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公開番号
2024170083
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023087048
出願日
2023-05-26
発明の名称
バルブタイミング変更装置
出願人
株式会社ミクニ
代理人
個人
主分類
F01L
1/356 20060101AFI20241129BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】バブルタイミング変更装置において、大型化及び重量化を招くことなく、簡単な構造にて、アンバランス量を減じる。
【解決手段】カムシャフトと一体的にカムシャフトの軸線S回りに回転すると共にロックピン42を含むベーンロータ10と、ベーンロータに対して軸線回りに所定の可動角度Δθの範囲を相対的に回転可能でかつロックピンにより相対的な回転がロックされるハウジングロータHrとを備え、ハウジングロータHrは、駆動力が及ぼされる歯列31を有する歯付き部材30と、歯付き部材に固定されてベーンロータを収容する有底円筒状のハウジング部材20を含み、ハウジング部材20は、ベーンロータのアンバランス量m1を相対的に減じる側にその重心が軸線Sから偏心して形成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
カムシャフトにより駆動される吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングを変更するバブルタイミング変更装置であって、
前記カムシャフトと一体的に前記カムシャフトの軸線回りに回転すると共にロックピンを含むベーンロータと、
前記ベーンロータに対して前記軸線回りに所定の可動角度の範囲を相対的に回転可能でかつ前記ロックピンにより相対的な回転がロックされるハウジングロータと、を備え、
前記ハウジングロータは、駆動力が及ぼされる歯列を有する歯付き部材と、前記歯付き部材に固定されて前記ベーンロータを収容する有底円筒状のハウジング部材を含み、
前記ハウジング部材は、前記ベーンロータのアンバランス量を相対的に減じる側に、その重心が前記軸線から偏心して形成されている、
ことを特徴とするバルブタイミング変更装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ハウジング部材は、前記軸線を中心とする内周面と、前記軸線から平行に偏倚した偏倚軸線を中心とする外周面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項3】
前記ベーンロータは、前記ロックピンが配置されて前記可動角度の範囲を移動し得るベーン部を有し、
前記軸線及び前記偏倚軸線に直交する直交線は、前記軸線に対して前記可動角度と対頂角をなす領域内に位置付けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項4】
前記直交線は、前記対頂角の中央の角度位置に位置付けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項5】
前記ベーンロータは、前記ロックピンが配置されたベーン部を有し、
前記ハウジング部材は、前記ベーン部の移動を前記可動角度の範囲に規制するべく前記内周面から突出する一対のシュー部を有し、
前記軸線及び前記偏倚軸線に直交する直交線は、前記軸線に垂直で前記一対のシュー部により画定される空間領域の中央を通る直線上に位置付けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項6】
前記歯付き部材は、前記軸線方向に突出する円板状凸部を有し、
前記ハウジング部材は、前記円板状凸部を嵌合させる環状凹部を有し、
前記外周面は、前記環状凹部から外れた外側の領域に形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項7】
前記歯付き部材は、前記ベーンロータの前記アンバランス量を相対的に減じる側に、その重心が前記軸線から偏心して形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一つに記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項8】
前記歯付き部材は、前記ベーンロータの前記アンバランス量を相対的に減じるべく形成された肉抜き部を有する、
ことを特徴とする請求項7に記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項9】
前記歯付き部材の前記重心は、前記軸線に対して前記可動角度と対頂角をなす領域内に位置付けられている、
ことを特徴とする請求項7に記載のバルブタイミング変更装置。
【請求項10】
前記歯付き部材の前記重心は、前記対頂角の中央の角度位置に位置付けられている、
ことを特徴とする請求項7に記載のバルブタイミング変更装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃エンジンの吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングを運転状況に応じて変更するバルブタイミング変更装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のバルブタイミング変更装置としては、カムシャフトの軸線上においてクランクシャフトと同期して回転するハウジング部材及びチェーンスプロケット(ハウジングロータ)と、カムシャフトと一体的に回転すると共にハウジングロータに対して所定の角度範囲を相対的に回転し得るベーン部材(ベーンロータ)と、ベーンロータとハウジングロータの相対的な回転を規制するべくベーンロータに設けられた回動規制手段(ロックピン)を備え、ロックピンを設けたことによるベーンロータの軸線回りの不釣り合い質量(回転時のアンバランス量)を小さくするべく、チェーンスプロケットに軽量部として開口部又は肉抜き部を設けた、内燃機関のバルブタイミング制御装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
【0003】
この装置においては、ハウジングロータの一部を形成するチェーンスプロッケットのみでアンバランス量を調整するものであるが、開口部や肉抜き部による調整では強度的又は構造的に限界があり、アンバランス量を十分に低減できない虞がある。
【0004】
また、他のバルブタイミング変更装置としては、同様に、ハウジング部材及びチェーンスプロケット(ハウジングロータ)と、ベーン部材(ベーンロータ)と、ロックピンを備え、ロックピンを設けたことによるベーンロータの軸線回りの不釣り合い質量(アンバランス量)を小さくするべく、ベーンロータにおいて、ロックピンが設けられた羽根部とそれと対称位置にある羽根部をバランスさせた、内燃機関のバルブタイミング制御装置が知られている(例えば、特許文献2等参照)。
【0005】
この装置においては、ベーンロータのみでアンバランス量を調整するものであるが、ハウジングロータにベーンロータを収容して組付けた装置全体としては、組付けや製造のバラツキにより、アンバランス量を低減するには限界がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-227307号公報
特開2002-30908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、大型化及び重量化を招くことなく、簡単な構造にて、回転時のアンバランス量を低減ないしは解消することができる、バルブタイミング変更装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のバルブタイミング変更装置は、カムシャフトにより駆動される吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングを変更するバブルタイミング変更装置であって、カムシャフトと一体的にカムシャフトの軸線回りに回転すると共にロックピンを含むベーンロータと、ベーンロータに対して軸線回りに所定の可動角度の範囲を相対的に回転可能でかつロックピンにより相対的な回転がロックされるハウジングロータとを備え、ハウジングロータは、駆動力が及ぼされる歯列を有する歯付き部材と、歯付き部材に固定されてベーンロータを収容する有底円筒状のハウジング部材を含み、ハウジング部材は、ベーンロータのアンバランス量を相対的に減じる側に、その重心が軸線から偏心して形成されている、構成となっている。
【0009】
上記バルブタイミング変更装置において、ハウジング部材は、軸線を中心とする内周面と、軸線から平行に偏倚した偏倚軸線を中心とする外周面を有する、構成を採用してもよい。
【0010】
上記バルブタイミング変更装置において、ベーンロータは、ロックピンが配置されて可動角度の範囲を移動し得るベーン部を有し、軸線及び偏倚軸線に直交する直交線は、軸線に対して可動角度と対頂角をなす領域内に位置付けられている、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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