3を組み付ける工程S4とを順に行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダヘッドにスプリングシートを組み付ける工程と、
前記シリンダヘッドにステムオイルシールを組み付ける工程と、
前記シリンダヘッドにバルブを挿入する工程とを順に行うシリンダヘッドユニットの組立方法。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記スプリングシートが組み付けられた前記シリンダヘッドに、前記スプリングシートの前記シリンダヘッドから離反する側への移動を規制するスプリングシート落下防止治具を装着した後、
前記スプリングシート落下防止治具が装着された前記シリンダヘッドを上下反転させて、前記シリンダヘッドにバルブを挿入する請求項1に記載のシリンダヘッドユニットの組立方法。
【請求項3】
前記シリンダヘッドが、ヘッドカバーが取り付けられる平坦なカバー取付面を有し、
前記スプリングシート落下防止治具が、前記スプリングシートを前記シリンダヘッドと反対側から支持可能なスプリングシート支持部と、前記スプリングシート落下防止治具を前記シリンダヘッドに対して前記カバー取付面の延在方向で位置決めする第1位置決め部と、前記スプリングシート落下防止治具を前記シリンダヘッドに対して前記カバー取付面と直交する方向で位置決めする第2位置決め部とを有する請求項2に記載のシリンダヘッドユニットの組立方法。
【請求項4】
前記スプリングシート落下防止治具が装着された前記シリンダヘッドを上下反転させたとき、前記シリンダヘッドのカバー取付面が前記第2位置決め部で下方から支持され、
前記第2位置決め部を、前記シリンダヘッドのカバー取付面のうち、このカバー取付面に設けられるガスケットの配置領域の幅方向中心に対して外側に偏った位置に接触させる請求項3に記載のシリンダヘッドユニットの組立方法。
【請求項5】
前記シリンダヘッドを上下反転させる反転装置が、前記スプリングシート落下防止治具を前記シリンダヘッドと反対側から支持する支持部を有し、
前記シリンダヘッドを上下反転させた状態で、前記支持部と前記スプリング落下防止治具との接触部と、前記第2位置決め部と前記シリンダヘッドのカバー取付面との接触部とが、前記シリンダヘッドのカバー取付面と直交する方向で重複している請求項3に記載のシリンダヘッドユニットの組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリンダヘッドユニットの組立方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
図11に、下記の特許文献1に示されたエンジンのシリンダヘッドユニットを示す。このシリンダヘッドユニットは、シリンダヘッド11と、シリンダヘッド11の吸気ポート2a(あるいは排気ポート2b)を開閉するためのバルブ機構1とを有する。バルブ3は、吸排気ポートの開口部を開閉する傘部3aと、バルブガイド4の内周に挿入された軸部3bとを有する。バルブ3の軸部3bの上端には、一対のコッタ5,5を介してリテーナ6が取り付けられ、リテーナ6とスプリングシート7との間にバルブスプリング8が圧縮状態で配される。バルブガイド4の上端には、ステムオイルシール9が装着される。
【0003】
例えば下記の特許文献2に示されたシリンダヘッドユニットの組立方法では、ステムオイルシール(バルブシール)組立工程、バルブ挿入工程、スプリングシート挿入工程、スプリング挿入工程、及びコッタ取付工程が順に行われる。ステムオイルシール組立工程では、シリンダヘッド11に装着されたバルブガイド4の上端にステムオイルシール9を圧入する。バルブ挿入工程では、シリンダヘッド11を上下反転させて燃焼室を上向きにし、この状態でバルブガイド4の内周に燃焼室側からバルブ3の軸部3bを挿入した後、再びシリンダヘッド11を上下反転させて燃焼室を下向きに戻す。その後、スプリングシート挿入工程でシリンダヘッド11の上面にスプリングシート7を載置し、スプリング挿入工程でスプリングシートの上にバルブスプリング8を載置する。コッタ取付工程では、バルブスプリング8を圧縮しながらリテーナ6及びコッタ5をバルブ3の軸部3bの軸端に装着し、これによりバルブスプリング8が圧縮状態で保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-68634号公報
特開平8-150525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記工程のうち、シリンダヘッド11の上面にスプリングシート7を組み付ける際には、図12のような円筒状のガイド20を用いることがある。この場合、バルブ3の軸部3b及びステムオイルシール9の外周に円筒状のガイド20を配し、このガイド20の外周を沿わせながらスプリングシート7を落下させる。このとき、ガイド20の内径とステムオイルシール9の外径との差は僅かであるため、ガイド20を降下させてステムオイルシール9の外周に配する際に、ガイド20の下端がステムオイルシール9と干渉してステムオイルシール9が損傷する恐れがある。
【0006】
本発明は、シリンダヘッドユニットの組立工程において、ステムオイルシールの損傷を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明は、シリンダヘッドにスプリングシートを組み付ける工程と、前記シリンダヘッドにステムオイルシールを組み付ける工程と、前記シリンダヘッドにバルブを挿入する工程とを順に行うシリンダヘッドユニットの組立方法を提供する。
【0008】
このように、シリンダヘッドにスプリングシートを組み付けた後、ステムオイルシールを組み付けることにより、スプリングシートを組み付ける際に使用するガイドがステムオイルシールと干渉する事態を回避できる。
【0009】
シリンダヘッドにバルブを挿入する工程は、反転装置でシリンダヘッドを上下反転させて燃焼室側を上向きにした状態で行うことが多い。しかし、上記のようにスプリングシートを組み付けた後にバルブを挿入する場合、ステムオイルシールが組み付けられたシリンダヘッドを反転装置で上下反転させることになるため、スプリングシートがシリンダヘッドから落下してしまう。
【0010】
そこで、前記スプリングシートが組み付けられた前記シリンダヘッドに、前記スプリングシートの前記シリンダヘッドから離反する側への移動を規制するスプリングシート落下防止治具を装着した後、前記スプリングシート落下防止治具が装着された前記シリンダヘッドを上下反転させて、前記シリンダヘッドにバルブを挿入することが好ましい。このように、シリンダヘッドにスプリングシート落下防止治具を装着し、これらを一体に上下反転させることにより、スプリングシートの落下を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
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