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公開番号2025001846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101558
出願日2023-06-21
発明の名称作業車両
出願人スズキ株式会社,ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類A01M 21/02 20060101AFI20241226BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】凹凸のある土壌に対して押圧部を追従可能とし、雑草の生育を良好に阻害する。
【解決手段】
作業車両1は、車体11と、車体を走行可能に支持する車輪212a、212bと、車体に搭載され、車輪を回転駆動する駆動装置311a、311bと、車体に装着された雑草処理装置41と、を備える。雑草処理装置41は、車両の車幅方向Dwに並べて配置された複数の押圧部(押圧ローラ411)と、車体に対し、複数の押圧部を土壌に沿って移動可能にかつ車両の走行時に雑草を土壌に押付可能に支持する支持機構41と、を備え、支持機構41は、複数の押圧部を、車体に対して上下方向に互いに独立に変位可能に支持する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体を走行可能に支持する車輪と、
前記車体に搭載され、前記車輪を回転駆動する駆動装置と、
前記車体に装着された雑草処理装置と、を備え、
前記雑草処理装置は、
車両の車幅方向に並べて配置された複数の押圧部と、
前記車体に対し、前記複数の押圧部を前記土壌に沿って移動可能にかつ車両の走行時に雑草を土壌に押付可能に支持する支持機構と、を備え、
前記支持機構は、前記複数の押圧部を、前記車体に対して上下方向に互いに独立に変位可能に支持する、作業車両。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記支持機構は、
前記車体に対する前記複数の押圧部の位置を、車両の前後方向および車幅方向に確定する固定支持部と、
前記車体に対する前記複数の押圧部の前記上下方向の変位を許容する可動支持部と、を備える、請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記複数の押圧部は、複数の押圧ローラを備え、
前記支持機構は、前記複数の押圧ローラを回転可能に支持する、請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記複数の押圧ローラは、互いに等しい重量を有し、
前記支持機構は、前記複数の押圧ローラの間で、互いに等しい圧力をもって雑草を土壌に押付可能である、請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
前記可動支持部は、前記複数の押圧ローラを介して前記土壌に付与される圧力を、前記押圧ローラごとに個別に調整可能である、請求項3に記載の作業車両。
【請求項6】
前記複数の押圧ローラは、自在輪により夫々構成され、上下方向に延びる軸を中心に互いに独立に回動可能である、請求項3に記載の作業車両。
【請求項7】
前記車輪は、前輪と、後輪と、を備え、
前記駆動装置は、前記前輪および前記後輪のうち、前記後輪にのみ動力を伝達可能に構成され、
前記複数の押圧ローラは、前記後輪に対し、車両の前後方向の後方に配置されている、請求項3に記載の作業車両。
【請求項8】
前記可動支持部は、
上下方向に延び、一端部において前記複数の押圧ローラを夫々回転可能に軸支する複数の可動部材と、
前記複数の可動部材を夫々上下方向に移動可能に案内する複数の案内部材と、を備え、
前記固定支持部は、前記複数の案内部材のそれぞれを前記車体に固定する、請求項3から7のいずれか一項に記載の作業車両。
【請求項9】
前記固定支持部は、
一端部において前記車体の後端部に結合し、前記一端部から上方に延びる第1支持部材と、
一端部において前記第1支持部材の上下に離れた複数の部位に結合し、前記各部位から後方に延びて、前記複数の案内部材のそれぞれに結合する第2支持部材と、を備える、請求項8に記載の作業車両。
【請求項10】
前記固定支持部は、
前記車幅方向に延び、前記第1支持部材の上端部に結合する第3支持部材と、
一端部において前記第3支持部材の各端部に夫々結合し、他端部において前記車体に夫々結合する一対の第4支持部材と、を備える、請求項9に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場等において雑草の処理に用いられる作業車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
雑草の処理に用いられる従来の作業車両は、円筒状のローラを備え、土壌のうえでこのローラを引き摺ることにより、雑草を土壌に押し付け、その生育を阻害するものが一般的である。
【0003】
特許文献1には、機体の左右夫々に走行用の車輪を備えるとともに、機体の下方に配置され、機体の前端部と後端部との間に回転軸が配置された円筒状のローラを備える作業車両が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-077241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような構造では、ローラが土壌の凹凸に追従することができず、ローラが届かない箇所で雑草を土壌に押し付けることができないため、雑草の生育を充分に阻害することが困難となる場合がある。圃場を始め、土壌の凹凸が激しい土地では、ローラが浮き上がる場面が多く、この問題が顕著となる。
【0006】
このような実情に鑑み、本発明は、凹凸のある土壌に対して押圧部を追従可能とし、雑草の生育を良好に阻害することのできる作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するため、本発明の一形態に係る作業車両は、車体と、前記車体を走行可能に支持する車輪と、前記車体に搭載され、前記車輪を回転駆動する駆動装置と、前記車体に装着された雑草処理装置と、を備え、前記雑草処理装置は、車両の車幅方向に並べて配置された複数の押圧部と、前記車体に対し、前記複数の押圧部を前記土壌に沿って移動可能にかつ車両の走行時に雑草を土壌に押付可能に支持する支持機構と、を備え、前記支持機構は、前記複数の押圧部を、前記車体に対して上下方向に互いに独立に変位可能に支持する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一形態によれば、雑草処理装置に設けられた複数の押圧部により雑草を土壌に押し付け、その生育を阻害することにより、雑草を処理することが可能である。さらに、凹凸のある土壌に対して複数の押圧部を夫々独立に追従させ、雑草の生育を良好に阻害することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る作業車両の側面図である。
同上作業車両の背面図である。
同上作業車両の平面図である。
同上作業車両の動作説明図である。
同上作業車両の旋回半径を示す説明図である。
同上作業車両に備わる支持機構(可動支持部)の構成図である。
本発明の他の実施形態に係る作業車両の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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