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公開番号
2025014767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117582
出願日
2023-07-19
発明の名称
排気熱回収装置
出願人
マレリ株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
F01N
5/02 20060101AFI20250123BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】熱交換部に流れる排ガスの温度低下を防止し、熱回収効率の低下を防止すること。
【解決手段】排気熱回収装置1は、排ガスが流れる第1流路を有する第1流路部材10と、第1流路部材10に隣接し、熱交換部30を有し、第2流路を有する第2流路部材20と、第1流路を開閉する及び第2流路からの排ガスの流れを遮蔽又は阻害するバルブ機構40とを備え、第1流路部材10は、バルブ機構40よりも排ガスの流れ方向における上流側の少なくとも一部に、第1流路に面する内側壁部17と、第1流路とは反対側に位置する外側壁部18と、を有する二重壁部19を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンから排出された排ガスの熱を流体との熱交換によって回収する排気熱回収装置であって、
排ガスが流れる第1流路が内部に形成される第1流路部材と、
前記第1流路部材に隣接して設けられ、前記第1流路の一部を迂回する第2流路が内部に形成され、前記第2流路内を流れる排ガスと流体との間で熱交換を行う熱交換部を有する第2流路部材と、
前記第1流路に設けられたバルブ機構と、
を備え、
前記バルブ機構は、前記第1流路を開放し、又は、前記第1流路を閉塞して前記第2流路に排ガスを誘導し、
前記第1流路部材は、前記バルブ機構よりも排ガスの流れ方向における上流側の少なくとも一部に、前記第1流路に面する内側壁部と、前記内側壁部の前記第1流路とは反対側に位置する外側壁部と、を有する二重壁部を備えた、
排気熱回収装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の排気熱回収装置であって、
前記二重壁部は、前記内側壁部と前記外側壁部との間に形成され、前記第1流路と隔離された空隙部を有する、
排気熱回収装置。
【請求項3】
請求項1に記載の排気熱回収装置であって、
前記第1流路部材の内側に、前記第1流路部材の内側表面の少なくとも一部を覆う内側部材を備え、
前記内側部材が前記内側壁部を構成し、前記第1流路部材が前記外側壁部を構成する、
排気熱回収装置。
【請求項4】
請求項3に記載の排気熱回収装置であって、
前記第1流路部材は、前記第2流路部材と2箇所で連結され、
前記二重壁部は、前記第1流路部材において、前記第2流路部材との2箇所の連結点の間に設けられ、
前記内側部材は、排ガスの流れ方向における上流側又は下流側の一方に、前記第1流路部材との接合部を備え、前記接合部を有しない上流側又は下流側の他方は、自由端である、
排気熱回収装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排気熱回収装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、排ガスが流れる第1流路を有する第1流路部材と、第1流路に隣接して設けられ、第1流路を迂回する第2流路を有する第2流路部材と、排ガスと冷媒との間で熱交換を行う熱交換部と、を有する排気熱回収装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の排気熱回収装置は、第1流路における排ガスの流れ方向に直交する回転軸によって第1流路を開閉するバタフライバルブと、バタフライバルブが第1流路を開放すると迂回路である第2流路からの流出口を閉塞し、バタフライバルブが第1流路を閉塞すると流出口を開放するシャッタ部と、を有し、排ガスの流路を第1流路または第2流路に切り換えるバルブ機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-188567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された排気熱回収装置では、例えば、排ガスを第1流路から第2流路に迂回させて、熱交換部において熱交換を行う際に、バタフライバルブによって第1流路が閉塞されると、バタフライバルブと第1流路部材とによってできる閉塞空間に排ガスが滞留し、第2流路に流れ込む。
【0006】
しかしながら、排ガスが滞留すると、排ガスの熱が第1流路部材に伝導され、第1流路部材から外部に放出されることにより、熱損失が生じる。そのため、熱交換部に流れる排ガスの温度が低下し、熱回収効率が低下するおそれがあった。
【0007】
本発明は、熱交換部に流れる排ガスの温度低下を防止し、熱回収効率の低下を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある態様によれば、エンジンから排出された排ガスの熱を流体との熱交換によって回収する排気熱回収装置であって、排ガスが流れる第1流路が内部に形成される第1流路部材と、前記第1流路部材に隣接して設けられ、前記第1流路の一部を迂回する第2流路が内部に形成され、前記第2流路内を流れる排ガスと流体との間で熱交換を行う熱交換部を有する第2流路部材と、前記第1流路に設けられたバルブ機構と 、を備え、前記バルブ機構は、前記第1流路を開放し、又は、前記第1流路を閉塞して前記第2流路に排ガスを誘導し、前記第1流路部材は、前記バルブ機構よりも排ガスの流れ方向における上流側の少なくとも一部に、前記第1流路に面する内側壁部と、前記内側壁部の前記第1流路とは反対側に位置する外側壁部と、を有する二重壁部を備えた、排気熱回収装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、熱交換部に流れる排ガスの温度低下を防止し、熱回収効率の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る排気熱回収装置を説明する斜視図である。
図2は、本実施形態に係る排気熱回収装置の一部を切り欠いて示す正面図である。
図3は、本実施形態に係る排気熱回収装置の熱回収状態を説明する、第1流路の上流側からみた側面図である。
図4は、本実施形態に係る排気熱回収装置のバルブ機構を説明する斜視図である。
図5は、本実施形態に係る排気熱回収装置の一部を切り欠いて示す正面図である。
図6は、本実施形態に係る排気熱回収装置の熱非回収状態を説明する、第1流路の上流側からみた側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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