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公開番号2025005483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105639
出願日2023-06-28
発明の名称排気流制御弁
出願人株式会社ユタカ技研
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F01N 13/08 20100101AFI20250109BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】リンクの脱落を抑制することが出来る排気流制御弁を提供する。
【解決手段】排気流制御弁(20)は、弁穴(31)が開けられている弁座(30)と、弁穴(31)を開閉するようにスイング可能に支持されている弁体(40)と、弁体(40)を閉弁方向へ付勢している弁ばね(25)と、弁座(30)に一端が当接すると共に弁ばね(25)に他端が当接し、弁ばね(25)の位置に合わせて弁座(30)上の第2支点部(P2)を中心にスイング可能なリンク(50)と、を備えている。弁座(30)は、リンク(50)に向かって屈曲している屈曲部(33)を含む。リンク(50)の他端に形成されている屈曲部当接部(52)は、弁体(40)の全閉状態において、屈曲部(33)の先端にのみ当接し、弁体(40)の全開状態において、屈曲部(33)の先端と末端との2カ所に当接する形状とされている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの排気系内の上流側の部屋と下流側の部屋とを連通する弁穴が開けられている弁座と、
前記弁穴を開閉するように前記弁座上の第1支点部でスイング可能に支持され、前記上流側の圧力を開弁方向に受ける弁体と、
この弁体を閉弁方向へ付勢し、前記上流側の圧力が所定値以上に上昇したとき前記弁体の開弁を許容する弁ばねと、
前記弁座に一端が当接すると共に前記弁ばねに他端が当接し、前記弁ばねの位置に合わせて前記弁座上の第2支点部を中心にスイング可能なリンクと、を備え、
前記弁座は、前記リンクに向かって屈曲している屈曲部を含み、
この屈曲部の先端が前記第2支点部とされ、
前記リンクの他端は、前記屈曲部が当接可能に形成された屈曲部当接部とされ、
前記屈曲部当接部は、前記弁体の全閉状態において、前記屈曲部の先端にのみ当接し、前記弁体の全開状態において、前記屈曲部の先端と末端との2カ所に当接する形状とされていることを特徴とする、排気流制御弁。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記リンクの角部は、前記弁体に接触しないよう面取りされている、請求項1に記載の排気流制御弁。
【請求項3】
前記リンクは、略矩形形状を呈し、前記先端及び他端の間の側面の一部に、中央に向かって凹む溝部が形成されている、請求項1に記載の排気流制御弁。
【請求項4】
前記弁ばねは、コイル状に巻かれているコイル部と、このコイル部の一端より直線状に延びている棒状の第1アームと、前記コイル部の他端より延びている第2アームと、を含み、
前記第1アームと前記第2アームとのなす角が開く方向に付勢力が作用し、
前記弁体には、前記第2アームが貫通している弁体穴部が開けられ、
前記弁体穴部は、前記第2アームが前記弁体に対して相対的に変位した際に前記第2アームとの接触を防ぐ逃げ部を含む、請求項1に記載の排気流制御弁。
【請求項5】
前記弁座のうちの前記弁体が着座する部位には、緩衝材が設けられている、請求項1に記載の排気流制御弁。
【請求項6】
前記弁体の前記緩衝材に当接する部位の裏面には、振動特性を調整するための錘が設けられている、請求項5記載の排気流制御弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排気流制御弁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンで発生した排気ガスは、マフラに送られて熱や音のエネルギーが低減される。しかし、エンジンから排出される排気ガスの流量は、一定ではなく突発的に多くなることがある。このような場合には、排気流量制御弁を開放し、排気ガスの一部をマフラの外に逃がすことが行われる。このように用いられる排気流量制御弁に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
【0003】
特許文献1に示されるような、排気流量制御弁は、マフラ内の上流側の部屋と下流側の部屋とを連通する弁穴が開けられている弁座と、弁穴を開閉可能に設けられている弁体と、この弁体に一端が当接し弁体を閉じ方向に付勢している弁ばねと、弁座から弁ばねまで延びていると共に弁体のスイングに合わせてスイングするリンクと、を有している。
【0004】
弁ばねの他端は、リンクを介して弁座に支持されている。リンクを設けることにより、弁ばねを弁体と共にスイングさせることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5689837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らが特許文献1に開示された排気流量制御弁について研究したところ、弁体が開いた際にリンクが脱落する虞があることが分かった。
【0007】
本発明は、リンクの脱落を抑制することができる排気流制御弁の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示によれば、エンジンの排気系内の上流側の部屋と下流側の部屋とを連通する弁穴が開けられている弁座と、
前記弁穴を開閉するように前記弁座上の第1支点部でスイング可能に支持され、前記上流側の圧力を開弁方向に受ける弁体と、
この弁体を閉弁方向へ付勢し、前記上流側の圧力が所定値以上に上昇したとき前記弁体の開弁を許容する弁ばねと、
前記弁座に一端が当接すると共に前記弁ばねに他端が当接し、前記弁ばねの位置に合わせて前記弁座上の第2支点部を中心にスイング可能なリンクと、を備え、
前記弁座は、前記リンクに向かって屈曲している屈曲部を含み、
この屈曲部の先端が前記第2支点部とされ、
前記リンクの他端は、前記屈曲部が当接可能に形成された屈曲部当接部とされ、
前記屈曲部当接部は、前記弁体の全閉状態において、前記屈曲部の先端にのみ当接し、前記弁体の全開状態において、前記屈曲部の先端と末端との2カ所に当接する形状とされていることを特徴とする、排気流制御弁が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、リンクの脱落を抑制することができる排気流制御弁の提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1による排気流制御弁が搭載されている排気マフラの要部断面図である。
図1に示された排気流制御弁の斜視図である。
図1の3部拡大図である。
図2に示された排気流制御弁の分解斜視図である。
図4に示された弁体の斜視図である。
図4に示されたリンクの正面図である。
図1に示された排気マフラの作用について説明する図である。
図7の8部拡大図である。
図8の9部拡大図である。
実施例2による排気流制御弁の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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