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公開番号2025005844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106242
出願日2023-06-28
発明の名称異音診断プログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類F01M 13/00 20060101AFI20250109BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】車両の異音の原因がエンジン停止後のオイルタンクへのオイルの流入であることを精度よく診断する。
【解決手段】吸気管にスロットル弁が設けられたエンジンと、エンジンの潤滑用のオイルを貯留したオイルタンクと、エンジンからオイルタンクへオイルとブローバイガスとを流す第1配管と、オイルタンクから吸気管のスロットル弁よりも下流にブローバイガスを流す第2配管と、を備えた車両の異音診断プログラムであって、スロットル弁よりも下流側の吸気管圧力が負圧となる第1状態でエンジンが停止した後の異音の大きさよりも、第1状態よりも吸気管圧力が高い第2状態でエンジンが停止した後の異音の大きさが小さいか否かを判定する判定処理と、判定処理により肯定判定がなされた場合、異音の原因はエンジン停止後のオイルタンクへのオイルの流入であると診断する診断処理と、実行させるための異音診断プログラム。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吸気管にスロットル弁が設けられたエンジンと、
前記エンジンの潤滑用のオイルを貯留したオイルタンクと、
前記エンジンから前記オイルタンクへオイルとブローバイガスとを流す第1配管と、
前記オイルタンクから前記吸気管の前記スロットル弁よりも下流の部位にブローバイガスを流す第2配管と、を備えた車両の異音の診断を行う異音診断プログラムであって、
前記吸気管の前記スロットル弁よりも下流側の圧力である吸気管圧力が負圧となる第1状態で前記エンジンが停止した後の異音の大きさよりも、前記第1状態よりも前記吸気管圧力が高い第2状態で前記エンジンが停止した後の異音の大きさが小さいか否かを判定する判定処理と、
前記判定処理により肯定判定がなされた場合、異音の原因は前記エンジン停止後の前記オイルタンクへのオイルの流入であると診断する診断処理と、
をコンピュータに実行させるための異音診断プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異音診断プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
オイルタンク内の圧力が負圧の状態でエンジンが停止した後に、オイルタンク内にオイルが流入する場合がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-044448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エンジンが搭載された車両では、上記のエンジン停止後でのオイルタンクへのオイルの流入により、異音が発生する場合がある。例えば、車両の異音に知見が無い者が上記の異音の原因を特定することは、困難である。
【0005】
そこで本発明は、車両の異音の原因がエンジン停止後のオイルタンクへのオイルの流入であることを精度よく診断できる異音診断プラグラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、吸気管にスロットル弁が設けられたエンジンと、前記エンジンの潤滑用のオイルを貯留したオイルタンクと、前記エンジンから前記オイルタンクへオイルとブローバイガスとを流す第1配管と、前記オイルタンクから前記吸気管の前記スロットル弁よりも下流の部位にブローバイガスを流す第2配管と、を備えた車両の異音の診断を行う異音診断プログラムであって、前記吸気管の前記スロットル弁よりも下流側の圧力である吸気管圧力が負圧となる第1状態で前記エンジンが停止した後の異音の大きさよりも、前記第1状態よりも前記吸気管圧力が高い第2状態で前記エンジンが停止した後の異音の大きさが小さいか否かを判定する判定処理と、前記判定処理により肯定判定がなされた場合、異音の原因は前記エンジン停止後の前記オイルタンクへのオイルの流入であると診断する診断処理と、をコンピュータに実行させるための異音診断プログラムによって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の異音の原因がエンジン停止後のオイルタンクへのオイルの流入であることを精度よく診断できる異音診断プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
異音診断システムの概略構成図である。
エンジンシステムの概略構成図である。
異音診断処理の一例を示したフローチャートである
【発明を実施するための形態】
【0009】
[異音診断システムの概略構成]
図1は、異音診断システム100の概略構成図である。異音診断システム100は、車両Aと診断端末40とを含む。車両Aには、エンジンシステムBが搭載されている。エンジンシステムBは、詳しくは後述するが、エンジン1、ECU(Electronic Control Unit)20、及びドングル21を含む。ECU20は、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置を含むコンピュータである。ECU20は、エンジン1の駆動を制御する。
【0010】
ドングル21は、無線通信モジュールを搭載する通信装置として構成されている。ドングル21は、例えばハンドルの下方に設けられた接続端子に取り付けられている。この接続端子は、ECU20に接続されている。ドングル21は、ECU20からの車両Aに関する情報を、診断端末40に無線送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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