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公開番号
2025006550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107414
出願日
2023-06-29
発明の名称
内燃機関の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F01P
3/08 20060101AFI20250109BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】ピストンやシリンダ壁面が部分的に過冷却状態になることを抑える。
【解決手段】内燃機関1は、燃焼室8に接続された吸気ポート9に水を噴射する水噴射弁70と、ピストン5の裏面に潤滑油を噴射するオイルジェット80とを備える。制御装置100は、水噴射弁70による水噴射とオイルジェット80によるオイル噴射とを制御する。制御装置100は、水噴射の実行時には、水噴射の開始前に比べてオイル噴射にて噴射される潤滑油の量を抑制する制御を実施する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
燃焼室に接続された吸気通路に水を噴射する水噴射弁と、ピストン裏面またはシリンダ壁面に潤滑油を噴射するオイルジェットとを備える内燃機関に適用されて、前記水噴射弁による水噴射と前記オイルジェットによるオイル噴射とを制御する装置であって、
前記水噴射の実行時には、前記水噴射の開始前に比べて前記オイル噴射にて噴射される前記潤滑油の量を抑制する制御を実施する
内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記オイルジェットは、前記ピストン裏面であって排気ポート側に位置する部位または前記シリンダ壁面であって排気ポート側に位置する部位に向けて前記潤滑油を噴射するオイルジェットである
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記水噴射を停止してから待機時間が経過した後に、前記潤滑油の量を抑制する制御を解除する
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項4】
前記待機時間は、前記水噴射の実行中における水噴射量及び前記水噴射の実行時間に基づいて設定される
請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項5】
前記オイル噴射を停止することにより、前記潤滑油の量を抑制する制御を実施する
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1や特許文献2には、水素を燃料とする内燃機関が記載されている。そして、それら内燃機関は、燃焼室に接続された吸気通路に水を噴射する水噴射弁を備えている。
【0003】
また、特許文献3に記載の内燃機関は、ピストン裏面に潤滑油を噴射することによりピストンを冷却するオイルジェットを備えている。ちなみに、シリンダ壁面に潤滑油を噴射することにより間接的にピストンを冷却するオイルジェットも存在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-130473号公報
特開2022-44553号公報
特開2009-156186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、水噴射弁から吸気通路に噴射された水の一部は、ピストン頂面やシリンダ壁面に液体の状態で付着することがある。ピストン頂面やシリンダ壁面に付着した液状の水が気化すると、気化熱によりピストン頂面やシリンダ壁面の温度が部分的に低下する。従って、水噴射とオイル噴射とを実施する内燃機関において、水噴射による冷却とオイル噴射による冷却とが重なる場合には、ピストンやシリンダ壁面が部分的に過冷却状態になるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する内燃機関の制御装置は、燃焼室に接続された吸気通路に水を噴射する水噴射弁と、ピストン裏面またはシリンダ壁面に潤滑油を噴射するオイルジェットとを備える内燃機関に適用される。この制御装置は、前記水噴射弁による水噴射と前記オイルジェットによるオイル噴射とを制御する。そして、制御装置は、前記水噴射の実行時には、前記水噴射の開始前に比べて前記オイル噴射にて噴射される潤滑油の量を抑制する制御を実施する。
【発明の効果】
【0007】
この内燃機関の制御装置は、ピストンやシリンダ壁面が部分的に過冷却状態になることを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態における内燃機関の模式図である。
図2は、水噴射の実行領域を示す図である。
図3は、オイル噴射の実行領域を示す図である。
同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
同実施形態におけるオイル噴射及び水噴射の実行状態を示すタイミングチャートである。図5(A)は機関出力、図5(B)はオイル噴射の実行状態、図5(C)は水噴射量、それぞれの推移を示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、内燃機関の制御装置の一実施形態について、図1~図5を参照して説明する。
<内燃機関の構成>
図1に示すように、内燃機関1のシリンダブロック2には、シリンダ4が設けられている。シリンダ4内にはピストン5が設けられており、ピストン5は、コネクティングロッド6を介してクランクシャフト7に連結されている。
【0010】
シリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が組み付けられている。シリンダ4においてピストン5の頂面とシリンダヘッド3との間には、燃焼室8が形成されている。また、シリンダヘッド3には、内燃機関1の燃料である水素ガスを気筒内に直接噴射する筒内噴射弁35と、燃焼室8の混合気を火花点火する点火プラグ11とが、内燃機関1の気筒ごとに設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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