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公開番号2024176666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095396
出願日2023-06-09
発明の名称過給機のオイル戻し構造
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類F01M 11/12 20060101AFI20241212BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】過給機から排出されるオイルをオイルレベルゲージ挿入孔に戻す際に、オイルがオイルレベルゲージに付着することを防止でき、オイルレベルの点検作業の作業性を向上できる過給機のオイル戻し構造を提供すること。
【解決手段】過給機のオイル戻し構造は、エンジン本体に設けられ、オイルパン5に貯留されるオイル量を検出するオイルレベルゲージ7が挿入されるとともに、オイルパン5に連通するオイルレベルゲージ挿入孔8と、過給機とオイルレベルゲージ挿入孔8とを連絡し、過給機6を潤滑して過給機6から排出されるオイルをオイルレベルゲージ7に戻すオイル戻し配管10とを有する。オイル戻し配管10は、オイルレベルゲージ挿入孔8にオイルを排出する排出部13を有し、オイルレベルゲージ7は、排出部13からオイルレベルゲージ挿入孔8に排出されるオイルが接触しない位置に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
エンジン本体に設けられ、オイルパンに貯留されるオイル量を検出するオイルレベルゲージが挿入されるとともに、前記オイルパンに連通するオイルレベルゲージ挿入孔と、
過給機と前記オイルレベルゲージ挿入孔とを連絡し、前記過給機を潤滑して前記過給機から排出されるオイルを、前記オイルレベルゲージ挿入孔を通して前記オイルパンに戻すオイル戻し配管とを有する過給機のオイル戻し構造であって、
前記オイル戻し配管は、前記オイルレベルゲージ挿入孔にオイルを排出する排出部を有し、
前記オイルレベルゲージは、前記排出部から前記オイルレベルゲージ挿入孔に排出されるオイルが接触しない位置に配置されていることを特徴とする過給機のオイル戻し構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記オイルレベルゲージ挿入孔は、
前記エンジン本体の気筒列方向で前記オイルレベルゲージ挿入孔の中心部に対して一方側に位置する第1の内壁部と、
前記気筒列方向で前記オイルレベルゲージ挿入孔の中心部に対して前記第1の内壁部と反対の他方側に位置する第2の内壁部と、
前記オイルレベルゲージ挿入孔の中心部に対して前記気筒列方向と交差する一方側に位置する第3の内壁部と、
前記気筒列方向と交差する方向で前記オイルレベルゲージ挿入孔の中心部に対して前記第3の内壁部と反対の他方側に位置する第4の内壁部とを有し、
前記オイルレベルゲージは、前記オイルレベルゲージ挿入孔の中心部に対して前記第1の内壁部側で、かつ前記オイルレベルゲージ挿入孔の中心部に対して第4の内壁部側に位置しており、
前記排出部は、前記オイルレベルゲージ挿入孔の中心部に対して前記第1の内壁部側で、かつ前記オイルレベルゲージに対して前記第3の内壁部側に位置しており、
前記排出部は、前記第3の内壁部に向かってオイルを排出することを特徴とする請求項1に記載の過給機のオイル戻し構造。
【請求項3】
前記エンジン本体は、前記オイルレベルゲージ挿入孔に連通する孔部を有し、
前記オイル戻し配管は、前記孔部に嵌合される配管部を有し、
前記排出部は、前記孔部の内壁と、前記配管部の先端との間に形成される隙間によって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の過給機のオイル戻し構造。
【請求項4】
前記孔部は、オイルの流れる方向で下流側が上流側に対して前記気筒列方向で前記オイルレベルゲージ挿入孔の近くに位置するように、その延びる方向の中心軸が前記気筒列方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の過給機のオイル戻し構造。
【請求項5】
前記配管部は、前記オイルレベルゲージ挿入孔側に位置する孔側部と、前記孔側部に対して前記気筒列方向で前記オイルレベルゲージ挿入孔と反対側に位置する反孔側部とを有し、
前記配管部の先端は、前記孔側部の先端が前記反孔側部の先端よりも前記孔部の奥側に延びるように前記気筒列方向に対して斜めに切断されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の過給機のオイル戻し構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、過給機のオイル戻し構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関としてのエンジンにおいて、過給機を潤滑して過給機から排出したオイルをオイルパンに戻す過給機の潤滑油戻し装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載される過給機の潤滑油戻し装置は、オイルレベルゲージが挿入されるオイルレベルゲージガイドがエンジンに植設されており、オイルレベルゲージガイドに過給機からの潤滑油戻し管を接続し、過給機からオイルレベルゲージガイドにオイルを戻している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-65325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の過給機の潤滑油戻し装置にあっては、過給機から排出されるオイルがオイルレベルゲージに付着するおそれがあり、オイルレベルの点検時にオイルレベルゲージに付着したオイルを拭き取る必要があった。この結果、オイルレベルの点検作業の作業性が悪化するおそれがある。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、過給機から排出されるオイルをオイルレベルゲージ挿入孔に戻す際に、オイルがオイルレベルゲージに付着することを防止でき、オイルレベルの点検作業の作業性を向上できる過給機のオイル戻し構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、エンジン本体に設けられ、オイルパンに貯留されるオイル量を検出するオイルレベルゲージが挿入されるとともに、前記オイルパンに連通するオイルレベルゲージ挿入孔と、過給機と前記オイルレベルゲージ挿入孔とを連絡し、前記過給機を潤滑して前記過給機から排出されるオイルを、前記オイルレベルゲージ挿入孔を通して前記オイルパンに戻すオイル戻し配管とを有する過給機のオイル戻し構造であって、前記オイル戻し配管は、前記オイルレベルゲージ挿入孔にオイルを排出する排出部を有し、前記オイルレベルゲージは、前記排出部から前記オイルレベルゲージ挿入孔に排出されるオイルが接触しない位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このように上記の本発明によれば、過給機から排出されるオイルをオイルレベルゲージ挿入孔に戻す際に、オイルがオイルレベルゲージに付着することを防止でき、オイルレベルの点検作業の作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施例に係る過給機のオイル戻し構造を備えたエンジンの正面図である。
図2は、図1のII-II方向矢視断面図である。
図3は、図2のIII-III方向矢視断面図である。
図4は、図2のIV-IV方向矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る過給機のオイル戻し構造は、エンジン本体に設けられ、オイルパンに貯留されるオイル量を検出するオイルレベルゲージが挿入されるとともに、オイルパンに連通するオイルレベルゲージ挿入孔と、過給機とオイルレベルゲージ挿入孔とを連絡し、過給機を潤滑して過給機から排出されるオイルを、オイルレベルゲージ挿入孔を通してオイルパンに戻すオイル戻し配管とを有する過給機のオイル戻し構造であって、オイル戻し配管は、オイルレベルゲージ挿入孔にオイルを排出する排出部を有し、オイルレベルゲージは、排出部からオイルレベルゲージ挿入孔に排出されるオイルが接触しない位置に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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