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公開番号2025099505
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216204
出願日2023-12-21
発明の名称回転電機のロータ構造
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H02K 1/32 20060101AFI20250626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転電機を介して発生する騒音を抑制する。
【解決手段】ロータ10は、ロータコア11を軸方向又は径方向に貫通し、周方向に並んで配置された複数の補強ロッド73を備える。ロータコア11は、周方向に間隔を空けて設けられた第1空孔部71及び第2空孔部72を有し、補強ロッド73は、第1空孔部71及び第2空孔部72を、該第1空孔部71及び第2空孔部72の内周面との間に隙間を空けて貫通するようにそれぞれ配置され、補強ロッド73は、補強ロッド73内を該補強ロッド73の軸方向に貫通しかつ空気が通る第1エア通路81と、第1エア通路81と第1空孔部71及び第2空孔部72とを連通させる複数の連通孔85と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ロータコアを有しかつシャフトに固定されたロータと、該ロータコアと空隙を空けて配置されたステータコアを有するステータとを備えた回転電機のロータ構造であって、
前記ロータコアを軸方向又は径方向に貫通し、周方向に並んで配置された複数のロッドを備え、
前記ロータコアは、前記周方向に間隔を空けて設けられた複数の空孔部を有し、
前記ロッドは、前記空孔部を、該空孔部の内周面との間に隙間を空けて貫通するようにそれぞれ配置され、
更に前記ロッドは、
前記ロッド内を該ロッドの軸方向に貫通しかつ空気が通る第1エア通路と、
前記第1エア通路と前記空孔部とを連通させる複数の連通孔と、
を有することを特徴とする、回転電機のロータ構造。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転電機のロータ構造において、
前記回転電機は、前記ロータと前記ステータとが前記径方向に隙間を空けて配置されたラジアルギャップモータであり、
前記ロッドは、前記ロータコアを前記軸方向に貫通し、
前記第1エア通路は、前記ロータの前記軸方向の一端側と他端側とを連通させるように前記ロッドを貫通することを特徴とする、回転電機のロータ構造。
【請求項3】
請求項2に記載の回転電機のロータ構造において、
前記空孔部は、前記軸方向で該空孔部を仕切る仕切り壁を有し、
前記ロッドは、前記仕切り壁を貫通して配置され、
前記連通孔は、前記ロッドにおける前記仕切り壁で仕切られた各空間に位置する部分のそれぞれに形成されており、
前記仕切り壁により仕切られた各空間は、互いに容積が異なることを特徴とする、回転電機のロータ構造。
【請求項4】
請求項1に記載の回転電機のロータ構造において
前記回転電機は、前記ロータと前記ステータとが前記軸方向に隙間を空けて配置されたアキシャルギャップモータであり、
前記シャフトは、該シャフト内を軸方向に延びる第2エア通路を有し、
前記ロッドは、前記ロータコアを前記径方向に貫通し、
前記第1エア通路は、前記第2エア通路と前記ロータの外部と連通させるように前記ロッドを貫通することを特徴とする、回転電機のロータ構造。
【請求項5】
請求項4に記載の回転電機のロータ構造において、
前記ロッドは複数種類あり、
一の種類の前記ロッドに形成された前記連通孔の径は、他の種類の前記ロッドに形成された前記連通孔の径と異なることを特徴とする、回転電機のロータ構造。
【請求項6】
請求項4に記載の回転電機のロータ構造において、
前記空孔部は、前記径方向で該空孔部を仕切る仕切り壁を有し、
前記ロッドは、前記仕切り壁を貫通して配置され、
前記連通孔は、前記ロッドにおける前記仕切り壁で仕切られた各空間に位置する部分のそれぞれに形成されており、
前記仕切り壁により仕切られた各空間は、互いに容積が異なることを特徴とする、回転電機のロータ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、回転電機のロータ構造に関する技術分野に属する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、ロータを補強するために、ロータコアを貫通する複数のロッドを設ける構造が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、回転子鉄心(ロータコア)と、回転子鉄心の中心軸の軸線方向に回転子鉄心を貫通する導体バー(ロッド)と、回転子鉄心の端部に設けられ、端部から突き出る導体バーに接続された環状のエンドリングと、回転子鉄心及びエンドリングの間に設けられ、エンドリングに接する環状の第1の補強部材とを備え、前記第1の補強部材には、前記端部から突き出る前記導体バーが挿入される挿入孔が形成されている、ロータ構造が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2018-055701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、回転電機とエンジンとを両方有するハイブリッド自動車では、エンジンで発生した振動が回転電機に伝達されて、回転電機から車外に抜けることで騒音を発生させるおそれがある。エンジンを有さず、回転電機のみを有する電気自動車であったとしても、変速機で発生する振動が回転電機を介して車外に抜けて、騒音を発生させるおそれがある。
【0006】
ここに開示された技術は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転電機を介して発生する騒音を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、ここに開示された技術の第1の態様は、ロータコアを有しかつシャフトに固定されたロータと、該ロータコアと空隙を空けて配置されたステータコアを有するステータとを備えた回転電機のロータ構造を対象として、前記ロータコアを軸方向又は径方向に貫通し、周方向に並んで配置された複数のロッドを備え、前記ロータコアは、前記周方向に間隔を空けて設けられた複数の空孔部を有し、前記ロッドは、前記空孔部を、該空孔部の内周面との間に隙間を空けて貫通するようにそれぞれ配置され、更に前記ロッドは、前記ロッド内を該ロッドの軸方向に貫通しかつ空気が通る第1エア通路と、前記エア通路と前記空孔部とを連通させる複数の連通孔と、を有する。
【0008】
第1の態様では、第1エア通路と、連通孔と、空孔部とによりヘルムホルツ共鳴器が構成される。ヘルムホルツ共鳴器により、回転電機に入力された振動のうち、ヘルムホルツ共鳴器の共振周波数に応じた周波数の振動を、吸収することができる。これにより、回転電機を介して発生する騒音を抑制することができる。
【0009】
ここに開示された技術の第2の態様は、第1の態様において、前記回転電機は、前記ロータと前記ステータとが前記径方向に隙間を空けて配置されたラジアルギャップモータであり、前記ロッドは、前記ロータコアを前記軸方向に貫通し、前記第1エア通路は、前記ロータの前記軸方向の一端側と他端側とを連通させるように前記ロッドを貫通する。
【0010】
第2の態様では、簡単な構成でヘルムホルツ共鳴器を形成することができ、回転電機を介して発生する騒音を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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