TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024171608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088706
出願日
2023-05-30
発明の名称
触媒暖機システム
出願人
スズキ株式会社
代理人
個人
主分類
F01N
3/20 20060101AFI20241205BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】触媒を早期に暖機することを目的とする。
【解決手段】本発明の触媒暖機システム10は、エンジン20に連結される排気通路41と、排気通路41に配置されるヒータ42と、排気通路41のうちヒータ42よりも下流に配置される触媒43と、排気通路41のうち触媒43よりも下流に配置され、排気通路41を遮断可能な第1のバルブ46と、排気通路41のうち、触媒43と第1のバルブ46の間の空間と、ヒータ42よりも上流の空間とを連通させるバイパス通路44と、を備える。第1のバルブ46により排気通路41を遮断することにより、ヒータ42によって暖められた気体が、触媒43を昇温させた後にバイパス通路44を通ってヒータ42の上流に流出され、排気通路41に再循環されることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンに連結される排気通路と、
前記排気通路に配置されるヒータと、
前記排気通路のうち前記ヒータよりも下流に配置される触媒と、
前記排気通路のうち前記触媒よりも下流に配置され、前記排気通路を遮断可能な第1のバルブと、
前記排気通路のうち、前記触媒と前記第1のバルブの間の空間と、前記ヒータよりも上流の空間とを連通させるバイパス通路と、を備える触媒暖機システムであって、
前記第1のバルブにより前記排気通路を遮断することにより、前記ヒータによって暖められた気体が、前記触媒を昇温させた後に前記バイパス通路を通って前記ヒータの上流に流出され、前記排気通路に再循環されることを特徴とする触媒暖機システム。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記エンジンを動作させるモータを備え、
前記モータは、前記第1のバルブにより前記排気通路を遮断している状態で燃料を噴射させないまま前記エンジンを動作させることにより前記排気通路に新気を送り込むことを特徴とする請求項1に記載の触媒暖機システム。
【請求項3】
前記バイパス通路に配置され、前記バイパス通路と前記排気通路との間の気体の流出入を制御する第2のバルブを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の触媒暖機システム。
【請求項4】
前記第2のバルブは、
前記バイパス通路の圧力と、前記排気通路であって前記ヒータの上流の圧力との相対圧に応じて、前記バイパス通路から前記排気通路への気体の流出を制御することを特徴とする請求項3に記載の触媒暖機システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒暖機システムに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジンを備えた車両は、エンジンから排出された排気ガスを浄化するための触媒(触媒コンバータ)を備えている。触媒は、排気ガスに含まれている有毒成分を酸化、還元することにより浄化する。触媒により酸化、還元を促進させるには早期に触媒を暖機して活性化温度にすることが求められる。
【0003】
特許文献1には、排気マニホールドから流出した排気をタービンよりも下流にバイパスするバイパス通路が設けられており、バイパス通路に三元触媒およびEH(Electric Heater)が配置される排気処理システムが開示されている。この排気処理システムでは、エンジンを始動させる前に、EHを作動させるとともに、燃料噴射を禁止した状態でモータリングを実行する。したがって、エンジンから排出された排気は、EHで昇温されることで三元触媒を暖機することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-28327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の排気処理システムではEHで昇温され、三元触媒を暖機した排気は、そのまま外部に排出しているために、三元触媒を暖機する効率が低下してしまい、三元触媒を早期に暖機することができないという問題があった。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、触媒を早期に暖機することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、エンジンに連結される排気通路と、前記排気通路に配置されるヒータと、前記排気通路のうち前記ヒータよりも下流に配置される触媒と、前記排気通路のうち前記触媒よりも下流に配置され、前記排気通路を遮断可能な第1のバルブと、前記排気通路のうち、前記触媒と前記第1のバルブの間の空間と、前記ヒータよりも上流の空間とを連通させるバイパス通路と、を備える触媒暖機システムであって、前記第1のバルブにより前記排気通路を遮断することにより、前記ヒータによって暖められた気体が、前記触媒を昇温させた後に前記バイパス通路を通って前記ヒータの上流に流出され、前記排気通路に再循環されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、触媒を早期に暖機することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例の触媒暖機システムの構成の一例を示す図である。
第1実施例の触媒暖機システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
第1実施例の触媒暖機システムの動作の一例を説明するための図である。
第1実施例の触媒暖機システムの動作の一例を説明するための図である。
第2実施例の触媒暖機システムの構成の一例を示す図である。
第2実施例の触媒暖機システムによる処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る実施形態は、エンジン20に連結される排気通路41と、排気通路41に配置されるヒータ42と、排気通路41のうちヒータ42よりも下流に配置される触媒43と、排気通路41のうち触媒43よりも下流に配置され、排気通路41を遮断可能な第1のバルブ46と、排気通路41のうち、触媒43と第1のバルブ46の間の空間と、ヒータ42よりも上流の空間とを連通させるバイパス通路44と、を備える触媒暖機システム10である。触媒暖機システム10では、第1のバルブ46により排気通路41を遮断することにより、ヒータ42によって暖められた気体が、触媒43を昇温させた後にバイパス通路44を通ってヒータ42の上流に流出され、排気通路41に再循環される。一度、触媒43を昇温させた気体は、排気通路41に再循環されることから、再びヒータ42によって暖められ、触媒43を昇温するために再利用されることから、触媒43を早期に暖機することができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
(第1実施例)
図1は、第1実施例に係る触媒暖機システム10を備えた車両の概略構成を示す図である。なお、図1は、説明の便宜上、本実施例を説明するために簡略化したものであり、車両が通常備える構成については図示されていなくても備えているものとする。
実施例に係る車両は、触媒暖機システム10を備える。触媒暖機システム10は、早期に触媒を暖機することにより、エンジンの始動直後から排気ガスを浄化できるシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
スズキ株式会社
ダンパ装置
15日前
スズキ株式会社
車両後部構造
22日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
9日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
15日前
スズキ株式会社
車両の制御装置
9日前
スズキ株式会社
触媒暖機システム
2日前
スズキ株式会社
船舶運転制御装置
3日前
スズキ株式会社
車両用空調制御装置
2日前
スズキ株式会社
車両用衝突検知装置
3日前
スズキ株式会社
回転電機の冷却構造
15日前
スズキ株式会社
車載カメラ設置構造
2日前
スズキ株式会社
エンジン制御システム
16日前
スズキ株式会社
船舶推進制御システム
2日前
スズキ株式会社
車両用アンダーカバー
2日前
スズキ株式会社
ブレーキ負圧制御装置
9日前
スズキ株式会社
車両用コンプレッサ制御方法
8日前
スズキ株式会社
内燃機関用ピストンの製造方法
9日前
スズキ株式会社
車両バックドア開口部補強構造
2日前
スズキ株式会社
内燃機関の気体燃料供給システム
16日前
スズキ株式会社
内燃機関用ピストン及びその製造方法
9日前
スズキ株式会社
蓄電池の仕分けシステム、蓄電池の仕分け端末機、蓄電池の仕分け方法
10日前
株式会社三五
電気加熱式触媒装置
1か月前
スズキ株式会社
触媒暖機システム
2日前
日産自動車株式会社
カバー部材
16日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気浄化装置
1か月前
株式会社ミクニ
バルブタイミング変更装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
ラッシュアジャスタ
16日前
株式会社デンソー
電子制御装置
1か月前
フタバ産業株式会社
支持部材
10日前
トヨタ自動車株式会社
オイルタンク
16日前
日野自動車株式会社
尿素水供給装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式の触媒装置
9日前
マレリ株式会社
排気熱回収器
16日前
三菱重工業株式会社
酸化触媒システム
1か月前
個人
多目的スイングとツイスト3連ピストンエンジン
26日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気処理装置
2日前
続きを見る
他の特許を見る