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公開番号2025014725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117509
出願日2023-07-19
発明の名称内燃機関のオイル劣化判定装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F01M 11/10 20060101AFI20250123BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】参照パラメータを正常に取得できない場合に、エンジンオイルの劣化程度を示す指標値を算出できない。
【解決手段】制御装置は、取得処理において、燃料噴射量FA及び内燃機関の冷却水温TWを参照パラメータとして取得する。制御装置は、指標値算出処理において、取得した参照パラメータに基づいて、エンジンオイルの劣化程度を示す指標値である残走行可能距離RDを算出する。制御装置は、取得処理において1以上の参照パラメータを正常に取得できなかった場合には、指標値算出処理においては、正常に取得できなかった参照パラメータに代えて、当該参照パラメータに対応する予め定められた代替パラメータに基づいて、残走行可能距離RDを算出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃料噴射量及び内燃機関の冷却水温を参照パラメータとして取得する取得処理と、
取得した前記参照パラメータに基づいて、エンジンオイルの劣化程度を示す指標値を算出する指標値算出処理と、
エンジンオイルを交換してからの走行距離が規定値以上であり、且つ、前記指標値が、前記劣化程度が高いことを示す予め定められた範囲内である場合に、通知信号を出力する通知処理と、
を実行可能であり、
前記取得処理において1以上の前記参照パラメータを正常に取得できなかった場合には、前記指標値算出処理では、正常に取得できなかった前記参照パラメータに代えて、当該参照パラメータに対応する予め定められた代替パラメータに基づいて、前記指標値を算出する
内燃機関のオイル劣化判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のオイル劣化判定装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の内燃機関のオイル劣化判定装置は、エンジンオイルに蓄積されたスラッジプリカーサの蓄積量を算出可能である。このオイル劣化判定装置は、スラッジプリカーサの蓄積量を算出するにあたって、燃料噴射量及び内燃機関の冷却水温を参照する。そして、オイル劣化判定装置は、スラッジプリカーサの蓄積量が上限値を超えた場合に、運転者等に警告を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5811183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のオイル劣化判定装置においては、燃料噴射量及び内燃機関の冷却水温が取得できなかったり、これらのパラメータが異常値であったりした場合に、スラッジプリカーサの蓄積量を算出できない。しかし、特許文献1においては、このような状況が生じたときにどのような対処を行うべきかについて何ら検討されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための一態様は、燃料噴射量及び内燃機関の冷却水温を参照パラメータとして取得する取得処理と、取得した前記参照パラメータに基づいて、エンジンオイルの劣化程度を示す指標値を算出する指標値算出処理と、エンジンオイルを交換してからの走行距離が規定値以上であり、且つ、前記指標値が、前記劣化程度が高いことを示す予め定められた範囲内である場合に、通知信号を出力する通知処理と、を実行可能であり、前記取得処理において1以上の前記参照パラメータを正常に取得できなかった場合には、前記指標値算出処理では、正常に取得できなかった前記参照パラメータに代えて、当該参照パラメータに対応する予め定められた代替パラメータに基づいて、前記指標値を算出する内燃機関のオイル劣化判定装置である。なお、上記指標値の算出にあたっては、機械学習モデルを利用することもできる。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、参照パラメータを正常に取得できなくても、エンジンオイルの劣化程度を示す指標値を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、内燃機関及び制御装置の概略構成図である。
図2は、エンジンオイルの劣化判定制御に関するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<内燃機関の構成>
図1に示すように、車両に搭載されている内燃機関10は、4つの気筒11と、4つの燃料噴射弁12と、4つの点火プラグ13と、クランクシャフト14と、を備えている。各気筒11は、燃料と吸気との混合気が燃焼するための空間である。図示は省略するが、各気筒11は、混合気の燃焼に伴い当該気筒11内を往復動可能なピストンを収容している。
【0009】
各燃料噴射弁12は、対応する気筒11内に燃料を噴射する。点火プラグ13は、火花放電により混合気に点火する。クランクシャフト14は、図示しないコネクティングロッドを介してピストンに連結している。クランクシャフト14は、ピストンが往復動作することに伴い回転する。
【0010】
内燃機関10は、吸気管21と、スロットルバルブ22と、を備えている。吸気管21は、下流側で4つに分岐している。吸気管21における分岐した各管は、各気筒11に繋がっている。スロットルバルブ22は、吸気管21における分岐点に対して上流側に位置している。スロットルバルブ22は、吸気管21内を流通する吸気の量を調整する。
(【0011】以降は省略されています)

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