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公開番号2024164952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023080702
出願日2023-05-16
発明の名称エンジンオイル交換検知装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F01M 11/10 20060101AFI20241121BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】エンジンオイルが交換されたことを検知する精度を高くすること。
【解決手段】検知装置30は、エンジンオイルの粘度を時間微分した値が、正の値から負の値に変化したこと、及び、エンジンの運転時間若しくは車両の走行距離の累積値の増加に対する粘度の増加量である粘度増加量が判定増加量未満であることの継続時間が所定時間以上であること、の何れもが成立した場合に、エンジンオイルが交換されたことを検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
エンジンオイルが交換されたことを検知するエンジンオイル交換検知装置であって、
前記エンジンオイルの粘度を時間微分した値が、正の値から負の値に変化したこと、及び、エンジンの運転時間若しくは車両の走行距離の累積値の増加に対する前記粘度の増加量である粘度増加量が判定増加量未満であることの継続時間が所定時間以上であること、の何れもが成立した場合に、前記エンジンオイルが交換されたことを検知する
エンジンオイル交換検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、エンジンオイルが交換されたことを検知するエンジンオイル交換検知装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、エンジンオイルの状態を判定する判定装置が開示されている。当該判定装置は、オイルポンプによるエンジンオイルの吐出圧、当該エンジンオイルの温度、及び、オイルポンプの吐出油量を基に、エンジンオイルの粘度を算出する。また、当該判定装置は、算出した粘度を記憶装置に記憶する。そして、当該判定装置は、記憶装置に記憶されている粘度と、今回算出した粘度との差分が規定値以上である場合に、エンジンオイルが交換されたと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－２８４７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
エンジンオイルが交換されても、その交換前後でエンジンオイルの粘度があまり変わらないことがある。上記差分が規定値以上にならない場合、実際にはエンジンオイルが交換されたにも拘わらず、上記判定装置は、エンジンオイルが交換されていないと判定してしまう。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するためのエンジンオイル交換検知装置は、エンジンオイルが交換されたことを検知する装置である。当該エンジンオイル交換検知装置は、前記エンジンオイルの粘度を時間微分した値が、正の値から負の値に変化したこと、及び、エンジンの運転時間若しくは車両の走行距離の累積値の増加に対する前記粘度の増加量である粘度増加量が判定増加量未満であることの継続時間が所定時間以上であること、の何れもが成立した場合に、前記エンジンオイルが交換されたことを検知する。
【発明の効果】
【０００６】
上記エンジンオイル交換検知装置は、エンジンオイルが交換されたことを検知する精度を高くできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、エンジンのオイルパン及びオイルポンプと、実施形態のエンジンオイル交換検知装置とを示す模式図である。
図２は、エンジンオイルの粘度の推移を示すタイミングチャートである。
図３は、図１に示したエンジンオイル交換検知装置で実行される一連の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、エンジンオイル交換検知装置を、車載エンジンで用いられるエンジンオイルが交換されたことを検知する装置に具体化した一実施形態について図１～図３に従って説明する。
【０００９】
図１には、エンジンのオイルパン１１及びオイルポンプ１３と、エンジンオイル交換検知装置３０とが図示されている。以降では、エンジンオイル交換検知装置３０を「検知装置３０」と記載する。
【００１０】
オイルポンプ１３は、電気モータ１４を動力源として作動する。図１に矢印Ｚで示すように、オイルポンプ１３は、オイルパン１１内から汲み上げたエンジンオイルを、エンジンにおける各種の潤滑必要箇所に供給する。なお、オイルポンプ１３は、エンジンのクランク軸から伝達された動力に基づいて作動するポンプであってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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