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公開番号
2025023561
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127811
出願日
2023-08-04
発明の名称
車載部品の製造方法及び溶接部材
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F01N
13/18 20100101AFI20250207BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】溶接部材の溶接不良を生じにくくする技術を提供する。
【解決手段】本体部材と、本体部材に第1電極及び第2電極を用いた抵抗溶接により取り付けられる溶接部材と、を備える車載部品の製造方法である。車載部品の製造方法は、溶接部材の溶接端部を本体部材の溶接面に接触させることを備える。車載部品の製造方法は、抵抗溶接により、本体部材に溶接部材を溶接することを備える。該溶接の際、本体部材の溶接面とは反対側の非溶接面に第1電極を接触させ、かつ、溶接部材の溶接端部から延びる外周面の一部に形成され溶接端部の反対側を向くように設けられる接触面に、第2電極を接触させた状態となる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部材と、前記本体部材に第1電極及び第2電極を用いた抵抗溶接により取り付けられる溶接部材と、を備え、車両に搭載される車載部品の製造方法であって、
前記溶接部材の溶接端部を前記本体部材の溶接面に接触させることと、
前記本体部材の前記溶接面とは反対側の非溶接面に前記第1電極を接触させ、かつ、前記溶接部材の前記溶接端部から延びる外周面の一部に形成され前記溶接端部の反対側を向くように設けられる接触面に、前記第2電極を接触させた状態で、前記抵抗溶接により、前記本体部材に前記溶接部材を溶接することと、
を備える、車載部品の製造方法。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車載部品の製造方法であって、
前記溶接部材は前記外周面に凹部を有し、前記凹部は内面に前記接触面を有する、車載部品の製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の車載部品の製造方法であって、
前記接触面は、前記溶接部材の前記外周面を周回するように設けられる、車載部品の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の車載部品の製造方法であって、
前記接触面は、前記溶接端部の近傍に設けられる、車載部品の製造方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の車載部品の製造方法であって、
前記車載部品は、排気ガスを通過させるための排気系部品である、車載部品の製造方法。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の車載部品の製造方法であって、
前記抵抗溶接は、プロジェクション溶接である、車載部品の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の車載部品の製造方法であって、
前記溶接面と、前記溶接面に接触する前記溶接端部とが対向する方向を、第1方向とし、
前記溶接端部は、前記溶接面に接触する突起部を有し、
前記接触面は、前記突起部に対し前記第1方向に沿って間隔をあけて重なる領域を有する、
車載部品の製造方法。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の車載部品の製造方法であって、
前記溶接部材は、前記溶接端部が上方を向いた状態で、前記本体部材に溶接される、車載部品の製造方法。
【請求項9】
車載部品が備える本体部材の溶接面に2つの電極を用いた抵抗溶接により取り付けられる溶接部材であって、
前記溶接面に溶接される溶接端部と、
前記溶接端部から延びる外周面の一部に形成され前記溶接端部の反対側を向くように設けられる部位であって、一方の前記電極と接触する部位である接触面と、
を備える、溶接部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、抵抗溶接により取り付けられる溶接部材を備える車載部品の製造方法及び溶接部材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リングプロジェクション溶接機に備えた接合用の治具にプロジェクションが形成された排気管と他部材とを装着させ、排気管及び他部材をリングプロジェクション溶接により接合する溶接方法が開示されている。この溶接方法では、接合用の治具によって排気管及び他部材が上下方向から挟み込まれた状態で、加圧及び通電が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-150397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、抵抗溶接によって本体部材に取り付けられる溶接部材には、様々な形状及び構成のものがあり、用途及び使用環境などによって、選ばれる溶接部材は異なる。特許文献1の溶接方法では、電極と溶接部材の寸法精度によっては、電極と溶接部材の接触が不十分となり、溶接部材に電流が均等に流れず、本体部材に対する溶接部材の溶接不良が生じるという問題があった。
【0005】
本開示の一局面は、溶接部材の溶接不良を生じにくくする技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、本体部材と、本体部材に第1電極及び第2電極を用いた抵抗溶接により取り付けられる溶接部材と、を備え、車両に搭載される車載部品の製造方法である。車載部品の製造方法は、溶接部材の溶接端部を本体部材の溶接面に接触させることを備える。車載部品の製造方法は、抵抗溶接により、本体部材に溶接部材を溶接することを備える。該溶接の際、本体部材の溶接面とは反対側の非溶接面に第1電極を接触させ、かつ、溶接部材の溶接端部から延びる外周面の一部に形成され溶接端部の反対側を向くように設けられる接触面に、第2電極を接触させた状態となる。
【0007】
このような構成によれば、接触面が溶接端部の反対側を向くように設けられているため、溶接部材と第2電極との接触を良好にすることができ、抵抗溶接における電流の流れが促進される。したがって、本体部材に対する溶接部材の溶接不良を生じにくくすることができる。
【0008】
本開示の一態様では、溶接部材は外周面に凹部を有し、凹部の内面は接触面を有してもよい。このような構成によれば、第2電極と溶接部材との接触面積の増加を促すことができ、抵抗溶接における電流の流れが促進される。したがって、本体部材に対する溶接部材の溶接不良を生じにくくすることができる。
【0009】
本開示の一態様では、接触面は、溶接部材の外周面を周回するように設けられてもよい。このような構成によれば、第2電極と溶接部材との接触面積の増加を促すことができ、抵抗溶接における電流の流れが促進される。したがって、本体部材に対する溶接部材の溶接不良を生じにくくすることができる。
【0010】
本開示の一態様では、接触面は、溶接端部の近傍に設けられてもよい。このような構成によれば、抵抗溶接の際、溶接部材と本体部材との接合個所に、電流が均一に流れやすくなる。したがって、本体部材に対する溶接部材の溶接不良を生じにくくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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