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公開番号2025044455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152022
出願日2023-09-20
発明の名称燃焼室構造
出願人日野自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F02B 23/06 20060101AFI20250326BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】より燃焼を活性化させることができる燃焼室構造を提供すること。
【解決手段】燃焼室構造100は、ピストン頂面に対して下向きに窪むキャビティ10と、キャビティ10内に燃料を放射状に噴射して自己着火せしめるインジェクタ8と、キャビティ10の底面101に向かって開口する第1開口部21aを有すると共に、空気を貯留可能に延びた通路部20と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ピストン頂面に対して下向きに窪むキャビティと、
前記キャビティ内に燃料を放射状に噴射して自己着火せしめるインジェクタと、
前記キャビティの底部に向かって開口する第1開口部を有すると共に、空気を貯留可能に延びた通路部と、を備える、エンジンの燃焼室構造。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記通路部は、前記第1開口部を有する第1連通路と、前記第1連通路に連続すると共に前記キャビティの上方に位置するスキッシュエリアに向かって開口する第2開口部を有する第2連通路と、を有する、請求項1記載の燃焼室構造。
【請求項3】
前記第1連通路及び前記第2連通路の径は、互いに同じである、請求項2記載の燃焼室構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、燃焼室構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
直噴式ディーゼルエンジンの燃焼室構造として、リエントラント型燃焼室形状に対し、スキッシュエリアから燃焼空間に段を設けて燃焼室入口にリップ構造を持つ構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4906055号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に記載されたような燃焼室構造よりも、更に燃焼を活性化させることができる燃焼室構造が求められている。
【0005】
本発明の一態様は上記実情に鑑みてなされたものであり、より燃焼を活性化させることができる燃焼室構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る燃焼室構造は、ピストン頂面に対して下向きに窪むキャビティと、キャビティ内に燃料を放射状に噴射して自己着火せしめるインジェクタと、キャビティの底部に向かって開口する第1開口部を有すると共に、空気を貯留可能に延びた通路部と、を備える。
【0007】
本発明の一態様に係るエンジンの燃焼室構造では、キャビティの底部に向かって開口する第1開口部を有する通路部が、空気を貯留可能な程度に延びている。このような構成では、エンジンの圧縮行程において、キャビティの底部に向かって開口する第1開口部から通路部内に新気が流入する。そして、膨張行程において圧縮圧力以下になると、圧力差により、通路部内に貯留されていた空気が第1開口部からキャビティの底部に吐き出される。一般的に、膨張行程(燃焼後半)においては空気が少なくなりやすく、特に、キャビティの底部では空気が少なくなりやすい。すなわち、膨張行程においては特にキャビティの底部付近において燃焼が活発になりにくく、火炎が滞留しやすい。この点、本発明の一態様に係るエンジンの燃焼室構造では、膨張行程において、予め通路部内に貯留されていた空気が第1開口部からキャビティの底部に吐き出されるため、キャビティの底部付近における後燃えの燃焼を活性化させることができる。以上のように、本発明の一態様によれば、より燃焼を活性化させることができる燃焼室構造を提供することができる。
【0008】
通路部は、第1開口部を有する第1連通路と、第1連通路に連続すると共にキャビティの上方に位置するスキッシュエリアに向かって開口する第2開口部を有する第2連通路と、を有する。このように、通路部が第1連通路及び第2連通路により構成され、第2開口部がスキッシュエリアに向かって開口する程度に第1連通路及び第2連通路が十分な長さを有することにより、通路部内に十分な量の空気を貯留することができる。また、第1連通路が第1開口部を有すると共に、第2連通路が第2開口部を有し、通路部の両端部が貫通した構成とされることにより、圧縮行程において、通路部内に空気をより貯留し易くすることができる。
【0009】
第1連通路及び第2連通路の径は、互いに同じであってもよい。このような構成によれば、通路部内を空気が通過し易くなり、通路部内に空気をより貯留し易くすることができる。
【0010】
第1連通路及び第2連通路が互いに連続する箇所は、キャビティの底部よりも下方に位置していてもよい。このような構成によれば、より確実に、キャビティの底部に通路部内に貯留した空気を吐き出すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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