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公開番号
2025024951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129354
出願日
2023-08-08
発明の名称
ハイブリッド自動車
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
F01P
7/16 20060101AFI20250214BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】エネルギー効率の良いハイブリッド自動車を提供する。
【解決手段】駆動源としてのエンジンと、駆動源としてのモータと、前記モータに電力を供給するバッテリーと、前記エンジンと前記バッテリーとの間で熱交換する熱交換装置と、前記バッテリーの温度が充電時の目標温度となるように前記熱交換装置を制御する制御装置と、を有するハイブリッド自動車。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動源としてのエンジンと、
駆動源としてのモータと、
前記モータに電力を供給するバッテリーと、
前記エンジンと前記バッテリーとの間で熱交換する熱交換装置と、
前記バッテリーの温度が充電時の目標温度となるように前記熱交換装置を制御する制御装置と、
を有するハイブリッド自動車。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記エンジンを冷却するエンジン冷却装置と
前記バッテリーを冷却するバッテリー冷却装置と、
を有し、
前記熱交換装置は、前記エンジン冷却装置と前記バッテリー冷却装置とを選択的に接続することにより、前記エンジン冷却装置と前記バッテリー冷却装置との間で熱交換可能であり、
前記制御装置は、前記エンジン冷却装置、前記バッテリー冷却装置及び前記熱交換装置を駆動制御する、
請求項1に記載のハイブリッド自動車。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記エンジンの温度及び前記バッテリーの温度に応じて前記熱交換装置の接続状態並びに前記エンジン冷却装置及び前記バッテリー冷却装置の駆動状態を決定する決定手段と、
前記決定された接続状態及び駆動状態に応じて、前記熱交換装置の接続状態を切り換え制御するとともに、前記エンジン冷却装置及び前記バッテリー冷却装置をそれぞれ駆動制御する制御手段と、
を有する、
請求項2に記載のハイブリッド自動車。
【請求項4】
前記エンジンの温度を検出するエンジン温度検出装置と、
前記バッテリーの温度を検出するバッテリー温度検出装置と、
をさらに有し、
前記制御装置は、
前記エンジン温度検出装置から前記エンジンの温度を取得するエンジン温度取得手段と、
前記バッテリー温度検出装置から前記バッテリーの温度を取得するバッテリー温度取得手段と、
をさらに有する、
請求項3に記載のハイブリッド自動車。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記バッテリーの充電が開始されたことを示す信号を取得する信号取得手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記信号に基づいて前記切り換え制御及び前記駆動制御を開始する、
請求項3に記載のハイブリッド自動車。
【請求項6】
前記決定手段は、
前記バッテリーの温度が前記目標温度より高く、かつ前記エンジンの温度が前記目標温度より高い場合には、前記エンジン冷却装置と前記バッテリー冷却装置を前記熱交換装置が切り離し、前記バッテリー冷却装置により前記バッテリーを冷却すると決定する、
請求項3に記載のハイブリッド自動車。
【請求項7】
前記決定手段は、
前記バッテリーの温度が前記目標温度より高く、かつ前記エンジンの温度が前記目標温度より低い場合には、前記エンジン冷却装置と前記バッテリー冷却装置を前記熱交換装置が接続し、前記バッテリーを冷却して前記エンジンを温めると決定する、
請求項3に記載のハイブリッド自動車。
【請求項8】
前記決定手段は、
前記バッテリーの温度が前記目標温度より低く、かつ前記エンジンの温度が前記目標温度より高い場合には、前記エンジン冷却装置と前記バッテリー冷却装置を前記熱交換装置が接続し、前記エンジンを冷却して前記バッテリーを温めると決定する、
請求項3に記載のハイブリッド自動車。
【請求項9】
前記決定手段は、
前記バッテリーの温度が前記目標温度より低く、かつ前記エンジンの温度が前記目標温度より低い場合には、前記エンジン冷却装置と前記バッテリー冷却装置を前記熱交換装置が切り離し、前記バッテリー冷却装置を停止すると決定する、
請求項3に記載のハイブリッド自動車。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかに記載されたハイブリッド自動車を充電する方法であって、
前記バッテリーの温度が前記目標温度となるように前記制御装置が前記熱交換装置を制御しながら前記バッテリーを充電する、
ハイブリッド自動車の充電方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ハイブリッド自動車に関するものであり、特にプラグインハイブリッドカー(PHEV)のバッテリー温度調整装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
駆動源としてエンジンとモータを有するハイブリッド自動車において、バッテリーの残量が減ってくるとバッテリーに充電器を接続して充電が行われる。バッテリーを充電する際には、バッテリーの種類にもよるが、Liイオンバッテリー場合にはバッテリーの温度が30~40度程度であると効率的であるといわれている。バッテリーの温度が適切でない状態で充電をすると、充電の効率が悪く、バッテリーの劣化の原因にもなる。
【0003】
そこで、充電効率を上げ、バッテリーの劣化を防ぐために、従来ではバッテリーにヒータを設けて温めたり、冷却水を流して冷却したりしてバッテリーの温度を調整しながら充電していた。
【0004】
図8は、ハイブリッド自動車のエンジン5及びバッテリー15の冷却装置の一例である。エンジン5を冷却して温まった冷却水は、第1のポンプ13によって第1の経路9を経由して第1のラジエータ7に送られて空気中へ放熱される。第1のラジエータ7を通過して温度が下がった冷却水は、第2の経路11を経由して再びエンジン5に送られてエンジン5を冷却する。一方、バッテリー15を冷却して温まった冷却水は、第2のポンプ23によって第3の経路19を経由して第2のラジエータ17へ送られて同じく空気中へ放熱される。第2のラジエータ17を通過して温度が下がった冷却水は、第4の経路21を経由して再びバッテリー15に送られてバッテリー15を冷却する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
冷却水でバッテリーを冷却する場合には、バッテリーを冷却した冷却水の熱はラジエータを通じて外部に放出されていた。また、ヒータでバッテリーを温めるには多くのエネルギーを消費していた。
【0006】
本開示では、エネルギー効率の良いハイブリッド自動車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のハイブリッド自動車は、駆動源としてのエンジンと、駆動源としてのモータと、前記モータに電力を供給するバッテリーと、前記エンジンと前記バッテリーとの間で熱交換する熱交換装置と、前記バッテリーの温度が充電時の目標温度となるように前記熱交換装置を制御する制御装置と、を有する。
【0008】
また、本開示のハイブリッド自動車は、エンジンと、第1のラジエータと、前記エンジンから前記第1のラジエータへ向かう冷却水が流れる第1の経路と、前記第1のラジエータから前記エンジンへ向かう冷却水が流れる第2の経路と、バッテリーと、第2のラジエータと、前記バッテリーから前記第2のラジエータへ向かう冷却水が流れる第3の経路と、前記第2のラジエータから前記バッテリーへ向かう冷却水が流れる第4の経路と、前記第1の経路と前記第3の経路とを接続する第5の経路と、前記第2の経路と前記第4の経路とを接続する第6の経路と、前記第3の経路を流れる冷却水が前記第1のラジエータへ向かう状態と前記第5の経路を経由して第1の経路へ向かう状態とを切り換える第1の切換装置と、前記第2の経路を流れる冷却水が前記エンジンへ向かう状態と前記第6の経路を経由して前記前記第4の経路へ向かう状態とを切り換える第2の切換装置と、前記第1の切換装置及び第2の切換装置を切り換え制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、バッテリーを充電する際に、前記バッテリーの温度と前記エンジンの温度とに応じて前記第1の切換装置及び前記第2の切換装置を切り換え制御して、前記バッテリーの冷却又は暖機を選択的に行う。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、バッテリーの温度が低くエンジンの温度が高い場合には、エンジンの熱でバッテリーを温めるので、ヒータでバッテリーを温める必要がない。また、バッテリーの温度が高くエンジンの温度が低い場合には、バッテリーの熱でエンジンを温めるので、熱を外部に放出することなくエネルギーの無駄がない。そして、バッテリーの温度を適切に維持した状態で充電でき、バッテリーの劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態のバッテリー温度調整装置を示す模式図である。
実施形態の動作を示す模式図である。
実施形態の動作を示す模式図である。
バッテリー温度調整装置の機能構成図である。
バッテリー及びエンジンの温度による場合分けを示す図である。
バッテリー温度調整装置のフローチャートである。
変形例を示す模式図である。
従来技術を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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