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公開番号
2025022042
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126266
出願日
2023-08-02
発明の名称
ロータリーピストンエンジン
出願人
マツダ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F01N
13/10 20100101AFI20250206BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】O2センサによって検出される検出値を安定させることができるロータリーピストンエンジンを提供する。
【解決手段】第1排気ポートと連続して屈曲する流路を画成する第1内管と、第2排気ポートと連続して屈曲する流路を画成する第2内管と、各内管を収容する状態で第1サイドハウジングおよび第2サイドハウジングに接続された共通の外管と、を有し、第1内管の下流端と2内管の下流端とは、当該両内管から外管に流出する排気ガスの出口として機能する環状隙間を隔てて前記出力軸方向に対向する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
出力軸の周りを回転するロータと、
前記ロータを収容するロータ収容室の周壁を画成する筒状のロータハウジングと、
前記出力軸の軸心と平行な出力軸方向の一方側から前記ロータ収容室を覆うように前記ロータハウジングに取り付けられ、前記ロータ収容室から排出された排気ガスを受け入れる第1排気ポートを有する第1サイドハウジングと、
前記出力軸方向の他方側から前記ロータ収容室を覆うように前記ロータハウジングに取り付けられ、前記ロータ収容室から排出された排気ガスを受け入れる第2排気ポートを有する第2サイドハウジングと、
前記第1サイドハウジングおよび前記第2サイドハウジングに接続され、前記第1排気ポートおよび前記第2排気ポートを通じて前記各サイドハウジングの外部に排出された排気ガスを受け入れる排気通路と、を備え、
前記排気通路は、前記第1排気ポートと連続し且つ前記出力軸方向の他方側に向けて屈曲する流路を画成する第1内管と、前記第2排気ポートと連続し且つ前記出力軸方向の一方側に向けて屈曲する流路を画成する第2内管と、前記第1内管および前記第2内管を収容する状態で前記第1サイドハウジングおよび前記第2サイドハウジングに接続された共通の外管と、を有し、
前記第1内管の下流端と前記第2内管の下流端とは、当該両内管から前記外管に流出する排気ガスの出口として機能する環状隙間を隔てて前記出力軸方向に対向する
ことを特徴とするロータリーピストンエンジン。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のロータリーピストンエンジンにおいて、
前記環状隙間の外周面積は、前記第1排気ポートの最小断面積と前記第2排気ポートの最小断面積とを加算した合計値の1.1倍以上1.3倍以下である
ことを特徴とするロータリーピストンエンジン。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のロータリーピストンエンジンにおいて、
前記外管は、前記環状隙間から流出した排気ガスが前記出力軸方向の一方側に向けて流れるように、前記第1サイドハウジングおよび前記第2サイドハウジングから前記出力軸方向の一方側に向けて延びる形状を有し、
前記第1内管の下流端と前記第2内管の下流端との間の中間位置は、前記第1排気ポートの下流端と前記第2排気ポートの下流端との間の中間位置よりも前記出力軸方向の他方側に位置している
ことを特徴とするロータリーピストンエンジン。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のロータリーピストンエンジンにおいて、
前記出力軸方向と直交する方向視において前記環状隙間と重複する前記外管の周面に、補強部材が接合されている
ことを特徴とするロータリーピストンエンジン。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載のロータリーピストンエンジンにおいて、
前記外管、前記第1内管、および前記第2内管は、何れも板材を加工した板金部材である
ことを特徴とするロータリーピストンエンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリーピストンエンジンに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンから排出される高温の排気ガスを導入して車外に排出するエキゾーストマニホールド(以下、エキマニ)がよく知られている。例えば、特許文献1の排気マニホールド(エキゾーストマニホールドと同意)がそれである。特許文献1には、エキマニの内部を流れる排気ガスの脈動による膜振動を防止するため、エキマニの外壁に補強板を溶接にて接合する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-108751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エキマニの排気ガスの流れ方向における下流側には、O2センサが設けられ、O2センサによって検出される酸素濃度の検出値を用いた排気ガスのフィードバック制御によって燃料噴射量が随時調整される。ここで、よく知られたロータリーピストンエンジンでは、排気行程で排出される排気ガス中に含まれる未燃燃料の変化が大きいことで知られている。これに関連して、O2センサによって検出される排気ガスの酸素濃度の振れ幅も大きくなる。その結果、上記フィードバック制御の制御性が低下する虞が生じる。また、排気ガスに含まれる未燃燃料が一時的に増加したときには、エキマニの下流に設けられている触媒に到達する未燃燃料が増加し、触媒の浄化性能が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、O2センサによって検出される酸素濃度の振れ幅を低減し、制御性の低下および触媒の浄化性能の低下を抑制できるロータリーピストンエンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するものとして、本発明は、出力軸の周りを回転するロータと、前記ロータを収容するロータ収容室の周壁を画成する筒状のロータハウジングと、前記出力軸の軸心と平行な出力軸方向の一方側から前記ロータ収容室を覆うように前記ロータハウジングに取り付けられ、前記ロータ収容室から排出された排気ガスを受け入れる第1排気ポートを有する第1サイドハウジングと、前記出力軸方向の他方側から前記ロータ収容室を覆うように前記ロータハウジングに取り付けられ、前記ロータ収容室から排出された排気ガスを受け入れる第2排気ポートを有する第2サイドハウジングと、前記第1サイドハウジングおよび前記第2サイドハウジングに接続され、前記第1排気ポートおよび前記第2排気ポートを通じて前記各サイドハウジングの外部に排出された排気ガスを受け入れる排気通路と、を備え、前記排気通路は、前記第1排気ポートと連続し且つ前記出力軸方向の他方側に向けて屈曲する流路を画成する第1内管と、前記第2排気ポートと連続し且つ前記出力軸方向の一方側に向けて屈曲する流路を画成する第2内管と、前記第1内管および前記第2内管を収容する状態で前記第1サイドハウジングおよび前記第2サイドハウジングに接続された共通の外管と、を有し、前記第1内管の下流端と前記第2内管の下流端とは、当該両内管から前記外管に流出する排気ガスの出口として機能する環状隙間を隔てて前記出力軸方向に対向することを特徴とする。
【0007】
この構成では、第1内管の下流端および第2内管の下流端から排出される排気ガスが互いに衝突して混じり合う。このとき、排気ガスが均質化され、排気通路の下流に設けられているO2センサによって検出される酸素濃度の振れを小さくすることができる。また、排気ガスが衝突した際に未燃燃料が残存空気と反応することで排気通路内において燃焼が促進され、排気通路の下流に設けられている触媒に到達する未燃燃料を低減することができる。
【0008】
好ましくは、前記環状隙間の外周面積は、前記第1排気ポートの最小断面積と前記第2排気ポートの最小断面積とを加算した合計値の1.1倍以上1.3倍以下である。
【0009】
この態様では、環状隙間の外周面積が適切な値となり、排出ガスが混じり合うことで均質化される効果を維持しつつ、排気ガスの排圧が高圧になることを抑制することができる。
【0010】
好ましくは、前記外管は、前記環状隙間から流出した排気ガスが前記出力軸方向の一方側に向けて流れるように、前記第1サイドハウジングおよび前記第2サイドハウジングから前記出力軸方向の一方側に向けて延びる形状を有し、前記第1内管の下流端と前記第2内管の下流端との間の中間位置は、前記第1排気ポートの下流端と前記第2排気ポートの下流端との間の中間位置よりも前記出力軸方向の他方側に位置している。
(【0011】以降は省略されています)
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