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公開番号2024178747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-25
出願番号2023097122
出願日2023-06-13
発明の名称カバー部材
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 13/18 20100101AFI20241218BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】排気部材を覆うカバー部材を小型化できるようにする。
【解決手段】本開示の一態様のカバー部材は、第1周端部と、第2周端部と、加締部と、を備える。第1周端部及び第2周端部は、流れ方向に沿って延び、周回方向の端部を形成する。第2周端部は、第1周端部に突き合わせて配置される。加締部は、当該カバー部材の一部を加締めることで第1周端部及び第2周端部を結合させる。当該カバー部材は、第1周端部側の第1領域、及び第2周端部側の第2領域が厚さ方向で重なるように配置される。第1領域には第1孔部が形成され、第2領域には第2孔部が形成され、第1孔部及び第2孔部は、少なくとも一部が重なるように配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
排気が流れる筒状の排気部材を覆うカバー部材であって、
当該カバー部材は、前記排気部材の外周面を周回するように配置された緩衝部材のさらに外周側を周回するように配置され、
前記排気が流れる方向を流れ方向、前記排気部材の外周面を周回する方向を周回方向、前記流れ方向に直交し前記排気部材の中心軸を通過する任意の仮想線の方向を厚さ方向として、
当該カバー部材は、
前記流れ方向に沿って延び、前記周回方向の端部を形成する第1周端部と、
前記流れ方向に沿って延び、前記周回方向の端部を形成する第2周端部であって、前記第1周端部に突き合わせて配置される第2周端部と、
当該カバー部材の一部を加締めることで前記第1周端部及び前記第2周端部を結合させた加締部と、
を備え、
当該カバー部材は、前記第1周端部側の第1領域、及び前記第2周端部側の第2領域が前記厚さ方向で重なるように配置され、
前記第1領域には第1孔部が形成され、前記第2領域には第2孔部が形成され、前記第1孔部及び前記第2孔部は、少なくとも一部が重なるように配置される
カバー部材。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
請求項1に記載のカバー部材であって、
前記周回方向において前記緩衝部材の一部の部位を覆う第1部材であって、前記第1領域を備え、前記第1周端部及び前記第1孔部が形成される第1部材と、
前記周回方向において前記緩衝部材の残りの部位を覆い、少なくとも前記加締部にて前記第1部材と連結される第2部材であって、前記第2領域を備え、前記第2周端部及び前記第2孔部が形成される第2部材と、
をさらに備え、
前記第1部材及び前記第2部材は、前記流れ方向に直交する断面での形状が円弧状に形成されるカバー部材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のカバー部材であって、
前記第1孔部及び前記第2孔部のうちの少なくとも一方は、前記第1周端部と前記第2周端部とを突き合わせる際に前記第2周端部を前記第1周端部に対して移動させる方向に伸びる長孔として形成されている
カバー部材。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のカバー部材であって、
前記第1周端部及び前記第2周端部のうちの一方から前記周回方向に沿って延出するように構成された延出部と、
当前記第1周端部及び前記第2周端部のうちの他方側に配置され、前記延出部が挿通される加締スリット部と、
をさらに備えるカバー部材。
【請求項5】
請求項4に記載のカバー部材であって、
前記加締部は、前記加締スリット部に挿入された延出部を折り曲げることで形成される
カバー部材。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のカバー部材であって、
前記第2領域は、前記第2周端部から前記周回方向に沿って延出するように構成され、
当該カバー部材の前記第1周端部側には、前記第2領域が挿通される位置決めスリット部が備えられる
カバー部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気部材を覆うカバー部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、排気管として構成された排気部材と、排気部材の外周面を周回するように配置された断熱材とを、上下から挟み込むように構成されたカバー部材が開示されている。このカバー部材は、上側の部材と下側の部材とに分割されており、上側の部材と下側の部材が、ボルト及びナットで締結する締結部材によって排気部材に対して固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭53-068825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の構成では、締結部材を配置するためのスペースが必要であるためカバー部材が小型化しにくいという課題が見出された。
本開示の1つの局面は、排気部材を覆うカバー部材を小型化できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、排気が流れる筒状の排気部材を覆うカバー部材である。当該カバー部材は、排気部材の外周面を周回するように配置された緩衝部材のさらに外周側を周回するように配置される。なお、排気が流れる方向を流れ方向、排気部材の外周面を周回する方向を周回方向とする。
【0006】
当該カバー部材は、第1周端部と、第2周端部と、加締部と、を備える。第1周端部は、流れ方向に沿って延び、周回方向の端部を形成する。第2周端部は、流れ方向に沿って延び、周回方向の端部を形成し、第1周端部に突き合わせて配置される。加締部は、当該カバー部材の一部を加締めることで第1周端部及び第2周端部を結合させる。
【0007】
当該カバー部材は、第1周端部側の第1領域、及び第2周端部側の第2領域が厚さ方向で重なるように配置される。第1領域には第1孔部が形成され、第2領域には第2孔部が形成され、第1孔部及び第2孔部は、少なくとも一部が重なるように配置される。
【0008】
このような構成によれば、第1孔部及び第2孔部を用いて第1周端部及び第2周端部を位置決めしつつ、加締部にて良好に固定することができる。この際、加締部はボルトやナット等の締結部材を配置するためのスペースが不要であるため、カバー部材を小型化することができる。
【0009】
本開示の一態様は、第1部材と、第2部材と、をさらに備えてもよい。第1部材は、周回方向において緩衝部材の一部の部位を覆い、第1領域を備え、第1周端部及び第1孔部が形成される。第2部材は、周回方向において緩衝部材の残りの部位を覆い、少なくとも加締部にて第1部材と連結される。また、第2部材は、第2領域を備え、第2周端部及び第2孔部が形成される。第1部材及び第2部材は、流れ方向に直交する断面での形状が円弧状に形成されてもよい。
このような構成によれば、カバー部材を第1部材と第2部材とを含む複数の部材に分割した構造とするので、排気部材を周回するようにカバー部材を配置しやすくすることができる。
【0010】
本開示の一態様では、第1孔部及び第2孔部のうちの少なくとも一方は、第1周端部と第2周端部とを突き合わせる際に第2周端部を第1周端部に対して移動させる方向に伸びる長孔として形成されてもよい。
このような構成によれば、第1周端部と第2周端部とを突き合わせることで第1周端部と第2周端部とを位置決めすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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