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公開番号2024167615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083813
出願日2023-05-22
発明の名称支持部材
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 13/08 20100101AFI20241127BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】排気部品を好適に支持する。
【解決手段】支持部材は、複数のアーム部と、第1及び第2回転部と、少なくとも1つの第3回転部とを備える。第1回転部は、第1アーム部に設けられ、第1アーム部が車両の一部に対し第1回転軸を中心に回転可能な状態となるように、車両の一部に接合される。第2回転部は、第2アーム部に設けられ、第2アーム部が排気部品に対し第2回転軸を中心に回転可能な状態となるように、排気部品に接合される。第3回転部は、隣接して配置された2つのアーム部を、第3回転軸を中心に互いに回転可能な状態となるように接続する。第1~第3回転軸は、略同一方向に延びる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のエンジンからの排ガスが流下する排気部品を支持するよう構成された支持部材であって、
連なるように配置される複数のアーム部と、
前記アーム部である第1アーム部に設けられた部位であって、前記第1アーム部が、前記車両の一部に対し、予め定められた方向に延びる第1回転軸を中心に回転可能な状態となるように、前記車両の一部に接合される部位である第1回転部と、
前記アーム部である第2アーム部に設けられた部位であって、前記第2アーム部が、前記排気部品に対し、前記第1回転軸と略同一方向に延びる第2回転軸を中心に回転可能な状態となるように、前記排気部品に接合される部位である第2回転部と、
隣接して配置された2つの前記アーム部を、前記第1及び第2回転軸と略同一方向に延びる第3回転軸を中心に、互いに回転可能な状態となるように接続する少なくとも1つの第3回転部と、
を備える支持部材。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
請求項1に記載の支持部材であって、
前記排気部品とは、触媒コンバータである
支持部材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の支持部材であって、
前記支持部材は、隣接する少なくとも2つの前記アーム部が、前記第3回転部にて屈曲した状態で、前記車両に搭載される
支持部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の排気部品を支持する支持部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、板ばね部材として構成されたステーにより、触媒コンバータを支持する支持部材が知られている。特許文献1の支持部材は、ステーの第1端が触媒コンバータに接合されていると共に、ステーの第2端は、弾性部材を介して車両のボデーに接合される。そして、支持部材は、ステー及び弾性部材の弾性変形により振動を吸収しつつ、触媒コンバータを支持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7033224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の支持部材は、弾性部材により振動を吸収する構成であることから、触媒コンバータが様々な方向に揺動する可能性がある。このため、触媒コンバータが不適切な位置に変位してしまう恐れがある。
【0005】
本開示の一態様では、排気部品を好適に支持するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、車両のエンジンからの排ガスが流下する排気部品を支持するよう構成された支持部材であって、複数のアーム部と、第1回転部と、第2回転部と、少なくとも1つの第3回転部と、を備える。アーム部は、連なるように配置される。第1回転部は、アーム部である第1アーム部に設けられた部位であって、第1アーム部が、車両の一部に対し、予め定められた方向に延びる第1回転軸を中心に回転可能な状態となるように、車両の一部に接合される部位である。第2回転部は、アーム部である第2アーム部に設けられた部位であって、第2アーム部が、排気部品に対し、第1回転軸と略同一方向に延びる第2回転軸を中心に回転可能な状態となるように、排気部品に接合される部位である。第3回転部は、隣接して配置された2つのアーム部を、第1及び第2回転軸と略同一方向に延びる第3回転軸を中心に、互いに回転可能な状態となるように接続する。
【0007】
上記構成によれば、支持部材は、排気部品が第1~第3回転軸の方向に変位するのを抑制できると共に、各アーム部が回転部により回転することで、車両の振動や、排気部品における熱による変形の影響を吸収できる。したがって、排気部品を好適に支持できる。
【0008】
本開示の一態様では、排気部品とは、触媒コンバータであってもよい。
上記構成によれば、触媒コンバータを好適に支持できる。
本開示の一態様では、支持部材は、隣接する少なくとも2つのアーム部が、第3回転部にて屈曲した状態で、車両に搭載されてもよい。
【0009】
上記構成によれば、車両の一部と排気部品との間の相対位置の変化を、より柔軟に吸収できる。したがって、より好適に排気部品を支持できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の支持部材の斜視図である。
第1実施形態の第1回転部における第1回転軸を含む断面図である。
第1実施形態の第2回転部における第2回転軸を含む断面図である。
第1実施形態の第3回転部における第3回転軸を含む断面図である。
第2実施形態の支持部材の斜視図である。
第2実施形態の支持部材の斜視図である。
第2実施形態の支持部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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