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公開番号2025002955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103369
出願日2023-06-23
発明の名称還元剤供給装置及びその制御方法
出願人ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング,ROBERT BOSCH GMBH
代理人個人,個人,個人
主分類F01N 3/08 20060101AFI20241226BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】
内燃機関の始動後、排出ガスの浄化を開始するまでの時間をより短くすることが可能な還元剤供給装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】
前記内燃機関(1)の始動後、前記制御装置(100)は前記排気管(11)内の排気温度を考慮することなく前記供給ポンプ(31)の作動を開始し、前記排気温度が第1の所定の温度(Tth1)以上となった場合に前記還元剤噴射弁(25)を開弁し、前記還元剤供給通路(52)内の空気を排出する、還元剤供給装置(20)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、
前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送する供給ポンプ(31)と、
前記供給ポンプ(31)を前記還元剤噴射弁(25)と接続する還元剤供給通路(52)と、
前記供給ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、
を備えた、還元剤供給装置(20)であって、
前記内燃機関(1)の始動後、前記制御装置(100)は前記排気管(11)内の排気温度を考慮することなく前記供給ポンプ(31)の作動を開始し、前記排気温度が第1の所定の温度(Tth1)以上となった場合に前記還元剤噴射弁(25)を開弁し、前記還元剤供給通路(52)内の空気を排出する、還元剤供給装置(20)。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記排気温度が第1の所定の温度(Tth1)より高い第2の所定の温度(Tth2)以上となった場合に、前記還元剤噴射弁(25)を介して還元剤の前記排気管(11)内への供給を開始する、請求項1に記載の還元剤供給装置(20)。
【請求項3】
内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送する供給ポンプ(31)と、前記供給ポンプ(31)を前記還元剤噴射弁(25)と接続する還元剤供給通路(52)と、前記供給ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、を備えた、還元剤供給装置(20)の制御方法であって、
前記制御方法は、
前記内燃機関(1)の始動後、前記排気管(11)内の排気温度を考慮することなく前記供給ポンプ(31)の作動を開始するステップと、
前記排気温度が第1の所定の温度(Tth1)以上となった場合に前記還元剤噴射弁(25)を開弁し、前記還元剤供給通路(52)内の空気を排出するステップと、
を有する、還元剤供給装置(20)の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気管に還元剤を供給するための還元剤供給装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排出ガス中には、環境に影響を与えるおそれのある窒素酸化物(以下、「NOx」と称する。)が含まれている。このNOxを浄化するために用いられる排気浄化装置として、排気管に配設された触媒の上流側に尿素水溶液等の還元剤を噴射供給し、触媒中で排出ガス中のNOxを還元反応させる排気浄化装置が知られている。
【0003】
このような排気浄化装置に用いられる還元剤供給装置の一態様として、ポンプ及び還元剤噴射弁を備え、貯蔵タンク内の還元剤をポンプによって圧送するとともに、排気管に固定された還元剤噴射弁を介して還元剤を排気管内に供給する還元剤供給装置がある(特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1には、内燃機関停止後に還元剤である尿素水が還元剤噴射弁内や還元剤供給管内において凍結することを防ぐために、還元剤噴射弁を開弁するとともにポンプを逆回転させることにより還元剤噴射弁及び還元剤供給管内の還元剤をタンク方向に吸い戻す制御が行われること、さらに、その後の内燃機関の再始動時には還元剤噴射弁を開弁させて還元剤噴射弁内の空気を抜きつつ還元剤噴射弁内に還元剤を充填させる制御が行われることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-027364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、内燃機関の排出ガスに対する一つの課題として、内燃機関の始動後、排出ガスの浄化を開始するまでの時間をより短くすることが挙げられる。還元剤供給装置においては、還元剤噴射弁内の空気を抜き還元剤噴射弁内に還元剤を充填させ、すなわち還元剤供給が可能な状態とするまでの時間を短くする必要がある。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、内燃機関の始動後、排出ガスの浄化を開始するまでの時間をより短くすることが可能な還元剤供給装置及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る還元剤供給装置は、
内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、
前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送する供給ポンプ(31)と、
前記供給ポンプ(31)を前記還元剤噴射弁(25)と接続する還元剤供給通路(52)と、
前記供給ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、
を備えた、還元剤供給装置(20)であって、
前記内燃機関(1)の始動後、前記制御装置(100)は前記排気管(11)内の排気温度を考慮することなく前記供給ポンプ(31)の作動を開始し、前記排気温度が第1の所定の温度(Tth1)以上となった場合に前記還元剤噴射弁(25)を開弁し、前記還元剤供給通路(52)内の空気を排出する、還元剤供給装置(20)(20)である。
【0009】
本発明に係る還元剤供給装置の制御方法は、
内燃機関(1)の排気管(11)に設けられた還元触媒(13)の上流に取り付けられた還元剤噴射弁(25)と、前記還元剤噴射弁(25)に還元剤を圧送する供給ポンプ(31)と、前記供給ポンプ(31)を前記還元剤噴射弁(25)と接続する還元剤供給通路(52)と、前記供給ポンプ(31)と前記還元剤噴射弁(25)とを制御する制御装置(100)と、を備えた、還元剤供給装置(20)の制御方法であって、
前記制御方法は、
前記内燃機関(1)の始動後、前記排気管(11)内の排気温度を考慮することなく前記供給ポンプ(31)の作動を開始するステップと、
前記排気温度が第1の所定の温度(Tth1)以上となった場合に前記還元剤噴射弁(25)を開弁し、前記還元剤供給通路(52)内の空気を排出するステップと、
を有する、還元剤供給装置(20)の制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、内燃機関の始動後、排出ガスの浄化を開始するまでの時間をより短くすることが可能な還元剤供給装置及びその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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