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公開番号2025008793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111289
出願日2023-07-06
発明の名称車両後部構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60R 19/18 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】車両後方視において、サイドメンバとリフレクタとが重なって配置される車両において、車両後方からの衝撃荷重を効果的に吸収する。
【解決手段】車両後部構造は、前後方向に延びる第1クラッシュカン30と、第1クラッシュカン30の後方側で内側に配置され、前後方向に延びる第2クラッシュカン40と、後方から見たとき、一部が第1クラッシュカン30に重なるように配置されるリフレクタ25と、クラッシュカン30,40の間に配置されるビーム51,52と、を有し、第2クラッシュカン40の後端は、リフレクタ25よりも後方側に配置され、リフレクタ25とビーム51,52とは、互いに間隔を空けて配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両後部における車幅方向両側に配置され、車両前後方向に延びているサイドメンバと、
前記サイドメンバの車両後方側に配置され、車幅方向の延びるリアバンパと、
前記リアバンパの前方側に間隔を空けて配置され、車両後方を臨む壁面を有しているパネルと、
前記サイドメンバの車両後方側に配置され、前記パネルから後方に延びている第1クラッシュカンと、
前記リアバンパに取り付けられ、車両後方から見たとき、一部が前記第1クラッシュカンに重なるように配置されるリフレクタと、を有している、車両後部構造において、
前記第1クラッシュカンの車両後方側で車幅方向内側に配置され、車両前後方向に延びる第2クラッシュカンと、
車両前後方向で前記第1クラッシュカンと前記第2クラッシュカンとの間に配置され、車幅方向に延びるビームと、をさらに有し、
前記第2クラッシュカンの後端は、前記リフレクタよりも車両後方側に配置され、
車両前後方向で、前記リフレクタと前記ビームとは、互いに間隔を空けて配置されていることを特徴とする、車両後部構造。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
車両前後方向で、前記ビームと前記第2クラッシュカンとの間には、車幅方向に延びるリンフォースメントが配置され、
前記リンフォースメントは、車両後方視で、前記第1クラッシュカンに重なっていることを特徴とする、請求項1に記載の車両後部構造。
【請求項3】
前記リアバンパの後面には、車両後方の突出する凸部が設けられ、
前記リアバンパには、車両上方に向かうに従い車両前方に傾斜しているライセンスプレートが、前記凸部を車両後方側から押えつけた状態で、取り付けられており、
車両上下方向で、前記凸部は、前記第2クラッシュカンの上端と下端との間に配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両後部構造。
【請求項4】
前記ビームは、上側ビームと、前記上側ビームの車両下方側に間隔を空けて配置される下側ビームと、を含み、前記リンフォースメントは、前記上側ビームと、前記下側ビームとに接合される板状であり、
前記第2クラッシュカンの上端及び下端の一方は、前記上側ビーム及び前記下側ビームの一方に、車両後方視で重なって配置され、
前記第2クラッシュカンの上端及び下端の他方は、車両上下方向で、前記上側ビームと前記下側ビームとの間に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の車両後部構造。
【請求項5】
前記ビームは、円形断面を有する上側ビームと、前記上側ビームの車両下方側に間隔を空けて配置され、円形断面を有する下側ビームと、を含み、前記リンフォースメントは、前記上側ビームと、前記下側ビームとに接合される板状であり、
前記第2クラッシュカンの上端及び下端の一方が、前記上側ビームの前記円形断面の中心よりも車両上方または前記下側ビームの前記円形断面の中心よりも車両下方に配置されるとき、前記第2クラッシュカンの上端及び下端の他方は、車両上下方向で、前記上側ビームの前記円形断面の中心と、前記下側ビームの前記円形断面の中心との間に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両後部構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
通常、車両後部における車幅方向外側には、リフレクタが設けられている。リフレクタは、車幅方向及び車両上下方向において、所定位置に配置されている。リフレクタが配置可能な位置は、法規等により定められるため、車両を設計する上で、リフレクタの配置には制約がある。
【0003】
車両後部には、車幅方向に延びるリアバンパが配置されている。リアバンパは、サイドメンバの車両後方側に配置され、例えば樹脂材料により形成されている部材である。サイドメンバは、車両後部における車幅方向外側部に、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されており、車両前後方向に延びている。また、リアバンパの前方側には、通常、衝撃エネルギを吸収するためのクラッシュカンが配置されている。リフレクタは、リアバンパに取り付けられており、車両後方から見たとき、リフレクタの一部は、例えばクラッシュカンに重なるように配置される場合がある。
【0004】
例えば、SUVタイプの比較的車高が高い車両において、サイドメンバ及びリフレクタの位置関係が、車両上下方向にずれて配置されることが多い。例えば、特許文献1に開示されている車両では、車両上下方向で、リフレクタは、サイドメンバよりも下方側に配置されている。これにより、クラッシュカンをサイドメンバの後方側に配置することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-110708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、車両設計において、上記例の構造に対して、サイドメンバを車両下方側に配置する必要がある場合がある。この場合、上記したように、リフレクタの位置は、法規等により制約があるため、車両後方視において、リフレクタが、サイドメンバに重なる可能性がある。リフレクタとサイドメンバとが重なると、クラッシュカンを配置するスペースの確保が困難になり、クラッシュカンの車両前後方向の長さを短縮せざるを得ない可能性がある。
【0007】
車両前後方向の長さが短いクラッシュカンは、低速衝突時の衝撃エネルギを吸収性能が低下する可能性がある。一方、近年、電動車両の導入に伴い、車両を走行させるためのバッテリパックを、リアフロアパネルの上方側または下方側に配置するよう設計される可能性がある。クラッシュカンの車両前後方向長さの短縮は、バッテリパックの破損の可能性を低下させる上でも、好ましくない。そのため、車両後方視でサイドメンバ及びリフレクタが重なる車両において、クラッシュカンのエネルギ吸収性能を確保しようとする場合、上記例の構造では、改善の余地があった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両後方視において、サイドメンバとリフレクタとが重なって配置される車両において、車両後方からの衝撃荷重を効果的に吸収することが可能な車両後部構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る車両後部構造は、車両後部における車幅方向両側に配置され、車両前後方向に延びているサイドメンバと、前記サイドメンバの車両後方側に配置され、車幅方向の延びるリアバンパと、前記リアバンパの前方側に間隔を空けて配置され、車両後方を臨む壁面を有しているパネルと、前記サイドメンバの車両後方側に配置され、前記パネルから後方に延びている第1クラッシュカンと、前記リアバンパにとり付けられ、車両後方から見たとき、一部が前記第1クラッシュカンに重なるように配置されるリフレクタと、を有している。当該車両後部構造において、前記第1クラッシュカンの車両後方側で車幅方向内側に配置され、車両前後方向に延びる第2クラッシュカンと、車両前後方向で前記第1クラッシュカンと前記第2クラッシュカンとの間に配置され、車幅方向に延びるビームと、をさらに有し、前記第2クラッシュカンの後端は、前記リフレクタよりも車両後方側に配置され、車両前後方向で、前記リフレクタと前記ビームとは、互いに間隔を空けて配置されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車両後方視において、サイドメンバとリフレクタとが重なって配置される車両において、車両後方からの衝撃荷重を効果的に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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