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公開番号
2025009376
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112346
出願日
2023-07-07
発明の名称
排気管の製造方法
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F01N
13/08 20100101AFI20250110BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】排気管の開口に挿入されたカバー部材の座屈を抑制する。
【解決手段】排気管の製造方法は、第1排気管の第1端部に設けられた略円形の開口にカバー部材を挿入することを備える。カバー部材は、内周部と、挟持部と、を有する。内周部は、中心軸を有するリング状であり、カバー部材が開口に挿入された際、その外周面が、第1排気管の内周面に対面する。挟持部は、内周部の端部から外側に広がり、第1端部と、第1端部に接続される第2排気管の第2端部と、に挟持される。内周部の最長幅は、開口の円周の半径と同等、又は、半径よりも大きい。内周部の最短幅は、半径よりも小さい。外周面の周方向の長さは、開口の円周の長さよりも短い。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の排気ガスの流路を形成する排気管の製造方法であって、
第1排気管の第1端部に設けられた略円形の開口にカバー部材を挿入すること、
を備え、
前記カバー部材は、
中心軸を有するリング状の部位であって、前記カバー部材が前記開口に挿入された際、その外周面が、前記第1排気管の内周面に対面する部位である内周部と、
前記内周部の端部から外側に広がる部位であって、前記第1端部と、前記第1端部に接続される第2排気管の第2端部と、に挟持される部位である挟持部と、を有し、
前記中心軸に直交する平面に沿った方向を幅方向とし、
前記内周部の前記中心軸から前記外周面までの前記幅方向に沿った最長幅は、前記開口の円周の半径と同等、又は、前記半径よりも大きく、
前記内周部の前記中心軸から前記外周面までの前記幅方向に沿った最短幅は、前記半径よりも小さく、
前記外周面の周方向の長さは、前記開口の円周の長さよりも短い、排気管の製造方法。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の排気管の製造方法であって、
前記第1端部は、前記開口を囲むように形成され、前記第1端部側に向かうに従い前記第1排気管の管中心軸から離れるように傾斜する面取り部を有し、
前記開口に前記カバー部材を挿入するときに、前記管中心軸に沿って見た場合、前記開口への挿入前における前記内周部の前記最長幅に該当する部分は、前記面取り部上に位置し、前記開口への挿入前における前記内周部の前記最短幅に該当する部分は、前記面取り部よりも内側に位置する、排気管の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の排気管の製造方法であって、
前記内周部は、前記中心軸に直交する断面形状が略楕円である、排気管の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の排気管の製造方法であって、
前記内周部の前記最長幅に該当する部分は、前記第1排気管のヒートスポット部に位置する、排気管の製造方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の排気管の製造方法であって、
前記内周部の前記最長幅に該当する部分は、前記第1排気管の強度弱部に位置する、排気管の製造方法。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の排気管の製造方法であって、
前記第1排気管は、前記排気ガスの流れ方向において、前記第2排気管の下流に位置する、排気管の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、排気管の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車両のエンジンのターボチャージャー及びその周辺に用いられる部品は、高温の排気ガスに晒されるため耐高温酸化性が求められると共に、加熱と冷却とが繰り返し発生するため耐繰返し酸化性も求められる。これに対し、特許文献1には、ターボチャージャーからの排気ガスが流入する排気管の開口にカバー部材を設け、該排気管の内周面における開口周辺の部分を覆うことで、該排気管の耐熱性を向上させる技術が開示されている。
【0003】
カバー部材は、真円のリング状の部材であり、排気管の内周面を覆う内周部と、内周部の端部から外側に広がる挟持部と、を備える。内周部は、真円状に形成された排気管の開口の径よりも外径が大きくなるように、排気管の開口に対し、周方向全周において締め代を有する。カバー部材は、まず、内周部が排気管の内周面を覆うように排気管の開口に挿入される。その後、カバー部材が挿入された排気管の開口に、V字クランプ等により上流側の排気管を締結する際に、カバー部材の挟持部が、これらの排気管の開口を囲む端面により挟持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-181467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した形状のカバー部材では、挿入前のカバー部材における排気管の開口に対する内周部の締め代が一定値を超えた場合、排気管の開口に挿入されたカバー部材が座屈しやすくなる。その結果、カバー部材の内周部が、排気管の内側、すなわち内周部と排気管の内周面とが離れる方向へ変形しやすいため、内周部と排気管の内周面との接触面積が小さくなり、カバー部材が排気管に保持されにくくなるという問題があった。
【0006】
本開示の一局面は、排気管の開口に挿入されたカバー部材の座屈を抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、車両の排気ガスの流路を形成する排気管の製造方法であって、第1排気管の第1端部に設けられた略円形の開口にカバー部材を挿入すること、を備える。カバー部材は、内周部と、挟持部と、を有する。内周部は、中心軸を有するリング状の部位であって、カバー部材が開口に挿入された際、その外周面が、第1排気管の内周面に対面する部位である。挟持部は、内周部の端部から外側に広がる部位であって、第1端部と、第1端部に接続される第2排気管の第2端部と、に挟持される部位である。内周部の中心軸に直交する平面に沿った方向を幅方向とする。内周部の中心軸から外周面までの幅方向に沿った最長幅は、開口の円周の半径と同等、又は、半径よりも大きい。内周部の中心軸から外周面までの幅方向に沿った最短幅は、半径よりも小さい。外周面の周方向の長さは、開口の円周の長さよりも短い。
【0008】
このような構成では、カバー部材を開口に重ねて、内周部の中心軸に沿って見た場合、内周部の最短幅に該当する部分と、開口の内周面と、の間に隙間が形成される。そして、内周部の外周の長さが、開口の円周の長さよりも短いため、内周部が開口に挿入されて、内周部の最長幅が縮み、当該縮んだ分だけ内周部の最短幅が伸びた場合でも、上述した隙間は残り得る。すなわち、内周部が開口に挿入された際に当該内周部は変形しやすく、当該変形を上述した隙間に逃がすことができる。したがって、第1排気管の開口に挿入されたカバー部材の座屈を抑制することができる。
【0009】
本開示の一態様では、第1端部は、面取り部を有してもよい。面取り部は、開口を囲むように形成され、第1端部側に向かうに従い第1排気管の管中心軸から離れるように傾斜する。開口にカバー部材を挿入するときに、管中心軸に沿って見た場合、開口への挿入前における内周部の最長幅に該当する部分は、面取り部上に位置し、開口への挿入前における内周部の最短幅に該当する部分は、面取り部よりも内側に位置してもよい。このような構成によれば、内周部が面取り部に沿って移動するため、カバー部材を第1排気管の開口に挿入させやすくすることができる。
【0010】
本開示の一態様では、内周部は、中心軸に直交する断面形状が略楕円であってもよい。このような構成によれば、第1排気管の開口に挿入されたカバー部材の座屈を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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